鈴木某

何かとやりたがる割に何も身についていない私です。 今は思うことを書けるだけ書いて行こうと思っている私です。 行き当たりばったりを自分で楽しめればと思っている私です。 人間万事塞翁が馬、なるようになると思っている私です。

鈴木某

何かとやりたがる割に何も身についていない私です。 今は思うことを書けるだけ書いて行こうと思っている私です。 行き当たりばったりを自分で楽しめればと思っている私です。 人間万事塞翁が馬、なるようになると思っている私です。

最近の記事

荀子 巻第二十堯問篇第三十二 7 #3

前回まで。荀子は孔子に及ばないという人に対しての反論、時代の巡り合わせが悪かったために、荀子は愚人のふりをして世間には知られず正しい評価がされていないのだ、というところまで読みました。 続きです。 方術→②学芸技術。道術。 綱紀→国家を治める大法と細則。また、一般に規律。 剖→さく。切りさく。切りわける。 匡→古代中国の地名。 拘→とらえる。とどめる。つかまえてとどめておく。 接輿→春秋楚の隠者。孔子と同時代で、狂人のふりをして、隠棲したといわれる。高士伝には、姓は陸、名は

    • 荀子 巻第二十堯問篇第三十二 7 #2

      前回は、「荀子は孔子に及ばない」という人に対して反論し、荀子の若い頃には賢主がおらず晩年は秦という乱暴な国が台頭して、世の中は真っ暗な状態となり、君主の耳目は覆われて賢者を見分けられず、賢者も悪臣に阻まれて君主に近寄ることもできなかったという所まで読みました。 続きです。 然→しかり。そのとおり。肯定や同意をあらわす語。 懐→いだく。心にいだく。思いをいだく。 佯狂→狂人のふりをすること。 色→おもむき。面白み。ようす。 蒙→こうむる。身にうける。かぶる。 視→④しめす。お

      • 荀子 巻第二十堯問篇第三十二 7 #1

        説→ある物事に対する主義、主張。 孫卿→中国の戦国時代末の思想家・荀子(荀況)のこと。氏が荀または孫、諱が況、字が卿。 迫→追い詰める。おしつける。強制する。 鰌→ふむ。しのぐ。⇒遒。遒→せまる。さしせまる。近づく。 上→かみ。時間・順序・物事の流れなどの前の方。 下→した。しも。時間・順序・物事の流れの後の方。 絀→しりぞける。罷免する。官位を下げる。 約→苦しむ。苦しみ。困窮。 冥冥→①暗い形容。 全→まったし。きずや欠点がない。 刺→そしる。なじる。責める。 傾→危うく

        • 荀子 巻第二十堯問篇第三十二 5~6

          下→🈔①くだる。さがる。おりる。(エ)へりくだる。 抇→ほる。穴をほる。 甘泉→うまい水がわき出る泉。 樹→うえる。木をうえる。 五穀→中国,日本,朝鮮などで常食する主要な穀物5種を総称する言葉。また穀物の総称。 蕃→しげる。草木が生い茂る。草がはびこる。ふえる。 殖→ふえる。ふやす。動植物がふえる。そだつ。また、財産などがふえる。 育→そだてる。はぐくむ。みちびく。やしなう。しつける。 悳→人の身にそなわった品性。特に道徳的にすぐれた人格や行い。また、それを有する人。 拙訳

          荀子 巻第二十堯問篇第三十二 4

          語→ことば。文句。成句。ことわざ。物語。 繒→⑥昔の国名。 封人→ 国境を守る役人。また、くにざかいに住む人。 相→🈔⑨宰相。大臣。君主を補佐して政治を行う執務官。 相国→宰相。もと秦代の官で、丞相の上に位したが、後、丞相をも称した。 孫叔敖→中国春秋時代の楚の公族、令尹。姓は羋、氏は蔿、諱は敖、または艾猟、字は孫叔。蔿賈の子。 癒→🈪②まさる。すぐれる。⇒愈。 卑→②ひくい。(イ)態度がへりくだる。 博→ひろい。広く通じる。広く行きわたる。 滋→いよいよ。ますます。 拙訳で

          荀子 巻第二十堯問篇第三十二 4

          荀子 巻第二十堯問篇第三十二 3 #3

          前回まで、周公旦は魯国に赴任する息子・伯禽の側近に伯禽の良いところを教えてもらいましたが、納得できるものではなかったため、自分は礼物を捧げて十人の人と会い、対等の立場で三十人と会い、慎んだ態度で百人以上と会い、思いをすべて述べてもらった人に千人以上に会い、やっと三人の賢人を得て天下を安定させたと言い、上級の士も大切だが一般の士をより大切にし厚く慈しみの態度を示すのだと説明しました。 続きです。 越踰→とびこえる。順序をとびこす。一説に、一日を過ごす意という。 見→②みる。(

          荀子 巻第二十堯問篇第三十二 3 #3

          荀子 巻第二十堯問篇第三十二 3 #2

          前回は、周公旦が魯国の君主となる息子・伯禽の赴任直前に、伯禽の側近に美徳を問い、側近は、①寛大で、②好んで自ら行動し、③慎重であることを挙げました。それを聞いた周公旦は、人の悪い点が美点となっていると嘆き、それぞれの理由を説明しました。 続きです。 贄→にえ。手土産。礼物。 執→とる。手にとる。手に持つ。 還→かえす。元へ戻る。 贄・還→(注より)「贄」ははじめて面会をねがう際に相手に贈る礼物で、身分に応じたきまりがある。ただ、尊敬する者に対しては君主でも贄を執り、また相手

          荀子 巻第二十堯問篇第三十二 3 #2

          荀子 巻第二十堯問篇第三十二 3 #1

          伯禽→中国,周の諸侯の一人。周公旦の長男。魯国の創始者。 帰→④おもむく。ゆく。 傅→もり。もり役。そばに付き添う。 盍→「なんぞ~ざる」と読み、「どうして~しないのか」の意を表す。 子→①こ。(ア)むすこ。また、むすめ。 志→しる。 帰→物事が最終的に落ち着く。おさまる。 辨→見分ける。違いをあきらかにする。 拙訳です。 『周公旦の長男である伯禽が、今にも魯国の地に赴こうとしたときに、周公旦は伯禽のつきそいの者に、「君は今にも出発しようとしているが、どうして息子の美徳とする

          荀子 巻第二十堯問篇第三十二 3 #1

          荀子 巻第二十堯問篇第三十二 2

          謀→はかる。計画をねる。相談する。くわだてる。 当→🈔②あたる。(ア)よろしきにかなう。(イ)ただしい。誤らぬ。 逮→およぶ。とどく。追いつく。 朝→天子が政治を行う場所。 喜色→うれしそうな顔つき。よろこんでいるようす。 呉起→戦国時代の孫子と並ぶ兵家の思想家。各国に仕えた後、楚の宰相となる。 嘗→かつて。過去。以前。 左右→③そば近く仕える者。側近。 聞→きかせる。申し上げる。知らせる。 如何→文末に用いて、状態などについての疑問を表す。どんなであろうか。 憂色→心を痛め

          荀子 巻第二十堯問篇第三十二 2

          荀子 巻第二十堯問篇第三十二 1

          天下→①天が覆っている全世界。②一国全体。国じゅう。また、国家。 致→いたす。送り届ける。いたらせる。招きよせる。来させる。つくす。 奈何→文末に用いて、状態などについての疑問を表す。どんなであろうか。 一→④道。他にたぐいのない根本の道。⑥善。⑦まこと(誠)。 執→とる。しっかりと守る。しっかりと保つ。 失→あやまち。まちがい。失敗。 微→かすか。わずか。小さい。細かい。 忠信→忠と信。まごころをこめ、うそいつわりのないこと。 勌→あきる。うむ。つかれる。おこたる。=倦 忠

          荀子 巻第二十堯問篇第三十二 1

          荀子 巻第二十哀公篇第三十一 7 #2

          前回は、定公に問われた顔淵が、「東野畢は馭は上手いが馬に逃げられるでしょう。」と答え、数日後に本当に東野畢が馬に逃げられるということが起こり、定公は急いで顔淵を召して、「なぜ東野畢が馬に逃げられると分かったのか。」と質問するところまで読みました。 続きです。 窮→きわまる。行き詰まる。苦しむ。 御→⑦もちいる。すすめ用いる。 歩驟→歩くことと走ること。転じて、物事の緩急。 馳騁→① 馬を走らせること。 朝礼→②馬を調教するときの礼法。朝は、調習の意。 畢→完全に。ことごとく

          荀子 巻第二十哀公篇第三十一 7 #2

          荀子 巻第二十哀公篇第三十一 7 #1

          失→にげる。 謂→言う。語る。述べる。告げる。 固より→言うまでもなく。もちろん。 讒→そしる。悪口をいう。中傷する。傷つける。告げ口する。 校→⑩つかさ。官。⑫軍士。将帥。 驂→そえうま。四頭立ての馬車の外側の二頭の馬。 列→①わける。列は分解也。⑪さける。⇒裂。 服→④車をひく馬。四頭だての馬車で、中にはさまる二頭の馬の称。 趨→速い。急いで。速やかに。 駕→牛や馬に車をつける。 召→めす。呼び寄せる。呼び出す。 拙訳です。 『定公が顔淵に質問した、「あなたもまた東野子が

          荀子 巻第二十哀公篇第三十一 7 #1

          荀子 巻第二十哀公篇第三十一 6

          健→たけし。つよい。力が強い。たけている。能力がある。 拑→①はさむ。はさみつけて自由をえさせない。 啍→🈔②いつわる。⇛諄。諄→⑤ほしいまま。いつわり。 誕→いつわる。あざむく。だます。 拙訳です。 『魯国の哀公が、孔子に質問した、「人を採用することについて教えてくれないか。」と。孔子が答えて言った。「力が強いものを採用してはいけません。はさみつけて自由を得させない者を採用してはいけません。口からでまかせを言う者を採用してはいけません。力が強い者は貪欲であり、押さえつけ自由

          荀子 巻第二十哀公篇第三十一 6

          荀子 巻第二十哀公篇第三十一 5

          紳→大帯。高位の人が礼装に用いた太い帯。 委→⑧周代の冠の名。委貌。 章甫→殷の儀礼の冠。 蹴然→恐れつつしむさま。恐れて安んじないさま。 胡→なんぞ。なに。疑問を表す。 然→①しかり。(ウ)そうである。・・・のようである。 資衰→(注より)楊注は、「資」は「斉」と同じという。斉衰は一年の喪に着る喪服。 苴杖→喪中に用いる黒色の竹の杖。 然らしめる→そのような結果にさせる。そうさせる。 黼衣→黒と白の糸で斧の模様をぬいとりした礼服。 黻→弓の字を二つ背なか合わせにした形の古代

          荀子 巻第二十哀公篇第三十一 5

          荀子 巻第二十哀公篇第三十一 4 #2

          前回は、哀公が、自分は深宮で生まれ育ったため、哀しむ・憂う・苦労する・恐れる・危ないという気持ちが分からないと言い、その説明を孔子に求め、孔子が、哀しい気持ちを推し量る事例を挙げました。 続きです。 昧爽→夜明け。早朝。未明。 平明→②夜明け。明け方。 一物→①一つの品物。また、ほんの少しのもの。 昃→かたむく。日が西にかたむく。 応→④したがう。⑤かなう。適合する。あてはまる。 諸侯の~末庭に在る→(注より)楊注によると、本国から逃れ亡命してきて魯に仕えている者だという。

          荀子 巻第二十哀公篇第三十一 4 #2

          荀子 巻第二十哀公篇第三十一 4 #1

          深宮→奥深い宮殿。 未だ嘗て→(あとに打消しの語を伴って)今までに一度も。 知→①しる。(ウ)さとる。わきまえる。理解する。 懼→おそれる。おそれてびくびくする。 吾子→二人称の人代名詞。親しみをこめて同僚を呼ぶ語。あなた。きみ。 胙階→(注より)堂の東の階段。儀礼に際して主人が登る。廟門を入って右に進むのはこの階段の方にゆくためである。 榱棟→たるきとむなぎ。たるき→屋根を支えるため、棟から軒先に渡す長い木材。はえき。たりき。むなぎ→棟に渡す横木。屋根の最上部に、桁行方向に

          荀子 巻第二十哀公篇第三十一 4 #1