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エンバーミングと出棺
「遺産相続 もう!たくさん!」第16回
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◆自らの葬儀を決めていた…母
生きることに真摯に向き合った母. 最後の方は痩せこけ…昔からの女友だちに会う事は、嫌がっていました。
「みんなとは良い時間、もうたくさん過ごしたから」
唯一同世代の女性で会ったのは、妹が嫁ぐ先の、お母様…
「娘のことを…どうぞ…よろしくお願いします!」
涙ながらに…懇願したようです。
また、母は自分が死んだ後の段取りも、つけていました。無駄が嫌いな母は、実質を伴った 小さな規模の葬儀社を。
でも、父は、場所も 規模も 大きくする為、プランを全て変更.
それは 母への最期の労い だったと思います。
◆エンバーミングと見送りの曲
葬儀社の方から、お顔を 生前の元気な面影に戻す「エンバーミング」を、教えていただいたのです。
当時、20万程 掛かりましたが、迷わずお願いしました。
葬儀の時、たくさんの知り合い、母の友人からも、「全然変わらないのに!」と惜しまれていました。趣味のフラダンス衣装を着た 棺の中の母…
祭壇のみならず、花 いっぱいに囲まれ…安らかな顔をしていました。
出棺の曲は、母たっての希望だった、フラダンス曲. 私の友人からも、印象に残る母らしいお葬式だった、と言われました。
父の喪主挨拶も、母を想った言葉で埋め尽くされ…
「参列者から、心配されないよう、立派に振る舞って!」という母の遺言、守れたと思います。
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~編集後記⑥~
「あの人もう危ないから…お見舞い行っとかなきゃって 何?」それって誰の為? 本人が会いたい、家族が会ってほしいは、別だけど。相当悪くなってから、慌てていく関係って、不思議よね…よく母は言ってました。
大事な人とは、普段から交流する努力を「お互い」しているもの。
母は死ぬ直前とはいえ「会いたくない」という人が、数人いました。
そういうところ、彼女らしい (苦笑)
その人たちに共通する点を、勝手に考察すると・・・
● 自分!自分!で、周囲への配慮が足りない人
● 物事を 表面的にしか 捉えない人
● 自分は安泰で、「この人は かわいそう!」と決めつける人
私は、そんな時、誰と逢いたいかなぁ。
平和で、互いに元気な時こそ、無駄とか言わず、飲み会やランチだろうが、遊びだろうが、ワクワク楽しみに行く。だから、コロナで自粛期間長くても、一期一会で満喫したから、耐えられる。
いつ何時「当たり前の日常」が、無くなるか…分からない時代。
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