体の中で。
胃腸の調子がようやく戻ったので、普段通りのものが食べられるようになってきた。
今日は、幼稚園の説明会だったのだけれど、息子が行きたくないと泣き出したので、じゃあ、そのあとにドーナッツ食べに行こうか?
と言ってなだめ、息子は忘れず終わった時にドーナツ!と袖を引っ張った。
お昼を食べていなかったので、飲茶セットの担々麺とドーナッツ。
担々麺は、少なめで、その上息子が半分食べた(!)ので、ちょうどよかった。
そして、友人に前に勧められた、今話題の、ピエール・・・のドーナッツを選んだ。
(去年のピエール・・・(別人)のドーナッツは甘すぎて二度と食べたくないと思ってたのだが・・・)
食べて一口、「ウッ・・・・・」パンチがすごい。
特に、真ん中のヘーゼルナッツのクリームが・・・・・ものすごいしつっこく、口の周りにまとわりつく。ヘーゼルナッツの風味はするが、ヘーゼルナッツの味・・・ではないような・・・。
そしてビター系のチョコのドーナッツ本体は、甘さを抑えたように思えるが、おそらく、甘さを抑えたかのような、逆に劇的な甘さの本体であり、息子も二口しか食べなかった。
多分、舌の感覚に沿うならば、ひとくちか、2くちくらいで十分だと感じた。
でも、大きさはそれほどでもないのでとりあえず、体の反応を見ようと思って全部食べた。
その後、本屋(ドーナッツ屋は本屋の中にある)をうろうろしていると、急激にだるさが襲ってきた。
これは、もしや、ドーナッツのせいではないのか?
血糖値が急激に上がり、インスリンが分泌され、急激に血糖値が下がる、あれ?!いや、わからんが・・・・・・・・・
・・・・自分の体なのに、自分の体の内部で何が起こっているのか知らないのだが、ちょっと体への影響が劇的すぎる、と感じた。
普通の、ドーナッツならここまでのパンチはない・・・と思う。
んー、やっぱり、舌の感覚を大事にしよう・・・。
見た目・・・確かに、なんていうか、モードな感じで人目を惹くデザイン。色気に溢れている。妖艶な。
まあ、けど、私は・・・・・・・・・・
普通のドーナッツで十分だな。
それも丸一個食べられるかどうか、だな。
これを書いた後思い出したが、ニセコにある、bean to bar のチョコレート屋さんの、豆から手作りされているチョコを思い出した。チョコそのものの風味と味。丁寧で素朴な、優しい味。作り手の思いを感じるような。
今日のは、大きな資本の元、市場の中、付加価値によって、世界を戦い抜く、戦略的な、そのためにまとった装飾的な、都会の、完璧にデザインされた・・・そういう食べ物だった。
食べ物にもデザインの違いははっきりと出る。それは思想。