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新しい季節。入園式とパートと。

今朝は雪が積もった。朝5時に窓の外を見たら、静かに静かに、雪がパラパラと落ちてきていた。


そんな自然の優しさとは裏腹に、入園式前から、もうバタバタと、新しい季節が始まった。

自分では、4月のスタートというものが苦手なのでなるべくソフトローンチを心がけていたのだが、やはり、そうはならなかった。

入園式というものは、あるいは、幼稚園というものは。準備だの、決まりごとだの、色々と大変だなあ・・・としみじみ思った。

つまり、それは、「学校」というものは、大変な「ごっこ」だなと。

いやいや、ごっこなどと、真面目にしていただいている先生方にはこんなこと言って申し訳ないけれど、人生すべてはごっこ遊びなのだ、と、

・・・言ったのは、私の(尊敬する)先輩の言葉なのだが、なるほどなと思う。

子供は何が何だかわからないままに、とにかくも、大きなクラスの、いろんな子供の、社会の中へと入って行った。

ある種の切なさを感じる。一抹の寂しさといおうか。

とうとう、宇宙人のように意思疎通のできたかできないかわからない、自分で歩くこともままならない、それでいて無限の世界を感じさせる、赤ちゃん時代が本格的に終わってしまったのだ。母は体力のついていかなさからくるしんどさ、そういうものを抱えつつも、なんとかここまでやってきたが、それはそれで、愛しい時間だった。

いや何も終わったわけではなくてむしろ始まったのだけれど、いつまでこの子供たちの愛すべき、無限の世界を守れるか。もしかしたら私自身が、それを破壊してしまう最初の大人になっていないか。

そんなことを思う春の1日。

実は今日から、何気なく申し込んだ、パートが始まるのだ。

数年ぶりに外で働く、のだが、どうなることか・・・・

働くにあたっては、色々なトラウマが顔をのぞかせる。自分が無理するようならば、即、辞めよう。

そう思って、とりあえず、やって見ることにした。



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