フジゲンのギター職人

ギター製作会社として有名なフジゲンの紹介ビデオを見た。
当たり前のことなんだけど、ギター工場ってフツーの木工工場なんだよね。このフジゲンにしても、ギタリストには有名だけど、たぶん働いている人はただの長野県のおっさんで、ひょっとしたら演歌しか聞かない人かもしれない。どうしてもギター職人とかクラフトマンというイメージを持ってしまいがちだけど、こういうギャップってなかなか埋まらない。

これって、スキーのインストラクターが、夏には北海道や長野のただ農家の人なのと似てるな。

ちなみに、このフジゲン、今では仕事の中心がギター製作より、自動車の木製インパネに移りつつあるらしい。ま、これも、当然と言えば当然なんだろう。
この辺の事情は、ヤマハでピアノ作ってる人もおんなじなんだろうな。戦時中はプロペラ作ってたそうだし。

ま、仕事というのは概してそういうものだろう。パソコンをろくに使えない人がパソコン工場で働いてたり、全く滑れない人がスキー板を作ってたりするのだ。その点では、出版社やテレビ局や映画会社なんかは、むしろ特殊な会社なのかもしれない。

おもしろいなあ。