投資信託について【初心者向けに】解説してみた
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(´・ω・`)「投資信託って?」
(´・ω・`)「ぶっちゃけ儲かるの?」
(´・ω・`)「メリットとデメリットは?」
(´・ω・`)「おすすめは?」
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こんな疑問にお答えします。
〈目次〉
・投資信託とは?
①仕組み ②基準価額 ③分配金
④税金 ⑤手数料
・どんな種類があるの?
①投資対象 ②運用方針 ③投資国
・メリット・デメリットは?
①メリット ②デメリット
・おすすめは?
①ネット証券 ②海外型の株式投資
③インデックス型 ④再投資 ⑤長期保有
投資信託とは?
投資信託は「色んな資産の入った箱への投資」のことです。
①仕組み
投資家は『ファンド』と呼ばれる箱にお金を投資します。
ファンドを運用している投資信託運用会社は、投資家に代わって銘柄を選定し株式や債券などの資産へ投資を行います。
投資で最も重要な銘柄選定を運用会社が行ってくれるため、初心者でも投資しやすいと言えます。また、NTTやトヨタ自動車など個別の株式や債券へ投資する場合とは異なり、100円という少額からでも投資することが出来ます。
引用元:https://www.toushin.or.jp/investmenttrust/about/what/
②基準価額
基準価額は投資しているファンドの運用状況を示しています。
一般的に投資信託は10,000円の基準価額からスタートします。つまり、10,000円を下回っている投資信託は運用成績が悪いということになりますね。
ただ、必ずしもこの法則が当てはまる訳ではありません。
分配金を積極的に支払う投資信託の場合、10,000円を下回ることはよくあります。その場合には、基準価額(分配金再投資後)を見て10,000円を上回っているか確認しましょう。
引用元:https://www.pictet.co.jp/Individual/Report/fundinfo/yenincome/20150727
③分配金
分配金は投資信託の収益から投資家に支払われるお金のことを指します。
分配金の種類は以下の2つ。
・分配金再投資:受け取った分配金を再度投資する
・分配金受け取り:分配金をそのまま受け取る(口座に入金される)
引用元:https://money-viva.jp/miru-kangaeru/0011/
特に『分配金受取』については注意が必要になります。
・分配金が支払われている=儲かっている
これは誤った認識です。
分配金は儲かっていない投資信託からも支払われます。
つまり、分配金が出ていることと運用成績が良いことはイコールでないのです。
④税金
税金がかかるタイミングは次の2つです。
・投資信託の解約時(=解約益)
・分配金の受取時(=普通分配金)
購入した時の基準価額<解約時/受取時の基準価額、の場合に20.315%の税金がかかります。具体的には次のケースを見ていきましょう。
《解約時/受取時》
購入時の基準価額:10,000円
解約時/受取時の基準価額:10,500円
保有口数:50,000口
解約益/普通分配金:(10,500円-10,000円)×500,000口/10,000口=25,000円
税金:25,000円×20.315%=5,078円
なお、購入した時の基準価額>解約時/受取時の基準価額の場合には、税金はかかりません。詳しく触れると、損益通算や特別分配金などの話になりますが、今回は割愛します。
⑤手数料
・購入時手数料:購入時に支払う(0.0~3.0%程度)
・信託報酬:保有している間ずっと支払う(0.1~3.0%程度)
・監査報酬
・売買委託手数料
・信託財産留保額:解約する際に支払う(0.0~0.5%程度)
上記5つが投資信託の手数料です。
手数料のイメージですが、中身が複雑な投資信託ほど手数料が高い傾向にあります。特に信託報酬は長期保有する際には大きなコストになりますので、注意して下さい。
なお、最近の傾向としてノーロード(=購入手数料無料)の商品が増加しています。
どんな種類があるの?
①投資対象主な投資対象は次の4つです。
・株式
・上場REIT(=不動産投資信託)
・債券
・マルチアセット(=株式や債券など種類の違う資産)
上にいくほどハイリスクの商品が多くなります。
マルチアセットは複数資産に分散投資するため、安全性が最も高いと考えられます。また、上3つを個別に購入して自分なりに組み合わせることで、オリジナルの資産配分で投資を行うことも出来ます。
②運用方針
運用方針は次の2種類です。
・インデックス運用:指数(ex.日経平均株価、TOPIXなど)に連動する
・アクティブ運用:ベンチマーク(=指数)を何%か上回るように運用
インデックス型は指数に連動するだけの商品性なのでシンプルです。
シンプルな分、どこで買っても結果は同じになりますので、コストの安いネット証券で購入するケースが多いです。
一方で、アクティブ型は運用会社が独自の運用を行います。手数料は高いですが、インデックス型と比較して高い運用成績になる商品も少なくありません。
③投資国
・国内
・海外-先進国
-新興国
投資国は国内と海外の2種類です。更に、海外は先進国と新興国の2つに分けられます。
国内投資は日本円で国内資産に投資を行うため為替リスクがありません。
一方で、海外投資は日本円で海外資産に投資を行うため、為替リスクが発生します。
ここで言う為替リスクとは投資するときと比較して、
・ドル安/円高になると損
・ドル高/円安になると得
になることを指します。
投資は資産価格の上下に加えて、為替リスクなど複数のリスクがあることが多いです。ただし、抱えるリスクが多い分リターンも大きくなることも事実です。
メリット・デメリットは?
①メリット
投資信託を購入するメリットは次の3つです。
・少ない投資金額から始められる
・知識が少ない人でもとっつきやすい
・分散投資である
投資信託は安いものでは100円から投資が可能です。ジュース1本我慢すれば始められるため手軽さは投資する方法としては一番といえますね。
また、投資の専門家である運用会社を通じて投資するため、知識の少ない方でも様々な種類の資産へ投資が出来ます。四六時中パソコンに張り付いて市場動向を見ておく必要もありません。
更には1つの投資信託の中には少なくても10種類程度の資産が入っています。仮にその1つが倒産した場合でも投資したお金が返ってこないという自体にはなりません。
②デメリット
デメリットは次の2つです。
・手数料がかかる
・リターンが限定される
投資信託は保有している間に信託報酬などの手数料が発生しています。株式や債券に投資する場合はそうしたコストがかからないので、この点には留意が必要です。
また、メリットのときに分散投資であることを挙げました。
もちろんメリットではあるのですが、その代償として投資金額が10倍20倍になるようなケースはまずありません。
例えば、株式型投資信託であれば年間で2~3%の運用利回りのイメージです。
おすすめは?
では、投資信託を購入する時のオススメは何か?
それは、次の4つを全て満たすような商品です。
①ネット証券
②海外型の株式投資
③インデックス型
④再投資
⑤長期保有
ネット証券は実店舗がないため、大手証券会社と比較して手数料が安いです。その分、自分で考えて投資を行う必要がありますが、購入すること自体はさほど難しくありません。また、何を購入するかは後ほどお教えしますので、それを中心に検討されてみることをオススメします。
海外ものは為替リスクがあるため初心者には難しいという方もいます。ただ、複数の国に投資することでそのリスクを軽減することが出来ます。また、日本は低成長が続いており投資に見合っただけのリターンをインデックス型で取ることが難しいです。
インデックス型は運用方針でも触れましたが、指数に連動する簡単な商品性です。自分が今儲かっているか損しているか分かりやすく、手数料がとても安いので長期保有に向いています。長期保有については後ほどご説明します。
分配金は再投資一択です。再投資を長期間行うことで複利効果が働きます。同じ方法で同じ金額を投資した場合に2~3割程度運用成績が違ってきます。高い分配金を売りにした投資信託も世の中にはありますが、再投資しない分損していると思って下さい。
引用元:https://www.bk.mufg.jp/tameru/toushin/motto_shiritai/shittoku/hukuri.html
このおすすめの中で最も重要なのがこの長期保有です。
投資を長期間行うことで購入コストを安くすることが出来、高くなったときに売るタイミングを待つことが出来ます。これが短期間の場合、その期間内に高くなる保証もありませんし、複利効果も十分に活用することが出来ません。
おすすめの優先順位は下に行くほど高くなります。従って、全部が当てはまらない商品でも問題はないですが極力したのおすすめを優先して取り入れることが肝要です。