自動車のサブスクリプションについて
本日は自動車のサブスクリプションについて考えてみました。
・サブスクリプションとは?
サブスクリプションとは、消費者が一定の期間中に定額で商品やサービスを利用できる方式のことを指します。元々はソフトウェア業界で一般的な利用形態でしたが、近年では音楽配信サービス(「Spotify」、「Apple Music」、「Amazon Music」)や、動画配信サービス(「NETFLIX」、「Hulu」)など様々な業態で利用が進んでいます。
・特徴
サブスクリプションの特徴の1つとしては手軽さが挙げられます。消費者からすると高額な商品やサービスを購入することに対する心理的なハードルは高いです。しかし、サブスクリプションであれば①気に入らなかったり②思っていたのと違う、などの場合にはすぐに解約することができます。また、企業側としても毎月定額が支払われるため事業計画が建てやすいことや、既存の顧客に対して色んなアプローチを行うことができます。ただ、その反面に商品やサービスが消費者の期待を下回るような場合にはすぐに解約されてしまうため、常にアップデートや改良などを行っていく必要があります。
・比較してみた
では、本題の自動車のサブスクリプションについて詳しく見ていきます。代表的なのはトヨタの提供する「KINTO」です。なお、本サービスにはトヨタ車を対象とした「KINTO ONE」とレクサス車を対象とした「KINTO SELECT」があるが、ここでは「KINTO ONE」について検討していきます。
まず比較していく前に自動車の保有にはどんな費用がかかるのか考えていきます。
大まかな費用は以下の通りです。
・車両代
・税金等
・任意保険
・ローンの金利
一方でサブスクリプションの場合は以下の通りです。
・月額利用料
では、プリウスを購入する場合でそれぞれ試算していきます。
まずは購入した場合です。
・車両代:2,665,080円
・税金等:39,500円×36ヶ月=118,500円
・任意保険:12,000円×3ヶ月=432,000円
・ローンの金利:210,405円
・三年後の売却価格:▲1,332,540円
合計費用:2,093,445円
一方、サブスクリプションの場合
・月額利用料:50,710円×36ヶ月=1,825,560円
実は3年間という期間で考えればサブスクリプションのほうがお得なんです。したがって、定期的に乗り換えたい方やこれから子供さんが増えていって大型車への乗り換えを考えたい人なんかにはぴったりのサービスなんですね。
まぁ私のように自動車が壊れるまで乗る派の方は、諸費用含めてもかなり安くつきますので、若い方には中古の軽自動車を壊れるまで乗るほうを個人的にはおすすめしたいですね。
以上。