祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる者久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き人もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。 平家物語の冒頭の一節。 今朝、急にこの文章が頭に浮かんだ。高校生の時だったか、この冒頭の一節を暗記させられたものだ。あの時は、無理矢理暗記させられて嫌だったが、そのおかげで、こうして急に頭に浮かんできたりするのだろう。 長年生きていると、時代の変化を感じることがある。身近な例でいうと、繁盛していた
「孤独が君を強くする」 からの抜粋 著者 岡本太郎 芸術家 1911-1996 弱いままなら弱いままで進めば勇気が出てくる。 憂鬱感や不安のない人間なんていやしない。 自分を大事にして、かばおう、うまくやろう、傷つきたくない、そう思うから不安になるんだ。 私の感想:岡本太郎さんの本は、何冊か読んだけれど、どれも潔くて読んでいると気分がスッキリして、励まされたような気持ちになる。その中で、こんな文章に出会い、自分で自分を大切にしようとして、庇い過ぎている、何とか要領よくう
しぐるるや しぐるる山へ歩み入る 種田山頭火(1882-1940)俳人 この俳句に出会ったきっかけ:確か、米津玄師さんが「さよーならまたいつか」の歌詞にこの俳句を引用していると聞いたのがきっかけで、この俳句を知ったような気がします。 どなたの解釈か忘れたのですが、意味としては「たとえ前がしぐれているとわかっていても、歩みを止めない、この先に良くないことがあるとわかっていても避けて歩かない。雨が降ってきたら濡れるまで。」というようなことだそうです。いろんな解釈があるかも知れ
身の回りにあるものは、強く自身に影響を与えますから、これ次第で生活の質が変わることになります。 柳宗悦 (1889-1961)日本民芸運動の創始者 私の感想:本当にそうですよね。食器でも服でもなんでも、自分の周りには、自分が心地よく思えるようなものをしっかり考えて選んで買いたいと思いました。ここ数年は、自分で裁縫、編み物などを始めて、手作りのものに囲まれるのもいいなと思っています。