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#モリゼミ vol.5 プロジェクト作り編

現場を持っている人の、いままでの実体験を伴っている人の、そんな人の言葉は、なんか”重み”がある。ずどーーーんと。いい感じに研がれている鋭利な刃物で、いい感じにちょうど良いところまで突き刺さってくる。

デンマークチームでは、外部のゲスト4名にも参加していただき、チームとしてまずちっちゃく始めの一歩を出すには、何ができるのか?を議論した。そこを考える上で、すでに何か動いている人の言葉。

・「公public」は「私private」を包含する。対立概念ではない。本当の意味での”公”教育を提示して、歩み寄ることが大事
・教員は何がしたいか?と問われないのに、生徒にそう問いかけるのはしんどい→教員にも”問うてくれる存在”が必要なのでは?そんな環境づくりを
・対話ができる安心安全な空間づくり、環境づくりは大事
・対話、ファシリテーションは重要な概念。それによってエンゲージメントも向上する
・概念を渡していければいいなと思っている
・何か始めるときは、TTP(あるものは使う精神、いい後だしジャンケン)+余白、余白はエンゲージメントを生む
・「土地に根差しているひとへのリスペクト」
・お金ではなくクレジット(信用)ではいっていく、そして、必要なところにお金が流れる仕組みもきちんと考える
・土地に根差しているからできること、外にいるからできること、それぞれの領域を尊重しながら、変にまぜこぜしない。地元と外部が優しくにじむくらいの線がちょうどいいんじゃないか
 ・ニーズとウォンツ、共通点の明確化 ・ビジョンの共有・理解 、社会に良さそうなことをしたいのか、を丁寧に確認したり共有したり対話したり

モリゼミとしてできそうなこと
・メンバーそれぞれが各々のフィールドをもっている(モリゼミの強さ)
・鳥のように全体を俯瞰する動きもできる、その利点を以て、よこを適宜つなげていく(地域の取り組みの連携(壱岐、塩尻、東川など))
・既存のプロジェクトに伴走する場合は、土地に張り付いていないからこそできるR&D的なサポート(いままで研究したきたことの知見のまとめや体系化してきたことを渡す、引き続き必要そうな研究を進めるなど)
・伴走の観点から、土地で実践しているところをじっと観察して概念化(問題構造の可視化も含め)をする
・既存プロジェクトを伴走することから始め、その中で新しいゼロ→イチの取組を仕掛けたり、よこのつながりをじわじわを広げたりする、そんな受け皿になりそう

いますぐ実践できそうなかけらがたくさんチーム内に零れ落ちてきた、いやすでにあったものをそれぞれのゲストやその言葉を聞いたメンバーが言語化して、ギフトとしてチーム内に落っことしてくれた、哉。
でも「すぐ!」が良いわけではないことも改めて学んだ。土地に根付いているひと、すでにやっている人、まずは丁寧にドアをノックする。そして、丁寧に、「どこまで我々が入っていっていいか?」を対話しながら確認する。まずはすぐにできそうなちっちゃな一歩を、その最初の一歩を丁寧に、どの方角がよいのか、どのくらいの歩幅がよいのか、右足?左足から?、あらゆる要素を丁寧に対話の中で決めて、もちろん丁寧の上でのスピード感を以て進めて、きちんと前に進めていきたい。プロジェクトとして産声を上げるまでもう少し。


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