♯2 グレートリセットは、エネルギー覇権者が交代する事
妄想込みの推測記事です。
今まで乃木坂とか芸能界とかTVの衰退とか軟弱なジャンルの事を書いていたのですが、実際に言いたい事は世界情勢の大きな流れを、しかも歴史的に掴んでおかないと見えてこないモノについてです。
特に、エネルギーは、人間の文明に必須なモノであり、世界を決めるキーアイテムです。エネルギーがこの10年位でどうなるのか?
まあそれにしても、飛躍しすぎて無視されそうですが、捨て記事としてとりあえず上げて行きたい。
2年後には、筆者が書く記事の半分になっているかもしれない。
下記 ♯1グレートリセットは、エネルギー覇権者が交代する事
の続きです
4.解説してみた
1).覇権国家米国として、ドイツが経済的に中国と緊密な関係を構築しているのも困るが、ロシアから安いエネルギーを供給されている状態も困る。
ロシアの安価な天然ガス供給の恩恵を受けて、世界の中の工業国としてより力を持ったドイツ。
米国にとって目障りになった日本が狙われて、1980年代の金融緩和を基にしたバブル崩壊を仕掛けられ、その後罰を受けるがごとく長期的な低成長時期を30年過ごして来た。
ドイツを中心としたEUがある意味覇権を取りに来ているのに加え、ロシアを抱き込もうとしているのが一番の問題なのだろう。
だから、EUが次の目障りな対象になっている気がする。
もちろん中国は既に出来上たマイルストンに基づいて、粛々と罰を受け続けている最中だ。
EUから英国が抜けた意味は、米英連携して覇権を取る事を意味する。
米国のシェールガスはロシアの天然ガス・ノルドストリームに価格面で到底かなわないから、ロシアと欧州の関係を遮断する事を目的としてウクライナ戦争を仕掛けた。
【思いっきりの妄想】
■シェールガスの商用化にめどがついた同時期2006年頃、米国民主党クリントン・オバマの先兵としてゴアがCO2温暖化と言う嘘を言いふらした。
CO2妄想は、中東湾岸の原油の価格を高騰させて全エネルギー内の比率を下げるのが狙いの一環。
ロシアの天然ガスがEU特にドイツへの供給比率が高く、ノルドストリーム2が開始されたら、ドイツはロシア依存を強めEU各国と分断が予想される。何しろ信じたら頑固一徹な一直線のドイツ国民だから。
価格以外に時間的な課題もある。米国のシェールガスを欧州で普及させる為には、日本の様な輸送と貯蓄の設備構築に5年はかかるので、ロシアの天然ガスに対抗できない。時期的には今しかなかった。
「パリ協定※」を受けて、OPEC(OPEC+ロシア)が増産しないので、原油価格は高騰した。
それがシェールガスにしても、天然ガス開発にしても、代替エネルギー開発にしても、高価格が開発の後押しとなる。一時的には太陽光パネルで中国製品が溢れたが、いずれエネルギー生産効率が悪く、原油の代替には成らない事を世界が理解するだろう。
■グレートリセットの米国としての位置づけは
エネルギー供給者を湾岸諸国から米国をはじめとする先進国に主導権を取り戻す事。
中国は、エネルギー自給率が低いので、グレートリセットによる供給側には入れない。
その状況下でEV化を促進してしまったら、CO2排出量はむしろ増加する。
この良く考えられた陰謀は、ウクライナ戦争と言う最終局面に入っている。
ウクライナが一部領土を取られてロシアと停戦したとしても、欧州のエネルギーのロシア依存率は低減して行くだろう。
高いエネルギー価格で高い電気代を支払ってまでEV化を進めるのか?
米国にすれば、どちらでも良い事で、エネルギー供給の主導権を握れれば良い事。EV化は今より大量の電気の供給が必要になり、その発電方法は原子力か?火力(=天然ガスか?グリーンエネルギーか?)に落ち着く事になる。
中国が、安価なロシアのエネルギーで工業製品を作っても売り先は後進国しか無いので、ドイツの様に工業製品による覇権は取れない。
そこまで見越した上で、ウクライナ戦争にロシアを踏みださせた。唯一の懸念は、プーチンが追い込まれて核兵器(戦術核)を使ってしまう事だが、それはロシアと言う国を崩壊させるきっかけになるだろう。むしろEU及び米国にとっては、1000億ドル単位での復興景気で大儲け。
無国籍の金融マフィアにとって、どこの国民が死のうが儲かればよい。
ロシアのガスプロムのオーナー経営者にとって、天然ガスの価格が上がる事に文句を言うわけがないが、国粋主義者プーチンの正義感に火をつけてしまったので、数か月で決着がつくと高をくくって支配国ウクライナ進攻をしてしまった。プーチンは戦費を賄う為にもガス会社を国営化するだろう。
■米国の目的はロシアの天然ガスを欧州から排除しガスエネルギーのエネルギー関連の商品取引市場をEUに開設する事。
日本への影響は、「国際石油開発帝石ノルウェーで探鉱鉱区取得」。
EUに提供するには米国主導のガス市場に載せる事が必須だろうから、それさえ敵えば有望な供給元になる。
★日本にとって、代替エネルギーの開発の先頭を走っているので、グレートリセットは好都合。天然ガスやクリーンエネルギーに関する採掘・輸送・貯蔵技術及びノウハウを持っている国。
エネルギーが高価格を維持し続けるなら、日本近海の天然ガスやメタンハイドレードの開発も軌道に乗るだろう。(石油資源開発株式会社の事業)
★英国がEUを離脱した要因の一つが、エネルギー覇権の奪還、つまりグレートリセット。
産油国側に成れば、EU加盟国の1国として利益相反になるので、離脱した。
200億ドル(※2)の分配に預かり、英連邦国(豪州・ニュージーランド・カナダ・インド等)の復活を目指す。豪州は天然ガスの産地。
※2:100万バレル/日。100ドル/バレル。
1億ドル/日なので、360億ドル/年。
非オペック分が210億ドル/年。
続く
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?