いろんな仮面
「さてと、どの仮面をつけようか」
あるとき、ふとそんな言葉が思い浮びました。スタエフに慣れてきてしばらくたったころのことです。
いろいろと感情と感覚が戻りはじめてきて、急にあれもこれもやりたいと思いすごい勢いで走りだした・・・まさにそんなときにこの声が聞こえてきたんです。
どの仮面をかぶる???
思いを飛ばしました。
そこには4つくらいの大きな大きな仮面があります。
真っ黒な毒々しい仮面
真っ白く縁がゴールドな仮面
黄色い薄ピンクの仮面
ナチュラルなブラウンの仮面
ナチュラルなブラウンの仮面からはちらちら子ども達が仮面の奥で遊びまわったり、こちらを伺ったりしています。
その時、私はふと真っ黒な仮面をつけようとします。パキッって音とともに
これは絶対にダメだ!
そう思った瞬間息苦しくなってきました。
もう一度、じっくり考えよう。
どれだ?どれだ???
選んだのはナチュラルなブラウンの仮面。
なんとなく学生時代の雰囲気がある気がして、この仮面がいいのかも。
ただ、かぶってはやっぱりいけない気がしてそのままおいています。
じっと考えて、そのまま現実に帰ってきました。
現実に戻ると、そこでまた見えてくる世界があります。
子ども達の笑顔
旦那の優しさ
周りの忙しそうに動くさま
私の幸せが増えている感じ
そっか、そのために仮面が現れたのか・・・
納得がいきました。
「なんか最近笑顔が増えたね」
と旦那。私もそう思う。
私にはいろいろな仮面があります。
必ずかぶらないといけない!と思っていましたが、その仮面がすべて自分だと気づきました。
それを遠くから眺めたとき、すべてを受け入れる準備ができたんだなぁ・・・
それは、あの真っ黒な毒々しい仮面もそう。
受け入れる準備ができた感じがします
自分で自分の行動が読めない・・・
けど、なんだか楽しい。
その仮面が扉に変わったときどんなことが起こるのだろう・・・
今はただそんなことを考えながら少しずつ輝いきはじめた世界に、ドキドキワクワクしている毎日です。
今ある日常に感謝しながら・・・
のん