2019年に公開された「ジョーカー」から2年後を描いた完結編。 大道芸人を目指す心優しき主人公アーサーが、いかにして狂気の男ジョカーへと変貌していくかを描いた前作は主演のホアキン・フェニックスの名演、シナリオの秀逸さ、悲しくも美しいBGM、全てにおいて評価が高く、次回作への期待も必然的に高まっていた。 しかし、公開直後ネットでの評価は賛否分かれており、一体どうしてそうなったのか、気にはなりながらほぼ予備知識を入れず先入観を持たずあえてまっさらな気持ちで映画館へ行った。
1997年にフジテレビ系列で放送された刑事ドラマ「踊る大捜査線」は、放送終了後もスペシャルドラマ、スピンオフ、劇場版と日本中に「踊る」ブームを巻き起こした言わずと知れたモンスターヒット作品。 2012年に公開された映画を最後にいったんシリーズは完結したが、今作は10年以上の時を経て新たな作品として復活。 オリジナル本編の主人公だった所轄の新人刑事青島との約束のため、警察としてキャリアを重ね中から組織の体制を変えていこうと奮闘するも叶わず、定年直前に退職し故郷である秋田へ帰
レゲエの神様、世界的アーティストであるボブ・マーリーを題材にした映画「ボブ・マーリー ONE LOVE」を鑑賞。 正直、存在は知ってるけど恥ずかしながらボブ・マーリーに関しての知識ゼロ、時代背景に関する知識も全く無い状態で観たおはなし。 しかし、僕は実在する偉人などを題材にした映画は大好物だ。 代表的なところで言うと「ボヘミアン・ラプソディ」「ドリームプラン」「ロケットマン」など。 この手の映画は結構な確率で手をつけている。 最近で言うとアカデミー賞最優秀賞を受賞した「オ
みなさんは、怪獣映画やウルトラマンを観ていて疑問に思ったことはないだろうか? 派手なアクションや必殺で街が壊れるのは言わずもがな、そもそもこんなでかい奴が1歩あるくだけで大災害やんけ、と。 僕はそこが気になりすぎてどうもこの手の映画は集中して観れないでいた。 しかし、そんなモヤモヤを晴らしてくれる「ゴジラ映画」が2023年ついに爆誕した。 それが「ゴジラ-1.0」だ。 ここからはネタバレも含んでいるので、気になる方はご注意ください。 時代は戦後の日本。 戦争の傷跡が
2022年、アカデミー賞作品賞、脚色賞、助演男優賞に輝いた2014年に公開されたフランス映画「エール!」のリメイク作品である「Coda あいのうた」。 音楽を題材にした映画ということでてっきり音楽用語のCodaかと思っていたが、「聴覚障害者の親に育てられた子供」のことを指すらしい。 そう、この物語の主人公は聴覚障害者の両親と兄を持つ少女ルビーだ。 彼女は家族で唯一聴覚健常者であり、家業の漁業の手伝いや家族の通訳をしながら高校に通っている。 そして、何より歌うことが大好き
※本文はネタバレ要素も含むので、ご注意ください。 本作は世界最強プレイヤーと称されたビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹を、全くテニス経験のない父親リチャード・ウィリアムズが育て上げた模様を描いた伝記作品。 実話をもとにした映画というのは逆に予備知識を全く入れずに観た方が純粋に観れるなと今回改めて感じた。 さらに、テニス自体いまいちルールもハッキリ把握していないものだから、余計な邪念に苛まれることもなく最後まで楽しめた。 なまじっか史実に詳しいと、実際とは違う部分や美化
まず僕はビートたけし氏について、極々一般的な知識しか無いし、世代的にも漫才師として活躍されていた時期を全く知らない。 物心がついた頃にはたけし城や、元気が出るテレビで大活躍していた。 今回、Netflixオリジナル映画として劇団ひとり監督によって描かれた「浅草キッド」は、そんなビートたけし氏が浅草で師匠と過ごした青春時代を自伝として出版した小説をもとに描かれている。 同タイトルの歌もあり、作詞作曲そして歌唱までビートたけし氏が担当している。 これがまたとてつもなく素晴らし
ライフイズビューティフルに続き、またまたイタリア映画を鑑賞。 今回は初見のニューシネマパラダイスだ。 これまた言わずと知れた不朽の名作であり、逆によく今まで観ずに避けてこれたなと思うくらい有名な作品である。 これを観ていないというのはかまいたちの山内さんの「トトロ観たことない」に匹敵する自慢になるだろうが、僕はもうその自慢は出来ない。 だって観てしまったもん。 さて… ニューシネマパラダイスは1988年に公開されたイタリア映画だ。 古さゆえの作りの粗さこそあるが、そ
Netflixで配信されているのを発見して久々に観たくなったので鑑賞。 今まで観てきた映画の中で、ダントツで好きな映画が2つあって、そのうちの一つが「ライフ・イズ・ビューティフル」である。 とても有名で、好きな映画は?と聞かれこの映画を挙げる人も少なくないであろう名作だが、改めて物語の魅力と好きな理由を少々のネタバレも含みながら書きたいと思うので、アンチネタバレストでない方は是非最後まで読んでいってほしい。 ライフ・イズ・ビューティフルは1997年に公開されたイタリア映
僕は基本的に日本の映画やドラマはあまり観ない。 なぜならその世界観があまりに現実的すぎるので、リアリティに欠ける描写やセリフがあるとつい反応してしまうクレーマー気質だからだ。 誰がクレーマーやてめこの。 なので観るとすればもっぱら時代劇というお爺さん気質なのだが、そんな僕が珍しく観たのがそう、今話題沸騰中のNetflixオリジナルドラマ「全裸監督」である。 実在する伝説のAV監督、村西とおるの絶頂から転落、そして復活までの半生を描いたドラマで、村西とおるを演じるのは山田
世の中がコロナに侵され、新作映画の公開が激減する中で大きな話題を作ったクリストファー・ノーラン監督のSF超大作TENET テネット、ついに観ましたよ! 1度観ただけでは意味が分からず、何度も映画館に足を運ぶ人が続出なんて触れ込みもありましたが、この年間50本もの洋画を観ている僕にかかれば1発で全て理解出来るぞと鼻息フガフガ鳴らしながら鑑賞しました。 結果は言うまでも無いですね。 何故なら、年間50本など勝ち誇って言うようなことでは無いからです。 はい、分からないこといー
どうも、はじめまして!僕です。 ノート初投稿になります。 これから趣味や仕事のこと、日常の些細な出来事について綴っていけたらと思っているので、是非お時間ある方はお付き合いいただければと思います。 今日は大好きな洋画について。 年間50本ほどという絶妙に自慢できるほどではない数の映画を観ている僕が、オススメする作品についてお話していければと思っています。 最近観た映画の中で「おぉ!素晴らしい!!」と心にヒットしたのは「グリーンブック」という作品。 日本で公開されたのは20