【ストV】バルログ使い視点で振り返るストリートファイターV #1
こんにちは。バルログ使いのそうすけです。
ついにスト6の発売日が発表されましたね。
いよいよスト5が終わりそうなので、僕が1からやってきたバルログについて、だいたいシーズンごとに語ります。今回はシーズン1、2についてです。
1. シーズン1:ただのクソゲー
シーズン1の個人的なキャラランクがこれ↓
キャラランクに表すと4段階しかないので良さそうに見えるけど、強いと普通の間はとんでもない差があるし、普通と弱いの差もそれなりにあるので人権ラインがかなりはっきりしてた印象。
1-1.S1雑感
S1強キャラは大抵イカれてて、今では考えられないような技が大量にあった。
リターンの高い強攻撃が隙が少ない+入力遅延エグくて全然リスクなかったり、一部キャラは投げ→前ステ→投げが重なるくらい投げのリターンが高かったり(特に投げから投げを重ねるのは柔道と呼ばれていた)で、今のなんでもかんでも見てから咎めようとするのとは全然違うゲーム性だった。
ただ今ほどトリガーの逆転力はなくて、特に「崩しが強くなるトリガー」がそこまでなかった。ナデシコは単発だしイウサールは弾判定だしで抜け道があったり1回きつい読み合い凌げばなんとかなる、みたいな。まあ崩されるしクッソ強いんだけども。
バイソンいぶきとかはかなり強いトリガーだけど、本体性能が終わりすぎてて頑張ったご褒美みたいになってた。本体性能もトリガー性能も終わってたジュリ、アレックスのことは触れないでおこう。
というかそれ以前にシーズン1というか発売直後のスト5は完成度が著しく低く、バカ長いロード(背景の地球が一生映ってるから地球地球言われてた)、今より数フレームある入力遅延、無差別マッチング(ブロンズ対プラチナみたいな)、ランクマッチの対戦結果が反映されずLPが変動しないなど対戦面以外でストレス過多なゲームで4からのシリーズファンを一定数切り落とすというあってはならないことも起きていた。
1-2.シーズン1バルログについて
↑のキャラランク表、だいたいあれがキャラ相性と考えてもらえると。
端的に言うと、強いキャラに不利だった。
まあ、明らかに弱い!ってキャラでもないけど強いキャラが軒並み辛く開幕から厳しいシーズンであった。
バルログ自体は強い強攻撃や柔道もなくて(端でシビアな重ねができれば一応できるけども)、さらにはトリガーもクソゴミだったけど、地上戦の強さやコマ投げ、リターン高い中足などの長所もあり全然遊べるキャラだった。
いや、むしろシーズン1ではキャラが少ないのもあってかEVO2016のトップ8やカプコンカップにも使用者がいて環境的には全盛期と言ってもいいかもしれない。キャラの性能的にはもちろん後期のほうが強いのだが……。
シーズン1バルログの長所としては、前述の通りコマ投げや中足の崩しが強かった。その反面、爪は相手のクラカン技とリターン負けしやすくて振れば振るほど損をすると(僕の中で)言われていた。まあリーチはあるから相手次第ではちゃんと機能する。
バルログのVトリガー、ブラッディベーゼはご存知の通りあまりの弱さに「最弱トリガー談義」で真っ先に挙げられるほど弱い。しかもこの頃は通常技からしかキャンセルできないので本当にリターンが低い。
1-3.シーズン1総括
キャラの不満よりゲームの不満が凄かった。
2人専用ラウンジや無差別マッチ、根本的にラグかったりと前作で出来ていたことができないのがかなりのストレスだった。アプデでドンドン治っていったんですけども。
いや、ごめん、リュウケン春麗ミカには1年通してブチ切れてたわ。
あと、今でこそスト4と5が全くの別ゲーと言えるけどこの頃は「4の不満点を改善」が優先されすぎるフシがあった気がする。先行入力の導入や起き攻め発表会を避けるために投げも受け身取れたり2種類用意されていたり。そのあたりは間違いなく良い点だけど5のゲームとしての個性が無いまま前述の未完成点が多くて評価が終わってしまっていたのかなと。
2.魔のシーズン2
シーズン1から約10ヶ月後、カプコンカップ2016が終了して新シーズンとともに調整が入った。調整がざっくり分けて
・S1強キャラの弱体化(クッソ極端)
・S1弱キャラの強化(クッソ極端)
・リーチの長い技の弱体化(なんでなん?)
この3点かなと。
シーズン2の評価は二極化されがちですが、僕の評価は「プレイに値しないバカゲー(プレイしながら)」でした。
そんなS2の適当ランクがこちら↓
S、Aキャラはかなりぶっ飛んでて大会でもよく見かけてBはまだ無理でもないけど上位がきつい、Cの連中は相当悲惨だった。
2-1.強キャラキャラの弱体化
これは遠からず望んでいたので嬉しい内容ではあったのですが、「目の上のたんこぶ」と言えた憎さから一転して「道端に落ちてる1円」よりもどうでもよくなるレベル弱体化だったのでなんとも言えない気持ちに。最強候補と言われたリュウやナッシュ、ミカは余裕の最弱候補入りとまで。
2-2.弱キャラの強化
次に弱キャラの強化。これがやりすぎた。
S1で目立たなかったキャラは軒並み強化されたがその内容が凄まじく最強→最弱となったリュウとかがいる中で、逆に最弱→最強となったのがいぶきバイソンや、実はS1もかなりやれたけど目立ってないだけだったラシードやガイル(ガイルはCC2016取ってたけど)などなど。
強化の内容を語っているとキリがないので、気になる人はシャドルー格闘家研究所へGO。
2-3.リーチ長い技の弱体化
これまじで今でも謎なんですけど、「この技リーチ長いから弱くしといたわ」みたいなことが色んなキャラの調整で書いてあった。
リリースから間もなくアプデもほぼない、各キャラの個性が尖りまくってる状態のゲームでなぜか共通の調整が入る。
S1のランク表を見てもらえばわかるのだが、上位キャラには「リーチを活かした地上戦で勝つ」コンセプトのキャラはほぼいなくてそういうのは下の方に押し込まれてた。バルログやアレックス、ファンあたり。
つまりどういう事かというと、元々評価されてないキャラなのにキャラの根幹の部分に弱体化が入った。というわけです。
2-4.S2のゲーム性
徹底的な強キャラナーフと弱キャラバフ、一部キャラが被害を受けた謎調整。さらに今と違いクラカンやトリガー発動の補正も緩く、Vシフトもないこのシーズン。
持つものは超火力、差し返せないクラカン技みたいなノーリスクハイリターンの立ち回り、強烈なトリガーで相手キャラを破壊し、持たざる者は火力もなく、相手のクラカン技に地上を破壊され、通常時よりちょっとしか強くないトリガーでそら負けるわみたいな性能差。とんでもないキャラランクの二極化が発生した。前述の「S2の評価は二極化されがち」というのもここからきている、はず。
いやあ、本当に愉快なゲームだった。
1ラウンドに2回トリガー発動してくるガイル
1F弾抜けでしか割り込めないラシードのEXワール
ユリアンの中足発動くらったら次の択で死
いぶきの2中Pクナイトリガーくらったら次の表裏で死
誇張抜きで全てを解決するバイソンのターンパンチ
発生時に判定が後ろにズレるから実質的にヒットバックがめちゃくちゃ伸びる"軸ズレ"技もあった。
リバサブルホーンしかしないバーディー
リバササイコブラストで1キャラ分くらいズレるベガ
画面端で柔道できるキャラとできないキャラもいた。
強灼熱空発動斬空膝瞬獄
ララの膝
…………………………。
思い返すだけで涙が出る。
2-5.S2バルログについて
バルログは言うまでもなく、持たざる者でした。
大した強化もない、どころか通常技がやたら弱くなる。
唯一得たものは、"弱テラーハメ"だった。
ハメといっても、弱テラーヒット後の+1Fを活かしてコマ投げと小技の二択を迫るだけのもの。
これ自体はまあまあ強かった。ただ、これだけで勝てるゲームなわけがない。ハメようとしたらハメられ返すのが日常だった。
僕はあまりの格差にやる気をなくし、オーバーウォッチとグランブルーファンタジーに逃げた。
2-6.急遽調整が入ってシーズン2.5へ
アプデ直後からあまりにも文句を言われたガイルのトリガーやユリアンのガードさせて有利の中足など、一部の壊れ技にメスが入ったもののこのシーズンは壊れ技があまりに多すぎてバカゲーなのはほとんど変わらなかった。
■次回予告
魔のS2が終わりS3がはじまった。トリガー2が実装され、強キャラと言われた連中は軒並み弱体化した……はずだった……。
○○○○と呼ばれた2強環境が今、幕を開けた……中でのバルログは如何に!?
というわけでS3以降は別記事で。それではまた。