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可愛い貴女(ひと)

昨夜…イリと夢で逢うことが出来た。
職場でケチョンケチョンにされ「終活始めっかな…」
なんて考えがアタマをよぎった夜だった。

ずっと逢いたかったから、目が覚めてからも
嬉しくて、頬が緩んでた。(昨夜見た夢:参照)

初めて逢った時は、手を繋いで青い海の上を
歩いたけど、今回は深い緑の山の中。
古いコンクリートと黒いレンガの、何かの建物の跡で、
メロンソーダみたいなクリアグリーンの水を湛えた噴水(?)のようなものの前で、2人で色んな話をした。
何を話したかは…悔しいことに覚えてない。

イリの澄んだ声も、一つ結びにしたサラサラで
まっすぐな髪も、優しい眼差しも、
柔らかくて可愛い笑顔も…
くっきりと目に焼き付いているというのに。
あ、でも…
好きなお菓子を聞いたら「金華糖」って
言ってたような…気がする。
金華糖か…薄荷の香りが清々しい砂糖菓子。
昔はよく食べてたけど、最近は見かけなくなったなぁ。
何か久々に食べたくなってきたけど…
どこで買えるんだろ。

また逢える?って聞いたら、イリは可愛く
首をかしげた。「さぁね~」って感じで。
でも別れ際、手の甲をこちら側に向けてピース
みたいな仕種をしたから…
きっとまた逢えるって信じたい。