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牙と爪の向く先

熊による人的被害が出てしまった。
去年より発生時期が早い。
暖冬のためか冬眠してない熊もいるらしい。
人間に対する熊の意識が変わってきているようで、人間への警戒心がない個体が増えている。
つまり…熊にナメられてるのだ。

「ブナの実が不作」で人里に下りてくると
よく聞くけど…
豊作でも下りてくることに変わりは
ないのではと思う。たくさんの実がなっても、
強いオスが独り占めしようとするのであれば
弱いオスは結局あぶれてしまうし、
栄養状態がよくなれば、仔熊が生まれる頭数が増えて、結局競争に勝てない個体が出てくる。

酪農家を恐怖のどん底に落とした、
あのOSO18も、デカくて強いオスではなく、
むしろ そういうオスに叩きのめされるような
弱気なオスだったというし。

問題は、ブナの実の豊作不作ではなく、
人を怖がらない熊が多いということ
かもしれない。

去年のいつ頃だっただろうか…
北海道の朱鞠内湖で、ヒグマが
釣り人を襲ったのは。
「熊が胴長を咥えて振り回していた」という
目撃情報をニュースで聞いた時、ゾッとした。

抑止力になるはずの…
猟友会も高齢化し、ハンターの成り手もいない。
猪や鹿も増えるばかり。
何か、いいアイデアはないものかなぁ…