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Teachings from Snoopy

スヌーピーと聞けば、ほとんどの人が知っているキャラクターだと思う。チャールズ・モンロー・シュルツが描いた漫画『ピーナッツ』に登場する主人公チャーリー・ブラウンが飼っているオスの犬である。見た目はかわいくて作者がもともと飼っていたビーグル犬がモデルになっているという。実際に僕の実家にスヌーピーの大きなぬいぐるみがあるし、スヌーピーが描かれた文房具をいくつかもっている。

そんなスヌーピーが登場する『スヌーピーこんな生き方探してみよう』という本があり最近、手にとって読んでみた。その本の中に印象に残った部分があったので共有する。

私たちは子供のころから人と自分とを比較することに慣れているため、自分が幸せかどうかさえも、人と比べて判断しがちです。しかし、幸せの尺度はひとりひとり違うもの。たとえば、他人から見ると平凡な毎日の繰り返しであっても、本人にとっては何よりも幸せな人生かもしれません。また、たとえ過酷な日々であっても自分の夢や可能性をつねに追い求めている人生こそが幸せだと感じている人も多いでしょう。有名な学校を卒業し、安定した就職先を探し、マイホームを持つ。そんな従来の幸せのイメージも崩れつつある現代。まずは世間的な目にとらわれず、自分なりの幸せを考え、見取り図を描く。そして、それを実現するためにはどうしたらいいかを検討し、歩んでいく。部屋の照明をコントローラーで少しずつ明るくしていくように、私たちも幸せ度を高めていきたいものです。
「幸せに、偏差値はない。」朝日新聞社、2005年04月、pp.92-93

どんな人生の形も良い、悪いといわれることはない。そして正解や間違いはないと思う。誰かが無駄と切り捨てたものの中に自分の心を救うものが入っている時があると僕は思う。他人と比較して苦しむ人生よりも自分らしさ全開で自分なりの人生を描ける方が良いはずだ。なかなか難しいけれど。

「あなたにとって幸せとはどのようなもの?」と聞かれたらおそらく人それぞれ答えは異なると思う。

ところで、ピーナッツと聞くと最近は別の漫画を頭に思い浮かべてしまう。あの漫画も面白くて少年ジャンプ+で読み進めている。もしアーニャのように人間の心が読めたらどんな人生になるのだろう。ゾッとする部分もあるが、これも結局のところ、普段から他人を意識して、他人に自分の価値基準があるからこそ、浮かび上がってくる感情なのかもしれない。


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