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設計事務所の経営に会議は必要なの?

設計事務所の会議に参加すると、「勉強になった」「楽しかった」「やることが明確になった」などとよく言われます。これはコンサルタントとして当然のことですが、素直に嬉しいものです。

事務所の会議といえば、建設現場で行う定例会議、所内で行う工程会議(プロジェクト会議)、デザインレビュー会議(DR)の3つが主で、その他の会議はほとんど行われていない事務所が多いです。DRも忙しくて、実施できているのは一部のプロジェクトのみというのが現状です。
「会議なんて、会して議せず、議して決せず、決して行わず、時間の無駄だし、資料を作るのも面倒だ。そんな時間があるなら図面を描いた方が良い」と思っている所員が多いのも事実です。
一方で、経営会議、営業会議、各種チーム会議、研修会、専門委員会など、集まる機会が多い事務所もあります。
これまでの経験から言えることは、会議をしている会社とそうでない会社では、前者の方が圧倒的に業績が良く、建築レベルが高い傾向にあります。

「会議」の種類には、以下の4つがあります。

  1. 建築技術を高めるためのもの

  2. 案件(売上)を獲得するためのもの

  3. 運営を円滑にするためのもの

  4. 士気を高めるためのもの

そして、会議の目的には、以下の4つがあります。
(1)意見を収集するため
(2)情報を共有するため
(3)決裁権者が判断するため
(4)決定事項を伝えるため

このように、各種類の会議のために情報を集め、共有し、決定し、伝え、実行し、その状況を集約するというサイクルを繰り返す必要があります。もちろん、すべての会議でこのサイクルがうまく回るわけではないので、無駄だと感じることもあります。しかし、それでも会議を続けるかどうかが、事務所経営の明暗を分けるのだと思います。

もちろん、会議が停滞する場合もありますが、その場合でも停滞しているという事実を共有できます。よって、無駄な会議など無いのです。

一人では仕事はできません。各事務所には人数の差こそあれ、自分以外の良さを持った人がいます。周りの人がいてこそ会社であり、自身の今があります。WEBであれ、リアルであれ、人と人が会い、一緒に時間を過ごすことに無駄なことなど無いという価値観を共有することから始めてみてはいかがでしょうか。

加速したい、停滞を打破したい方はご相談ください。

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