民間の建築コンペは勝ちやすい
今年に入ってから、私たちは公共、民間ともに多数のコンペやプロポーザルを支援してきました。その中で特に注目すべきは、民間のコンペにおいて、病院の1件を除き、負け知らずで全て当選していることです。これは、民間案件が持つ特有の利点を活かした結果と言えるでしょう。
例えば、外資系企業の日本国内の4工場を1ヶ所にする集約案件では、海外のCEOを含む3拠点をWEB経由で中継しながらプレゼンを行い、某大手組織事務所との競合でしたが、30名にも満たない地方事務所でも当選を果たしました。また、保育所やこども園の案件でも、全国展開する専門事務所との競争に勝つことができています。
一方、公共案件においては、使用者や利用者からのヒアリングがほとんどできず、場合によっては建て替えなのに既存施設を見ることすら許されないことが多いのです。このような制約の中で設計を進めるのは非常に困難であり、精度の高い提案を行うことが難しい状況です。
これに対して民間案件の場合、現地視察や提案前の質疑応答においても比較的融通を利かせてもらえることが多く、当該コンペに参加する設計事務所とともに顧客へのヒアリングを行うことができます。これにより、施主の意図を要項以上に精度高く設計提案に反映することが可能となります。結果として、提案が施主の期待に応えるものとなり、当選の確率が格段に上がるのです。
しかし、多くの設計事務所が公共でも民間でもそれほど勝率に違いがないと感じているのではないでしょうか。悔しい思いをされている方も多いかと思います。
そこで、民間案件では勝率の目標値を8割以上に設定することをお勧めします。「そんなことが本当にできるのか?」と思われるかもしれませんが、私は断言します、できます。なぜなら、民間案件の場合、公募型のコンペやプロポーザルはほとんどなく、お客様の方から声がかかることがほとんどだからです。
声が掛かっているということは、つまりこの段階で、お客様は既に何かしらの期待を持って、あなたの事務所を選んでいるのです。そのお客様が期待している「何か」を提案書やプレゼンテーションでしっかりと説明し、具現化することができれば、当選は現実のものとなるのです。
期待されているポイントを的確に捉え、それを的確に伝えることができれば、勝率8割は決して夢ではありません。ぜひ、皆さんもこの考え方を取り入れて、民間のコンペでの勝率を上げてください。私たちの実績がその証明です。ともに高い目標を掲げ、勝利をつかみ取りましょう。
やり方がわからない方は、有料になりますが、ご相談ください。
ご当選に導いて差し上げます。
もちろん公共案件も大歓迎です。楽しく提案し、当選しましょう!
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