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人種差別問題に『NO』と言わないことを正当化する言い訳を見すぎてブチギレました。

まずは近況から
皆様いかがお過ごしでしょうか。私はまだまだバイト先が復活しないので相変わらず引きこもって過ごしております。
「とにかく明るい母」と「皮肉ユーモア溢るる父」という強キャラ家族に囲まれており、おかげで毎日楽しく生活しています。
やっとこの生活に慣れてきたこともあって、先にご紹介したWEBラジオもルーティーンで収録出来、現在rec.6まで公開しております。

好きなことについて語るのはマジで身体に良い。どんなにきつくても収録の間は、思う存分好きなことについて語ってふざけ散らかせました。
そしたら気付くとちょっと元気になってたりするし、「じゃああれも観てみよう」「次はあれを読もう」みたいな感じで自然と未来にむかって前向きになれるしで良い事づくめ。
みんなラジオやったらいいんじゃない?Vlogとか。おすすめです。

ここからやっと本題です。
えーっとキレ散らかしてます。具合のよろしくない方は戻りましょう。でも可能な限り見てもらえたら嬉しいです。
私見です。でも真面目に考えて考えて、キレ散らかしてます。
Twitter上で長文かましてキレ散らかすよりは、ここで散らかす方がまだお片付けが楽かなと思って書きました。


Black Lives Matterムーブメントが世界中に広がっている。


黒人男性のジョージ・フロイドさんが、白人警察官から約9分間にわたり膝で首元を押さえつけられ、窒息死しました。日本のニュースやワイドショーでもそのショッキングな映像は多く取り上げられています。
比喩でもなんでもなく、この映像を見るたびに泣いてしまいます。
無抵抗の人間が、国家権力の足の下で殺害される。あまりの酷さ、悔しさに毎回頭がどうかなりそうです。

人種を超え、社会的地位を超え、これがどんなに許されざる行いか、様々な人物たちが声をあげています。
Black Lives Matter(黒人の命は大切だ)。ジョージさんの命を軽々しく思ってはいけない。長い歴史の中軽く扱われてきた黒人の命の尊さを思い出せ。私は何の迷いもなく上記の意図に賛同しましたが、ショックだったのは決してそういう人ばかりではないらしいということでした。

色々な賛同しない理由を目の当たりにしてそのたびにはらわたが煮えくり返る思いです。
主に、私が見かけた「BlackLivesMatterに賛同できない理由(つーか言い訳?何?)」を一個一個上げて反論していきます。
同時に自分の考えもまとめていきたい。

最初に言っておきたいことが一つ。
冷静ぶって良い話題と、そうでない話題くらいいい加減見分けろよ。
今話題のトーンポリシング、ありますけど、
人が無抵抗のまま殺されているこの状況に、反射的に怒り声を上げている人と、数歩引いたところから「いや、でもさ~」ってモジモジ言ってる人と、どっちが正常だよ。と思いますよ私は。

怒ることは悪い事、っていう決めつけを一旦やめて、本当に大事なことについてよく考えてほしい。

上記の理由で、かなり感情的に今回の問題について述べています。
この問題や我々の立場のあり方を、優しく論理的に述べてくれている方々は沢山います。一つ、noteを共有させていただきます。


何度も言いますが今回私は全然論理的じゃないです。理性的じゃないと言った方が正しいか。(まぁもともとそういう文体なんだけど)
だから理性的かつ論理的にこの問題について述べている記事を読みたい方は、上記note等をお勧めいたします。
そしてこちらの記事の最後の方にも、参考リンク集を作りました。私の話は飛ばしてそこからぜひ見てもらえればと思います。

私は怒りを表明するためにこの記事を書いています。
目の当たりにしてきた言い訳たちは、理論以前の話をしていると思ったのも、私が感情的になっている大きな要因です。
彼らの多くは、論理的な説明を歪曲して捉えて、自分の都合の良いように解釈している。
歴史の専門家やアクティビスト、アメリカ在住の日本人の方などからの丁寧な説明に対して
「なんで怒るの?教えてほしいって言ってるだけなのに」という態度に完全に脳の血管ブチギレました。
あれだけの情報を、学びの入り口を提示してもらっておきながらマジでなんなの。何様なの。
自分の考え(つまりこの抗議運動に賛同しないことを正当化するもの)と異なる話は少しも理解しようとしない。
結局、自分を正当化したいだけ。
あれでダメなら私のへたくそな論理的説明など何の意味もない、と思いました。とことん感情に任せて書きます。

日本に住むアジア人としてこの問題や運動について考えていて、怒りが限界突破しそうなんで聞いてくれという気持ちです。「黒人の皆さんはきっとこう思ってるよ!」などと代弁するような意図は一切ありません。

話をする中で別の問題に例えたり、それらを一度話題にあげたりしますが、BlackLivesMatterについてより理解を深めるためにすぎません。
多くの方が仰られていますが、今は黒人差別の問題について考えたり、自分の中の偏見や、自分以外の誰かが搾取されたり不当な立場にいることで得ている、無自覚な特権等に向き合うことが大事です。

All Lives Matterは結局、White Lives Matterになっちゃうよって話

大切なのは黒人の命だけなの?命って全部大事じゃん。Black Lives Matterは私の考えと違うから賛同しかねるな~。
っていう考えの人は、ビリー・アイリッシュのツイートをよく読んでください。

【ビリー・アイリッシュ、殺害された黒人男性のために激怒! 白人の特権について「どうでもよくなったから声をあげるわ」[全文訳あり]】


上記記事をよりビリーの口調っぽく訳して下さった、田村かのこさんのツイートリンクはこちら↓

皆様ご存知の通り、黒人には白人からずっと奴隷として扱われてきた歴史がある。そしてそれは良くないということで奴隷制度が撤廃されたけれど、すぐに考えを改められない白人たちから長らく差別を受け続けた。そしてその差別意識は今も根強く残ってしまっている。
黒人というだけで不当な扱いを受けることが多い、ということをまず前提として考えなくてはならない。

数字で例えてみる(あまり好ましくないかもしれないけれど…)。
白人が受ける社会的恩恵が100として、上記の理由で黒人というだけで受けられる恩恵が(例えば)5とかになるわけです。(あくまで例えです。彼らの「普通にしてるのに拳銃突きつけられる恐怖を抱きながら暮らす」というような状況を数字で表すことは不可能です)
私はBLM運動が主張していることは、この5という数字が白人と同じ100じゃなきゃおかしいだろってことだと思っています。
これに対して「いや全部の命が大事」って主張するの、おかしくないですか?
明らかに不当な扱いを受けている5という数字に対してのみ声を上げなきゃおかしくないですか?
今その100の恩恵を受けている人たち含めて声上げる必要、ありますか?
すでに大きな差がある黒人白人まとめてみーんな大事って言って、何か変わりますか?結局今ある差は埋まりませんよね?
それって結局White Lives Matterでは?

あとなんかよく分からないけど「肌の色で分けて考えてる時点でおかしい!」って言う人いますけど、現実として肌の色で差別が横行しているわけで、今その話をしているので、まず同じ議会の席に着いてほしい。
肌の色で分けて考えられてしまう世界線の話をしています。そしてそれは現実です。今は理想の世界を語る場ではない。

何人かの人が、日本における女性差別問題に置き換えると分かりやすいとおっしゃっていた。

例えば一昨年、東京医大が女性受験者を一律減点していたというショッキングな事実が公になりました。


「女性に公正な採点をしろ!」と主張しますよね。しましたよね。
「受験者全員公正に採点をしろ!」って言うのおかしくないですか。

今回問題となったのは「女性」受験者に不正な採点をしたことでしょう。
なんで「受験者全員」という必要があるの?
さらに言えば後者の言い方は、「女性」が差別されたという事実を覆い隠す危険性もありますよね。

なぜ「Black」Lives Matterなのか。敢えてそう言っている。
明らかに不当な扱いを受けているのは誰なのか、をはっきりさせるためです。
「ALL」とか言って、その事実をぼやかすな。本当に真の平等を語るなら、まず弱い立場に追いやられている方に味方するのが筋だろ。


■アジア人への迫害があった時に誰も助けてくれなかったよね、は何の理由にもならない

…小タイトルで全部終わった←
すごいなーと思いましたよこの言葉見て。そして割とそれを言う人多くて。
すっげーつらの皮の厚さだな。削ってくれば?()

「コロナ禍において、アジア人迫害や中傷があった時にはムーブメントは起こらなかった、起こさなかったわけで…モヤモヤする……(から、私はBLMムーブメントには乗れない)」

自分がどれだけおぞましいこと言ってるのか分かってるのか?
あー、一番腹が立ったパターンなので語気が強くなる…。
自分がおぞましいこと言ってることを理解したうえで言うならまだマシだ(じゃねー)けど、自分を正しい常識人と思って言ってる人が多いっぽくて無理なんですよ。

自分を助けてくれないからという理由で見殺しにするんですか。
自分に何も得がないから、リターンが無いから見殺しにするんですか。
していいと思ってるんですか?
つーかあなたはアジア人迫害、中傷が起こった時に何か声をあげたんですか。
まさかとは思いますが、コロナ蔓延後に中国迫害、中傷したりしてないでしょうね?
まさかそれで人種の平等を謳っているつもりですか?
「アジア人を助けてくれなかったから黒人を助けない」って
トップオブ人種差別じゃないか。クソナショナリスト思考じゃないか。

「どんな差別も許さない」と
なぜ思えないんだ。


モヤモヤする、じゃないんだよ。助けてくれなかったよね、じゃないんだよ。
それって
「アジア人を助けてくれない黒人が殺されてもモヤモヤするだけです」って言ってるのと同じじゃん。つーかなんだよモヤモヤって…まじで…。
ようは「見殺しにします」ってことだろ…。

そうじゃないなら、なんなんですか…?

アジア人差別があることも事実です。それに関しても声を上げなくちゃいけない。
でもさ、
黒人差別も、アジア人差別も、性的マイノリティの方々への差別も、女性差別も、出自に関する差別も、社会的地位に関する差別も、
全部悪いし声上げなきゃいけないことなんですよ。

今、
黒人男性が白人警官に無抵抗のまま殺された、ことに対して
アジア人差別を引き合いに出すって、
すり替えもたいがいにしなさいよ。順序立ててちゃんと考えてみてくださいよ。おかしいでしょ論理が。

彼らが勇気をもって抗議の声を上げて、
ここまで大きくしたムーブメントを
アジア人が横取りすんな。便乗しようとするな。


つーかじゃあ他の差別問題じゃなくアジア人差別問題を引き合いに出した理由は何よ。
アジア人差別問題が「 ど の 差 別 問 題 よ り も 」優先順位が高いとでも?

あと単純に、テメ―のことしか考えない人間は、テメ―が苦しんだときに誰からも助けてもらえねーよ?
なんでこの流れで、「いや自分らアジア人だって~」って言えるのかマジで理解に苦しむ。恥ずかしいし愚かだしグロテスクだからやめてくれ。


■「黒人差別の歴史に詳しくないから声上げられない…」本当にそうか?

うーん…私も別にそんな詳しいと言えるほどの人間じゃないですよ。
詳しくない、って全然普通だと思います。
中高で習った世界史で得た知識と、あと映画とか演劇とか好きな人は海外作品から学んだこともあるかもしれない。

…いや、十分では?
彼らが虐げられてきたこと、想像できるのでは?

現代の事件に関しては、今回の事件とよく似た事例がたくさん一緒に並べられてます。ちょっと調べれば出てくるはず。

てか、
めっちゃ極論言いますけど、
歴史が分からないなら分からないで
海外のこととかよく分からないなら分からないで
自分の中の良心と倫理観をもって今回の事件と向き合ったら
普通に腹立ちませんか?

国家権力側から足蹴にされて無抵抗のまま殺される市民を見て
憤りを感じませんか?


「ひどい!」「こんなのおかしい!」と反射的に思うこと、
「何か自分に出来ることはないか」と反射的に考えることの大切さ。
これからもっと勉強します、それから立場を決めます。大いに結構ですけど
「反射的に意思表明をするべきことがある」ということについて
もっとよく考えてほしい。

一回飲み込むのも良い、考えるのも勉強するのも良い。
でもそれ以前に、人としてどう思うの?っていうところから発言は出来ないですか?

…まずはそのレベルのことだと思うんですけど…え、私がアホなの?
善悪の判断の問題では??勉強とか知識とかの話これ???
世界史習ってない小学生でも怒るし悔しい気持ちにさせられることだと思うんだが…。
何を屁理屈こねてんだ???
今現在起きていることだぞ。知識不足を理由に目を背けちゃだめだ。

そもそも「怒れない」「悲しめない」に関しては何も言えません。
想像力を養え。


■「考える時間がほしいからまだ自分の考えを表明出来ない」…『黒人差別NO、人種差別NO』というだけなら3秒で出来るよ

「考える時間がほしいから待ってほしい」という意見も多く見た。良いと思う。でも、どうか早くしてくれ。
まず「NO」と表明することは3秒で出来る。
そこから考えても遅くないよ。考える、ということは今回の事、絶対なにかおかしいって気持ちはあるんですよね。
完璧なロジックが無いのが不安で表明出来ない、というならそこは気にしなくていいんですよ。最強のロジックがあるじゃん「人種差別はあってはならないこと」だという揺るぎない事実が。
理由なんかこれだけで十分ですよ。勇気出して。

「ゆっくり進むしかできない私を認めてくれ」という人…
言いたいことは分かるけど、私はあえて言いたいよ
「認めてほしい?甘えんな」と。問答無用で急げ。人が死んでるんだから。
今すぐ「NO」と表明して、2秒でググれ。瞬発力を養え。

あと「次までに勉強する」って言ってる人いたけど「次」ってなんだ?「次また黒人が死んで抗議運動が起こったら」???
自分が何言ってるのか分かってる?


■BlackLivesMatterと声を上げた芸能人をはじめとする人々に「どうかと思う」とかいう奴ら

自分より勇気があるひとを貶めてもテメ―の愚かさと憶病さには何の影響もないし、彼らの素晴らしさにも何の影響もないですよ、残念でしたね。
学んだり寄り添ったり考えたりするつもりすらないクズはせめて黙ってろ邪魔すんな。
ごたごた言ってねーでエルモさん(3歳半)の姿勢を見習え。↓



■発言することは、本来「恐ろしく覚悟のいること」だからこそ「尊い」

ブチギレにお付き合いくださり、ありがとうございました。
既存の言い訳にブチギレタイムは一旦終了です。
ここからはより持論マシンガンと共にキレ散らかします。

なんかそれっぽい言い方で賛同しないことを正当化するコメントを見かけるとにかくそのたびに
「いやでも何があったって人種差別はNOだろそれは変わらないじゃん」
って気持ちにしかならなくて、イライラしてしょうがなかった。
政治が分からない、法律が分からない、とかのレベルの話じゃないだろ。
私の考えが単純すぎるんでしょうか?アホなんでしょうか??
違うと思いたい。

「社会的弱者に寄り添う、味方する」ということが反射的に、直感的に出来るようになりたいと常々思っていて、
(もちろんここでいう「社会的弱者」とは、当人の意思等に関係なく、理不尽な社会構造等のせいで弱い立場に追いやられている人たちのことを指す)

つい「いちいち理論だてる」ことが何より大事と思われがちだけど、考える間もなく「1+1=2」くらいの勢いで当たり前に、そういった立場が取れる人間になりたい。
(もちろん、人間の直感の危うさとかも分かったうえで。難しいところだけど…こういう問題に対して、判断に窮したくない)

立場を明確にして何かを主張したり、発言したりすることって、責任が伴うし本来とても恐いこと。だからこそ尊い。
差別問題に反対と言えない立場だということを、恥ずかしげもなく主張し、あたかもその立場が許されるかのようにふるまっていることに腹が立った。
しかも「差別反対と主張すること」と同等に尊い発言であるかのように、声高に、恥ずかしげもなく主張する人の多い事。

真ん中という立場が許される問題とそうでない問題があって、今回のことは後者にあたる。こんなにも善悪がはっきりとした事件を目の当たりにして、中立も真ん中もクソもない。ふざけんな。

想像力の無さを、知識が無いとかで済まそうとするな。知識が無くても人の気持ちに寄り添うことは出来るはずだろ。
自分の立場を明らかにして主張することが出来ない勇気の無さを、勉強不足のせいにして、正当化するな。
思考停止するな。少しは考えろ。傷のなめ合いをするな。

そしてこれは本当に悩んだけど、やっぱり思うところがあるのではっきり言おうと思う。
誰でも簡単に思ったことを公に発表できる今、様々な社会問題について沈黙するということは、確実に「沈黙することを選びました」というメッセージを発信しているのだということを、そろそろ認識しておいた方が良い。
「SNSで絶対に声を上げなきゃいけないなんてことはない」…それは本当そう。でも、もうこれからの世の中、そういうイメージを持たれる時代になっていくと思う。確実に。それくらいSNSは私たちや社会と密接になっている。

SNS以外でもそう。
沈黙を貫く自由もあるよ。でも、それだって本当は発言することと同じくらいの覚悟が必要なことなんだよ。「何も言ってない=無回答」では絶対にない。「わたしはあの時何も言わなかった」という事実が残る。

「あのジョージ・フロイドが亡くなった時、私は何も言わなかった」という事実が残るだけ。
その時あなたが何を考えていたとかそんなの言葉にしなきゃ残らないし誰にも伝わらないし=あなたは何もしなかった というだけなんだからね。

上記の論法を、「罪悪感に訴えかけるだけの卑怯なやり方」と批判している人がいたけど「いや何もしないんだから罪悪感くらい持てよ」って私は思います。
どうか自身の良心と覚悟を持って発言、発信する人が増えてほしいと切に願う。

発言することに価値はまちがいなくあるから。


「これはアメリカの問題だからウチらが声上げてもしゃーなくね?」
しゃーなくないよ。
ついこの前うちの国でだって、ひとつの呟きの積み重ねが山を動かす出来事があったじゃないか。
他国からのプレッシャーだって積み重ねれば大きな影響をおよぼすかもしれないよ。

つーか、人が差別の上殺されたのを見て「こんなことあってはならない」と言うことに、「しゃーない」「しゃーなくない」とか関係なくね?

「これはアメリカの問題だから、私は日本での差別問題には反対の意を表するけどこれには表しません!」っていうのも正直どういう理屈かよく分からん。関係ないって思ってるってこと?反対の意を表するってことは、いけないことだと分かってはいるんですよね??
それ本当に黙っててOKの理由になってる???

↓日本国籍、黒人のルーツを持つ女性が、NYから発信しています。見て。

もっと素直に、自分の意思とか感情とかに向き合える人が増えてほしい。

そして逆に、
発言して、発信して、自分事として考えて、学んで、彼らの言葉に耳を傾け、可能な限りのサポートをすることしか、
「非・被差別側の」私たちに出来ることなんか何もない、
ということも忘れずに。
正義を振りかざしておごってはいけない。彼らにアンサーやリターンを求めるなどもってのほか。

VOGUE
「黒塗りの画像」の投稿以外に、あなたは黒人の権利のために何をしただろうか?



■さいごに

最初に書いた、「映像を見るたびに泣く」というのは本当に一切の誇張なくそうで、というより、あの事件の映像だけでなく、あの事件に関連する映像、文字媒体、メッセージ、モニュメント…なにを見ても泣いてしまう。
なぜか分からないけれど。これまでも様々な差別問題に対して、発言したり、憤ったり悲しい気持ちになったりしてきたのに、こんなことは初めてで。異常では?とも思ったりもした。
でも、私が私自身のことを考えるに、きっと「これまでが異常だった」のだと思う。
結局これまでどんなに憤ってても、悲しんでても、声を上げてても、今回ほど問題に向き合い、寄り添うことが出来ていなかったんじゃないかと。

じゃあなんで今回、こんなに考えるに至ったのか、
…そしたら結局、あの忌まわしい事件現場の映像がきっかけって話になるんですよ。

すごく悔しくて。あれほどまでの衝撃を与えられない限り、まともに考えることもできないのかって。自分が情けなくて仕方なくなりました。
さんざん色々言ってきたけど、私自身も全然想像力が足りない
もっともっと、自分事として考えられるように、考える癖をつけていかなくちゃいけないと思っています。

とはいえ毎回泣いてしまうほどダメージ負うのはきつい…でも心を守るために精神的な痛覚を麻痺させてたら、問題意識自体麻痺させてしまうような気がする…。
ので、やはり、この考え方のままでいようと思います。
てか、どんなに想像力MAXにしたって、その当事者の苦しみや悲しみまで到達することは不可能なのだから、自分の中のMAXまで持っていくほかない。
努力していきます。

ブチギレ談義を最後まで読んでくださってありがとうございました。
反論は基本的に受け付けたくないです。
差別問題に反対しない言い訳聞いても仕方ないんで。中立という意見は存在しないんで。

※参考:↓めちゃくちゃ大事なことが書いてある記事シェアするので読んでみて下さい。
webちくま 松原耕二「生き抜くための"聞く技術"」
第13回 “両論併記の罠”に気をつけよう

やっと自分の中の怒りを言葉に出来て、まとめられて少しだけほっとしました。
自分のための記事でしたが、誰かの行動や、考えるきっかけになったとしたら、それ以上の幸せはありません。


■参考リンク

この問題を考える上で見たり読んだりした記事やツイートたちをいくつかご紹介します。

WEZZY
全米でデモと略奪「黒人に正義を!」〜ジョージ・フロイド殺害事件

↑事件発生の背景から抗議デモに至るまでの経緯まで、分かりやすく的確にまとめられています。私はこの記事で、彼を見殺しにした警官の内2名がアジア系だったことを知りました。記事内の映像も見てほしいです。

BBC NEWS | JAPAN
「黒人のアメリカ人として恐ろしい」 警官による黒人男性死亡で若者たち

↑渦中のアメリカ人の声。白人特権・黒人差別というものが、我々の想像を絶するものだということがよく分かります。

我々も差別問題の当事者!黒人差別の抗議活動について【せやろがいおじさ
ん】#BlackLivesMatter

↑みんなのせやろがいおじさん。ここまで読ませておいてあれなんですけど、これさえ見てもらえればほとんど何も言うことないです。本編後のアフタートークまでが本編です。最後までお見逃しなく。

↑運動が始まった後、アメリカに飛び取材を続けている
ジャーナリスト:大袈裟太郎 = 猪股東吾 @oogesatarou さんのツイート。
今現在の現場の様子、人々の様子が分かります。危険をかえりみず、リアルな情報を配信して下さっています。感謝しかないです。

BBC NEWS | JAPAN 公式ツイッター
BBCニュース - 20秒以上の沈黙 カナダのトルドー首相、トランプ氏について意見求められ

↑米国トランプ大統領の言動について意見をもとめられた、カナダ トルドー首相の会見映像。静かに言葉を選びながら、自国の差別問題の存在を認め、咎めた。「発言しないことはどんなメッセージを与えることになると思うか」と尋ねる記者にも脱帽。良心と覚悟をもって発言する、とはこういうこと。

上記の続きでこちらも。
HUFFPOST
カナダのトルドー首相が抗議デモに参加。ひざまずいて「Black Lives Matter」に団結する意思を示す

↑ブラックフェイスに関しても言及してます。この運動に一国のリーダーが加わるのは初めてとのこと。敬意を表します。

↑小中高とアメリカに住んでいらっしゃった あんな @annaPHd9pj さんのツイート。アメリカにおける黒人差別とアジア人差別の明確な違いについてまとめてくださっています。アジア人は白人側に分類される感覚、合点がいったと同時に大変な衝撃を受けました。私たちは自覚していないことが多すぎる…。連なっているツイート全部読んでください。

FRONTROW
Black Lives Matter運動にお金を出さずに/お金を出して寄付する方法【日本語解説】

↑日本からも簡単に運動をサポートできる方法が紹介されています。動画見るとこから始めてみよーぜ。関連記事も勉強になるものばかりです。


ありがとうございました。


#BlackLivesMatter
#AsiansForBlackLives

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