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1年経ったよ、1年前の自分よ。


初めての緊急事態宣言が発令されるということになり、
諸々あって演劇が大バッシングを受けて自分の精神的な限界地点になんか限りなく近づいているぞ~って気が付いたあの日から、約1年経ったみたい。

1年経って今の私が、1年前の私に何か言葉をかけてあげられるとしたら、ただ辛かったねって言って、抱きしめてあげたい。何が起こってるかも分からなかったし、混乱していた。そんななか一番好きなものが世間からバッシングを受けて、なくなっていくのを目の当たりにしたのだ。こんな記事も書きたくなるよそりゃ。

去年の私に今の私から伝えられる良いニュースは、マスクする人がより増えたよってことくらいかな。
PCR検査体制は相変わらず拡充されてなんかないし、病院や医療従事者への高額な補填だってないし、映画館、劇場、飲食店に加えて、謎に本屋さんまで閉めろって言われてるよ。
でも満員電車は運行してる。あなたも自転車通勤続けてる。学校も閉まってない。

芸術文化活動に対する新たな補助制度は、配信公演には適応されないらしい。不特定多数の客を集めろと、書いてある。なんて不条理。
今日の東京都の感染者数は425人。去年はこんなにいなかったよね。信じられないかもしれないけど、年始には1000人に届きそう(届いたっけ?)だったんだよ。東京だけでね。

1年前の私が聞いたらびっくりして卒倒するだろうな。あまりに何も変わらなくて。何度もいうけど、先の記事を書いたときの私は全てにおいて本当に限界だったから、そんな時に今の状況なんか聞いた日にゃ、マジで取り返しのつかない行動をとっててもおかしくなかったと思う。
よかったよ、そんな術がなくて。ほんとに。

でもね、
台湾はあっという間にコロナの呪縛から解き放たれたし、オーストラリアとニュージーランドの国交は隔離期間不要となった。イスラエルでは国民のワクチン接種は55%完了した。先日10ヶ月ぶりに、新型コロナウイルスによる死者が出なかったとのこと。
俯瞰して世界まで視界を広げたら、事態は好転しているように見えなくもない。

良くも悪くも、今の状況を冷静に見つめられるようになった。慣れてしまった、ともいえるかもしれない。でもそのおかげで、当時のような、取り乱して、カーテンを引き裂いてそのまま泣き叫び出したい、なんて思うような、悲痛な衝動は起こらなくなった。
心が安定したという意味では、良い状態だと思う。

代わりに、静かに、ずっと怒っている。

少しずつ分かってきたことが増えてきたお陰で、
明確に何をするべきなのか、何を注視するべきなのかも少しずつ分かってきた。
怒ることは疲れるけれど、怒ることを辞めたら、本当に何も進まないのだということも、この1年で嫌というほど分かった。

1年前は、怒ると同時に悲しくなって、つらくなっちゃってたけど、今はただ静かにメラメラと怒っていられる。
冷静に、取り乱さず、怒るべきところに対ししっかり怒りを表明しながら、
引き続き頑張って行こう。

感染症対策も、もちろん引き続き努力していきたい。
昨日ガチめなチャリを買った。これからも自転車移動頑張る。

この1年で、延期も含めて流れた仕事は多分4本。
今年はひとつも流れてくれるなよ。

最後に、3度目の緊急事態宣言において、公演を中止、自粛せざるを得なかった皆様、心よりお見舞い申し上げます。本当に、つらい。
飲食店も映画館も劇場も書店も百貨店も、20時消灯のせいで暗い道を歩かなきゃいけない方も、頑張ろう本当に。

でも踏ん張ってるだけじゃ何も変わらないから、うん。……頑張ろう(多くは語らん)

すげえ落ち着いてるじゃんわたし。逆に心配←
そんなわけでまあまあ元気にやってます。
お仕事があればなお良いナーーー^^^^(ちらっちらっ)



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