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TOHOシネマズ「ONODA」を見るまえに…



小野田寛郎(おのだひろお)さん
のことを書こうと思います。


小野田寛郎(おのだひろお)さん

50代以上の方なら「小野田さん」と聞くと
「あぁ、小野田さんか」と思う方も多いと
思います。

それより若い方は、あまり知らないのかも
知れません。

小野田さんは
1945年の第二次世界大戦終結後も
終戦を信じず、

29年間、フィリピンのルバング島で
任務を遂行し続けた人です。


29年間…
想像を絶する長さですね。

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1974年(昭和49年)3月12日に生きて
日本に帰ってきました。

この時、
大変なニュースになったので

50才以上の人なら、その記憶が
あるのではないかと思います。

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私は、まだ小さかったので
当時の小野田さんの記憶はあまりなく

2014年1月に亡くなったことが
短いニュースで伝えられ
「あぁ、小野田さん死んじゃったんだ」

と思った程度でした。

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でも、小さかった私も
40年以上生きてきたので

29年間も一人で任務を遂行していたって
どうゆうことだろう、と気になり
調べてみると

書籍なども多数出版されていたので
1冊だけ買って読んでみました。


ただ、


本当は、読むのがちょっと
怖かったりもしました。



小野田さんの人生に比べれば
おそろしくたるんだ生活をしている

平和ボケの自分が
小野田さんの本を読むのは
怖かったんです。

何か、怒られるのではないか?
といった心境でしたね ^^;

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でも、本の内容は
全く私の想像と違っていました。

小野田さん自身が、ルバング島で
どのように過ごして来たのか

何を考えていたのかが
淡々と、力強くつづられていました。

平和ボケ日本人に対する
厳しい言葉などは
見当たりませんでした。

ちょっと、ほっとしました。

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もちろん、小野田さんのことは
小さい頃の帰国のニュースしか
知らないので

本の中には、私の知らない事が
たくさん書かれていました。

初めは大きな部隊で上陸し
徐々に、戦死や投降で仲間が減り

1972年(昭和47年)
最後の仲間だった小塚さんが
地元の警察に銃で撃たれ

ついに小野田さんは
1人きりに


最後の仲間・小塚さんと二人になってからの
場面は読み進めるのが怖かったですね。

だって、小野田さんが1人きりに
なってしまうのはわかっているから

小野田さんの回想のような形で
書かれていたため

どきどきしながら

途中、ときどき

本を閉じながら読み進めました。

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これが、本当に、実在する人物が
経験した事実なのか?


まるで、誰かが書いた
物語のような感じさえしました。


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そして今年、映画が上映されます。
2021年10月8日
TOHOシネマズ日比谷 他


私としては、
観るのはかなり勇気がいります。

でも、ぜひ観たいと思っています。

どんな風に仕上がっているのかは
全くわかりませんが

人生の多くの時間を
戦争という時間で過ごす日本人は
この先、生まれないはずで

小野田さんが、最後の一人です。

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なぜ、小野田さんは29年もの長い間
任務を遂行することができたのか

それは「目的がはっきりしていたからだ」
と著書の中で語っています。


ルバング島で生き抜いて
味方の上陸を待つ

それが小野田さんの使命でした。


29年間
サバイバル生活を続け
仲間の到着を待ち続ける



できるか?


と自問する前に答える
「できない」


できないでしょ、そんなこと!!

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最近読んだのも含め、
私が読んだのはこの2冊です。
※「生きる」は定価1,000円なんですけど…。

「小野田寛郎の終わらない戦い」は、
戸井 十月(とい じゅうがつ)さん
という作家さんが書いたもので

小野田さんの子供の頃の話しから
中学、戦争、帰国後のことについて
本人との対談も含め
客観的に書かれています。

詳細なデータなどを知りたい方にはオススメ。

「生きる」
小野田さん本人が書かれたもので
主にルバング島での様子が書かれています。

小野田さんの体験を感じたい方には
こちらがオススメですね。

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小野田さんは帰国後、
日本での生活に耐えられず
ブラジルに生活の拠点を移しますが

金属バット殴打事件をきっかけに
日本の子供たちのために
再び日本で暮らし始めます

そして「小野田自然塾」という活動を
通じて日本のために貢献し続けました


なんでこんなことが出来たのか

小野田さんの話を
本人から直接聞きたかったですね。



本人が
なりたくてなったわけでは無いけど
すごい日本人の一人だと思います。



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50才以下の方って…
小野田さんのことご存知なんでしょうか?
コメントもらえると嬉しいです(^^)!

もちろん、50才超えの方のコメントも
大歓迎です。

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映画観てきました 2021.10.10追記