実力がない事を”恥”から”楽しみ”に変えた話。
こんにちは。macoです。
今日は、私の恥ずかしいこと、について
お話します。
恥ずかしいというか、あまり表に出したくないことです。
それは、
”キャリアに対して実力がともなっていない”
ということです。
キャリア10年以上なのに実力は新人並み
私は本職のアニメーションに携わって10年以上経つのですが、
いまだに実力が新人並みである
ということに、恥ずかしさがあります。
サボったから、ということもなくはないのですが、
どちらかと言うと、
仕事に集中できなかったからだと思います。
これも厳しい人からすれば、言い訳としかいえないかと思いません。
実力が伸びなかった理由
もともと本業の仕事が不安定だった為、
本業以外にも仕事を持たないと、と思い、
副業関係の仕事を探すことに気がとられていました。
休みの日には、副業につながるような講座や資格試験を受けたり、
自分にあうビジネスコミュニティはないか探したり、
そういったイベントに朝から夜まで参加したり…。
仕事をしている時も、情報収集ばかりしていました。
また、憧れで入ったものの、実際についてみると
苦手だったり、興味が湧かない部分もあり、
仕事を好きになれなかった事も影響していると思います。
でも、この仕事をやめるという選択はしませんでした。
絵を描くのは好きだったし、
上手い人の絵に触れられる機会というのは貴重でもあり、
好きな作品や憧れの作品に関われたときは非常に高揚感がある為、
(劣等感を満たしてくれる)なかなか離れられませんでした。
その結果、”長くやっている割には絵が下手”
という残念な現状が残りました。
仕事との向き合い方を変えた創作活動
でもその時はかなり焦っていて、
とにかく先を考えて行動しないと、
人より一歩先をいかないと、
本業もいいけど、稼ぐ力を身につけないと、
と言う思いが強すぎて目の前のことに集中できない状況に
陥っていました。
ですが最近、少し変化が見え始めました。
収入が安定していないのは、今も続いているので、
この状況が良いとは思いませんが、
今は仕事に対するモチベーションが前より上がり始めています。
そのきっかけは今はまっている二次創作活動です。
大好きな作品のイラストを描いたり、ファンとの交流を通して、
自分がどこを目指したいのかがわかってきたからかもしれません。
もう少し具体的に言うと、
「こんな作品を作りたい」と言う動機が最初にあって、
それを実現するのに必要な能力は○○だから、
本業で○○に関連する仕事をしてみよう。
という感じです。
実はこういう取り組み方は以前もずっとしていたのですが、
動機が「人より先に実力をつけないと、また落ちこぼれになる」
だったんです。
これでもやる気が出なくはないのですが、
そこには”苦”が伴います。
焦りと不安だらけなので、長続きしません。
ですが、
動機が”楽”だと、苦手な事も多少ポジティブな気持ちで
取り組めたりしますし、何より気持ちが軽いです。
また、会社から離れて他人を気にしなくて良い環境に
身を置けている事も影響していると思います。
以前だと、周りに競争心の高い人がいたり、
実力で人を判断したりする人がいたり、
周りと比較して落ち込んだり、
気の合わない上司との付き合いにストレスを感じていました。
ですが今はそんな人もいません。
もちろん、
1人でこなさなければならないプレッシャーや不安はありますが、
そこは自分で調べたり、仕事をすることで学んだりして、
積み上げていくしかないので、
自主性がなかった私には、この環境すらメリットかもしれません。
結局、ありのままを見せる方が楽
正直、ここに自分の実力のなさについて話すのは、
まだ恥ずかしさもありますが、
急に力がつくわけじゃないし、
そのことについて考えても仕方ないので、
”やれることを今からやればいいじゃない”
くらいの気持ちでいます。
これは投げやりではなく、
今のままを受け入れながら、努力もするっていう意味です。
中途半端に背伸びをするから苦しいわけで、
いっそのこと認めてしまえば、それ以上余計なことをしなくて済みます。
一般の人からは上手いように見えても、
同業者からバカにされるのがすごく嫌で、
「え?長い間やってて、これだけしか描けないの…?」
って思われるだろうと考えていたからです。
「同業者にバカにされるようなことは、ドンドン言った方がいい」
これ、実業家で作家の本田晃一さんの言葉なんですが、
すごく勇気が持てました。
お話しされていたのは、ビジネスでお客さんを増やすコツなのですが、
一般の人たちに、自分が知ってる知識を披露しても着いてこない、
ということをおっしゃっていました。
直接自分の悩みに当てはまるわけではなかったのですが、
それって、知識だけじゃなくて存在に対しても当てはまるかもしれない、
と思ったんです。
人間って自分に近いものに興味を持つじゃないですか。
遠くの手の届かない存在の人よりも、
自分と変わらないな、
と思ってもらえるポジションにいるって、
実は特なのかもしれない。
それに、自分も”先生”みたいな立場より
友達みたいな感覚で接する方が性に合う。
変なプライドも持たなくていいし、浅い知識を話すことにも抵抗ないから。
これって、すごく楽だなーって。
二次創作は、ありのままで”楽”を味わえるもの
二次創作活動は私にとって、
生活を充実させてくれるものであり、
ありのままの自分でいられる活動です。
この、自分を楽にさせてくれた二次創作という創作活動を
これからも、もっと楽しみたいと思っています。
二次創作や活動内容などについては、また詳しくお話ししたいと思います。