せ〜の!
小学校の時の面白おかしいエピソードを書きましたが、本来は、笑い話にできない話ですけどね。楽しく読んでいただけるとありがたいです。
●最高裁判所裁判官国民審査にヒントを得て…
前置きとして、小学5年生に新しい学校に転校した(居住地が変わった為)のですが、旧学校が、30人二学級に対し、新たな学校は、ひとクラス、な、な、なんと、40人学級。
せっかく空気の美味しい、緑あふれる、田舎の学校に引っ越ししたら、こうだった。周辺地域の、お父さん・お母さん、夜は頑張ったんですね。
まあ、この体験(後述)が、発達障害の誘発の大きなキッカケになりましたけどね。
話を戻します。だから、新しいとこに、馴染めなかったんですよ。
だって、ずっと、その仲間だけの環境で、6年間、この40人の関係は続いて行くんですよ。その5年目に放り込まれ。無理無理…
5年生以外は、「ナニコレ珍百景」で紹介されるような過疎地の学校。ひとクラス15人あたり。全校生徒、120人くらい。勿論、今は閉校となりました。
だから、班長・副班長、キャンプのリーダー、修学旅行… 掃除の縦割り班の班長、委員長など、選挙が乱立。
卒業式を迎えるまで、1番多い授業は、その為の話し合いと学活(と道徳)でした。
国語・算数・理科・社会の4教科は、公文式と補習塾で学びました。これは、ガチで嘘のようで本当の話。
転校したてでも選挙に出なアカン。1番最初の選挙で、班長選に立候補するのですが、見事に不当選。
そりゃあ、そうですよ。新党立ち上げて、マニュフェストが無い状態ですもん。
そして、それ以降、事あるごとの選挙。見事に、全敗。
本来は、机に顔を伏せて、挙手して票を数えるシステムでしたが、選挙管理する奴からは、
「お前は、二票しかなかった!」
と管理者としてはあるまじき行為。
それを大声で言われ続けるんですから負のループ。笑いという供託金ですよ。
1番酷い選挙エピソードは、定数6に対し、立候補者8人。さあ、どういうシステムにするかと言う話し合いに。
①信任投票として、一票にひとりの氏名を記入する。40人学級ですから、母体数が少なく、果たして、その人が適任かどうか分からないから、駄目。
②じゃあ、原始的なシステム。6人の氏名を記入しましょう。それは、開票作業がかなりめんどくさい。よって不採用。
シャキーン!!!
そこで、私は画期的なシステムを考案しました。
③不信任の2人、つまり落選させたい人の氏名を記入する。
社会の授業の時(もちろん、塾で)に、最高裁判所裁判官国民審査のシステムをそのまま活用しました。名案だと思い、採用になりました。
ただ実際、国民審査は、今まで弾劾された裁判官は1人もいませんし、担任の先生は、想定される最悪のケースを把握してたんでしょうね、「大人ではそう言う選挙はないとだけは覚えて置くように」と、渋々許可しました。
さあ、開票結果。リアルタイムで、選挙管理委員が、正の字を書いて行く。
正
正
正
正
正
T
ぶっちぎりの不当選。正の文字が、候補者の下に、一列で書ききれなくなる位の票数。
生まれて初めてですよ。あんな数の正の字。
今となってはいい思い出です。しんどかったけど。
実は、同じ町内の小学校への転校でした。4年間旧在籍の小学校の。旧小学校では涙涙の別れでした。でも、近所だし、2年後にはまた、中学校で一緒になるから、頑張ろうねって。
結局、中学校もさえなかったけどね。イ●メでね。その種となったのは、その40人学級の母体の人だけでした。
大人になって同窓会や、盆と暮れには飲み会に時たま参加しますが、率先して仕切ってくれるのは、全員、旧小学校の4年間一緒だった方の仲間たち。そして、中学校時代に味方になってくれたのも、救ってくれたのも、その仲間でした。こころから、その2学級60人に感謝してます。
一方で、2年間の40人学級で連絡取れる人は1人もいませんし、連絡もしたくないです。もちろん、卒業文集は、早速廃品回収に出しました。
ムリクリ面白おかしい話にしてみました。
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