思いのまま、心を解放していれば、心地よい疲れとなる。
昨日あれだけ歩いてヘトヘトになったぴぃ。
今朝は6時に起きてきて、3時間みっちりゲームをした。
それでもまだ9時。
時間を持て余し、今日は当てもなくどこかへ歩いて行きたいと言い出し、ワクワクし始めたぴぃ。
どこに向かうか考えてるうちに、やっぱり私の実家へ歩いて行く!となった。
私の実家へも車でしか行ったことがない。
ルートを知らないぴぃはまた、自分で道を見つけて行きたいと言う。
坂道も多く、この暑さも考えたら、なかなかタフな時間になりそうだ。
でも、やっぱり意欲的なぴぃを見てると安心する私がいた。
水を入れたミストの容器と、ハンディファン、クールタオルを首に巻き付け、準備万端で繰り出す。
徒歩で片道45分。
今日は間違えずに到着することができた。
ぴぃは、実家への道のりを、車の中から見た景色しか知らないから、道を覚えていたというよりも、空に近い景色だけをたどっていたという。
オレンジ色の逆三角の屋根、同じつくりの屋根が並んだ住宅街、高いところに生い茂る木の形。
私が意識して見ることのなかった景色をたくさん知っていることに驚いた。
実家に着くなり、万歩計を見ると、約5,000歩だった。
それを知ったぴぃは、「そしたらママ、今日も往復10,000歩行くね!よかったね!」と言った。
昨日のお出かけはショッピングの分も入れると、往復15,000歩だった。
最近下半身太りが気になり出した私は「私、1日10,000歩は歩きたいな」と昨夜パパにボソッと言っていた。
それをしっかりこそっと聞いていたぴぃ。
あれ?もしかしたら、私のために歩いてくれてるの??と思ってみたり。
しっかり体を休めて、再び歩いて帰る。
帰りはまた、ぴぃの大好きなアニメの話をたくさん聞かせてくれた。
かかった時間は行きと変わらないのに、帰りの方があっという間にお家に着いた気がして2人で笑った。
「楽しい話してるとあっという間だね。でも疲れた〜〜!!」と言って、部屋に入るなりゲームを開始したぴぃ。
娘よ、母は君の天敵ミッケは体の疲れが好物と思ってきたよ。
だから君を疲れさせるのが正直怖い。
昨日も今日も、帰ったらまた母には見えない切り口からミッケが発動するんじゃないかと思ったよ。
でも、つい楽しみが勝って君の思うようにした。
君の思いのまま、意思意欲が伴っていたら、疲れてても大丈夫ってあるもんなのかもね。
今日も体はヘトヘトに疲れてるはず、でも気持ちのいい疲れはまた違うんだね。
小さなミッケをあしらいながら、今も君が笑顔なのが嬉しい。