勉強が嫌いだった娘を改めて受け止めます。
ぴぃが目の前で文集の清書をしている。
ぴぃの要望で、ぴぃが書いた下書きにあるひらがなを、簡単な漢字であれば変換してほしいと先生にお願いしてあった。
するとぴぃは学校で、やっぱり全部漢字で書きたいと先生に伝えたらしい。
5、6年生で習うはずだった漢字、勉強してないけど書きたいと思ったようだ。
そして今、先生が清書用に書き直してくれた下書きを見ながら清書している。
「あーーーー書けないこの漢字!!何これ!!」
読めているのに書けない漢字にイライラする。
「ヤダヤダ!なんで漢字書くって言っちゃったんだろう!!もうほんとやだ!」
「でも、書いてからじゃないとご飯は食べたくない!」
「明日に持ち越したくない!今日で終わらせたい!」
「だから勉強は嫌いなんだ!勉強じゃないけど!見て書くだけだけど!勉強と一緒じゃん!そりゃやりたくないわけだよ!」
「よくみんなこんなことできてるな!ぴぃみたいに発狂してる子いないのかな?」
「ウォーーーー!!ギャーーーーーーーーーー!!」
願望と本音と愚痴が行き来して、私も聞いているのが精一杯、てかうるさい。
合間合間にリズムゲームを挟む。
より集中しない。
ふと思う。
勉強はその気になったらやればいい。
やりたいと思った時にやればいい。
最悪やらなくてもなんとかなる。
でも、やろう!って時が来るかもな。
と思ってきた胸の奥に、「あぁ・・・ぴぃは本当に勉強が嫌いなんだな。」とがっかりしている自分発見。
不登校になるまでのぴぃはなんだったら勉強が好きなんだと思ってた。
ミッケで鉛筆や消しゴムが怖くなって、勉強ができなくなって、学校に行けなくなって、みんなに追いつかなくなって、嫌いになったと思ってた。
完璧主義なぴぃが100点以外の自分が許せなくて嫌いになったと思ってた。
でも文集にはこう綴られていた。
「1年生の頃から勉強が嫌いだった。」
それが今ならちゃんと理解できるよ。
嫌々いた場所から身を削りながらなんとか脱出して、今やっと安全地帯に来たのに、そこでまた苦しめらるなんて、そりゃ嫌だよね。
でも、その文章の続きはこう綴られていた。
「でも友達との勉強は好きでした。なんだか不思議です。」
お友達と一緒だから、乗り越えてきたんだね。
ぴぃよ、目の前にはママしかいないけど、なんとか乗り越えてくれ。
と思いながら、noteを記していると、
「もう半分書いたし、イライラしかしないから、もうやーめた!」
だそうです。
ママは正直がっかりしてしまったけど、いい意味で諦めもつきそう。
今のぴぃが等身大のぴぃだ。