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イスラエルの世界遺産『ユダヤ低地にあるマレシャとベト・グヴリンの洞窟群 :洞窟の大地の小宇宙』

ネゲヴ砂漠の世界遺産遺跡を後にして、車を北に向けます。まだまだ朝も早い時間帯です。イスラエル国内を横断する旅になりますが、途中エルサレムに近いベト・グヴリン国立公園に立ち寄ります。
国立公園内には、ユダ王国のマレシャという都市、そして古代ローマのベト・グヴリンという都市が残されています。
広大な敷地の遺跡内は、車で入場し、そのまま車で一方通行の道を進んで、ポイントを見学するというスタイルです。
見どころは、シドン人の墓という洞窟墓群と、鐘形洞窟群(Bell Caves)です。

古代ユダ王国のテル・マレシャを抜けると、シドン人の墓
墓の入り口。現在はレバノン領であるシドンから来た指導層アポロファーネス一族の墓
美しい壁画が残されている
ペガサスの絵
入口には鶏
音楽家の墓と呼ばれる洞窟の入り口
複雑な造り
名前の由来となった楽隊の絵
全体的に壁画はあまり残っていない
暑かったので遠望するにとどめたビザンティン時代の聖アンナ聖堂跡
鐘形洞窟群へ向かう道は岩だらけ
鐘形洞窟群はアートな感じの空間。コンサートも開かれるという
天井の穴から光が差し込む
いくつものドーム型の洞窟が接続している
有料区域から出て国道の向かいには、ガソリンスタンドがあり、その奥にローマ時代の闘技場跡などが残されている

ずっと砂漠地帯をうろうろしていたので、遺跡周辺の緑が目に沁みました。北へと向かっていることが実感できる光景です。
ここでガソリンを入れなおし、ヨルダン川西岸地区をよけるように作られた高速道路で、一路イスラエルの北部へと高速道路をひた走ります。

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