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103. 救急外来診療の原則集

ミュージカル好き救急医の独白 vol.103
- The Monologue of a Musical-Loving Emergency Physician -

はじめに

今回も, 夏休み期間なので簡単に自著の紹介をさせていただきます.
『内科救急のオキテ』と同時期に執筆していた本です. 見開きで伝えたいことを簡潔に書いたもので, 内容自体は”あたりまえのこと”です. 救急外来は忙しく同時に何人もの患者さんを限られた時間, 資源で対応する必要があります. 検査はどこでも気軽にできるようになりつつありますが, エラーは減っていない印象があります. そんな思いから, いつも心掛けていることをまとめたのがこの本です.

①救急外来ただいま診断中(中外医学社, 2015)
https://www.amazon.co.jp/dp/4498066820/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_LOPoFbDRVFKKK
②内科救急のオキテ(医学書院, 2017)
https://www.amazon.co.jp/dp/426003197X/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_uQPoFb14ED17Y
③あたりまえのことをあたりまえに救急外来診療の原則集(シーニュ, 2017)
https://www.amazon.co.jp/dp/4990950518/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_bQPoFbR6N5R3H
④…

今回のミュージカル

THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE(2020.8.14〜25)
Program Bが本日からスタートしました. MCは山崎育三郎さん. 前回予想した通り, 歌ってくれましたね, いろいろと(感謝).
アッキー(中川晃教さん)の『僕こそミュージック』, やっぱりいいですねぇ. もう一度ヴォルフガング役やってもらいたいですよね. そしてその後の曲, 帝国劇場の舞台で初の山崎トートの『闇が広がる』, ルドルフ役は田代万里生さん. 城田トート, 井上トートとはまた違う雰囲気で感動しました. 必ずや今度はコンサートではなく...

あたりまえのことをあたりまえに

私の第3弾の本です. 救急外来では様々な主訴の患者さんが来院し, 考えることは沢山あります. 毎日沢山の疑問が生まれ, わからないことも多く日々悩みながら診療にあたっています. 毎日の様に新しい報告がなされ, 最新の医学知識を追いかけ頭に入れるのも大変…, しかし最も大切なことはやるべきことをまずはきちんとやること, です. いくら素晴らしい検査ができても, そもそもなんのためにその検査を使用するべきか, 誰にその検査をするべきなのかを正しく理解していなければ, 検査の結果を適切に解釈することはできません.
患者さんがなんとか自分の症状を医師に伝えようと思っていても, 医師がその前に遮ってしまっては話す気もなくなり, 伝えたいことが伝わりません. それでは正しい診断はつけることができず, 検査も適切に提出できるわけはないのです. そんな内容がいろいろと書いてあります. 自分自身日々読み返し忘れないように心掛けています.

目次はこちら↓
https://www.carenet.com/store/book/cg002072_index.html

「指導医が語る心得のような本」と, ありがたい書評はこちら↓
https://www.carenet.com/series/kurahara/cg002081_05.html

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