【社員インタビュー】入社2ヶ月で支店長に昇格し、好調な滑り出しを見せた矢先に待っていた大きな壁。苦境を乗り越えたきっかけは”経営者目線”だった。<サウンズグッドストーリー>
こんにちは!Sounds Salon編集部の中川です。
今日ご紹介する、社員インタビュー<Sounds good story>の1人目はITエンジニア事業推進室の佐々木 勇治さんです。
入社後たった2ヶ月で支店長に昇格し、好調な滑り出しを見せた矢先に…。
「やれると思っていたのに全然できない」「何が正解かわからない」そんな苦境の中、ハッとさせられたのは上司のある言葉だったと言います。
佐々木さんがぶつかった支店長としての壁。苦境から脱した「ある変化」について伺おうと思います!
入社から支店長に昇格するまで
ーサウンズグッドにはいつ入社しましたか?
2019年、40歳の時に転職で入社しました。最初の配属は千葉県の船橋支店で、当時は支店長と、入社1年目・2年目のフレッシュなメンバーと、アルバイト社員の計5人の支店でした。業務内容は弊社に登録した派遣スタッフさんへのお仕事紹介や、取引先企業との商談、企業への新規営業など支店での人材派遣業務を全般的に担当しました。
ー入社当初から様々な業務もあり、苦労したことはありましたか?
それが入社当初は全く苦労は感じませんでした。これまでの社会人経験もあり、「まぁなんとかなるだろう!」と楽観的な考えで挑んだのですが、これが本当になんとかなったんですよね(笑)。上司のフォローをいただきながら日々の支店での業務をこなし、引き継ぎとして企業に挨拶回りもたくさん行きましたし、メンバーともすぐに打ち解けることができて、タイミング良く入社1ヶ月であっという間に支店長代理に昇格しました。さらにその1ヶ月後には支店長に任命されました。
ー入社2ヶ月で支店長に!すごいスピードですね。
私もその時は「意外と楽勝かも?」なんて思っていました。しかし、ここからが大変だったんです。
支店長の仕事というのは「支店の営業戦略作り」「社員のシフト管理」「取引先との商談」「クレーム対応」「社内会議」「数字管理・データ作成」とあげればキリが無いほど、思っていた以上にやることが山ほどありました。それも業界未経験の私にとってはどれも初めてのことばかりでした。
さらに支店内メンバーも異動などで変わり、私が支店長になった時は私と、新卒1年目と2年目の社員の計3名になりました。この二人は社会人になって1、2年目でまだまだわからないこともたくさんありますから、当然、責任者として私がアドバイスや判断をしないといけません。
「こういう場合はどうしたらいいですか?」
「明日の商談不安なので同席してもらえますか?」
と相談してくれる部下のサポートを優先していると自分の仕事は後回しになり、どんどん溜まっていき、深夜まで業務は終わりませんでした。それでも支店長という責任のある立場なのだから、これくらいは当たり前だと思い頑張っていました。
しかしこの後、頑張っても頑張ってもなかなか乗り越えられない大きな壁にぶち当たったんです。
「楽勝かも?」と思った矢先にぶつかった支店長として壁
ー努力家の佐々木さんがぶつかった大きな壁とは何だったのですか?
支店長になってから上司である役員を含めた定期的な会議がありました。ここでは支店の営業に関して「数字」を元に様々な報告や決議をする場なのですが、実はこの時私は、自分の任務は「売上をあげること」だと思っていたんですね。
そんな私が、売上をあげるための新たな施策案を提示すると
役員からは、
「その場合の人件費はいくらで現在の人件費率は何%なの?売上がいくらまで上がったら利益はどれくらい出るんだ?」
と問われ、
私は、
「・・・すみません、確認します。」
としか言えませんでした。
次の会議では質問にしっかりと答えられるよう、万全の準備で望んだ(つもりだった)のですが、そこでもまたもや、
「その場合の利益はどれくらい?それに伴う採用費はどれくらいの予定でいる?」と想定外のことを聞かれてしまい、私は答えることができませんでした。
正直、数字の分析が得意ではない自分にとって、この会議までにどんな準備をしたらいいかわからなくて、答えられないことがとても辛く、でも逃げてはいけない。こういった状況で会議の日が来るのがとても憂鬱になってしまいました。
苦境から脱したきっかけ
ー”何が正解かわからない” この状況をどのように解決しようと思ったのですか?
自分に足りないものは何か?について考えました。でも一人で考えていても正解はでなくて失敗続きだったので、ある日、思いきって信頼している部長に相談してみたんです。
そうするとその部長に言われたのが、
「相手が思う”正解”を100%理解することは難しいよ。
まずは、”もし自分が相手の立場だったら”という視点でいろんなケースを考えてごらん。」という言葉だったんです。
ーなるほど!目線を変えるということですね。
そうなんです。これを言われた時、ハッとしました。それまで私は「雇われている社員の目線」でしか物事を見れてなかったんです。役員なので、当然「経営者の立場」で話をしているんですよね。このことに気付かされました。
私はこれまで「売上」を出すことばかりを考えていました。
でも、「100億円の売上で利益1億円の会社」と、「50億円の売上で利益10億円の会社」どっちが良い経営をしている会社か?と聞かれたら後者ですよね。
ー納得ですね。自分と逆の立場での目線を持つことで他にも何か変わりましたか?
目線が変わったことで、物事をより広い視野で考えられるようになりました。会社から指示された意味もこういう結果に繋がるからなんだ!と理解も深まりましたね。
それまで苦手だった数字に対しても、ただの数字の羅列としてみるのではなく、
「この金額はどこから生まれるのか?」「ここの数字を改善するためにはどの項目を伸ばせば良いのか」など全ての繋がりをしっかり把握して、数字に対して理由を持って説明できるようになりました。
ーすごい成長ですね!
自分でも驚きました。何気ない出来事や、言葉をきっかけに、こんなにも仕事の仕方って変わるんだなと。相談した部長の一言でハッとさせられて、苦手を前向きに変えることができました。
ー苦手な数字、好きになりましたか?
いや、好きではないです(笑)正直今でも苦手ではありますけど、売上や利益が自分の想定通りの結果になると、仕事の幅も広がって楽しいと感じます。やってみると意外と面白いってことには気付けました。
自分が変わったことで得た成果
ー他にも”経営者目線”を持つことで変わったことはありますか?
支店を「自分の小さな会社」として考えるようになりました。そうすると「出費」に関しても、ただ出ていくお金ではなく、「どうせなら、もっとこういう企業との取引に使おう」や「このエリアの新規開拓に使おう」とその先に繋がる利益や可能性を見越して、営業の戦略を立てられるようになりました。
また、これまで以上に「自分たち(支店の社員)が仕事しやすい環境作り」にも注力するようになりましたね。
ー自分だけでなく周りの社員にとっても良い影響を与えられたんですね!
はい、そうすると自然と支店の成績にも変化が見え始めました。それまでなかなか目標を達成できなかったのですが、支店長に着任して5ヶ月目で、目標を超えることができたんです。この期間で月の売上は1,000万円ほど伸びました。目標を達成することは、自分たちの頑張りの一つの成果ですから、当然支店内の雰囲気も明るくなりますし、本当に嬉しかったです。
これからの目標
ー最後に、佐々木さんの今の目標を教えてください。
船橋支店の支店長のあと、私は関東の3支店を管轄とするブロック長を任せていただきました。そしてまだまだ新しいことにも挑戦したいという思いで、昨年11月より新部署、ITエンジニア事業推進室に異動し、「IT関連の人材」に特化した事業を担当しています。
近年、多くの企業が「DX化」を企業成長の取り組みとして掲げ、IT人材が必要とされています。一方で、「2030年に最大79万人のIT人材が不足する」という推計を経済産業省が発表しており、日本では慢性的にIT人材が不足しています。
ITエンジニア事業推進室はサウンズグッドの中ではまだ若い部署ですが、企業が抱える「人材の課題」を迅速に解決へ導くサービスを軌道にのせ、サウンズグッドの未来の中核となる事業部にしていきたいと考えています!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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