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復活のBLAST BEATS

Twisted Electronsの素敵リズムマッスィーンBlast Beats、略してBB。
その発表時、あまりの美しさ(それはルックス、そしてサウンド)に魅了されてしまい、おフランスから個人輸入で購入してしまったほどでした。
んで絶好調に操作しまくってたんですが、ある日の事、いつも通りに電源を入れるとLEDが点滅を繰り返し起動しない状態に。
何度か電源を入れなおし、かつSDカードを刺しなおしたりしているうちに症状は治まり、また使えるようになりました。
そんな事が何度か繰り返されるうち、いよいよ起動ができなくなってしまう事態に・・・
すぐにTwisted Electrons社にコンタクトを取ると「マイクロSDカードの認識がうまくできなくなっています。箱を開けてSDユニットの接続部分基盤を写真に撮れますか?」って事だったので恐る恐る本体を開け、写真を撮ることに。
結果としてSDユニットの接続半田が1か所クラックしており、BBユニットを送り返すか、自分で半田を修復するかって提案をもらいました。
ユニット送り返すと大変だし、今後同じようなことがある度に送り返すのもアレなので自分で試してみますって事になり・・・

まあ、その後はヘタクソながらも何とかSDカードを読み取るようになり、何とか使えるようになったんですけども・・・

その時の修復箇所がこんな感じ。
ほんと、こういうのをしっかり修理できる技術が欲しい・・・
自分、不器用なので。

まあ見てお分かりと思いますが一番左側のが自分で修復した部分です。
不格好だけど大丈夫?って聞いたら「重要なのはSDカードを認識するかどうかという事なので認識してればOK」みたいな感じで帰ってきました。
んで安心して使っていたのですが、数か月おきに同様の症状が発生し、その度に不格好な再修復を繰り返していたのですが、遂にSDカードを全く認識しなくなる事態に陥ってしまいました・・・
再度Twisted Electronsにコンタクトを取ると「OK。大丈夫。ユニットを送って下さい。完全な状態で修理をいたします!」ってご返答が。
んでもって本体を箱に詰め、国際郵便で送ることに。
ちなみにフランスはテロ多発の影響から荷物の受け入れが非常に厳格になっており、通常の外国に送るよりも荷物コードが細分化されていて大変でした。
持ち込んだ郵便局でも荷物コードの詳細がわからず、郵便局員さん総出で調べてくれ(こちらもスマホ片手に色んな情報かき集め)、何とか発送を行えました。
送料は約4000円でしたが、Twisted Electronsが修理費用と返送費用はかかりませんと言ってくれたので、まあヨシって事で。
尚、詳細コード未記入の場合は最悪荷物が戻ってきてしまう事があり、その場合の再配達などが行われない(送料の返金ができない)との事ですが、これはフランスに到着してみないとはっきりしないって事で細心の注意を払って局員さんが調べてくれました。
それでも到着してみるまでフランス国内に配達できるかどうかが不明って事なので、まあ賭けみたいな感じでしたね。
郵便局員さん、ありがとう!

って事で、約1週間後にTwisted Electronsから「荷物無事に届いたよ!なるべく早く修理するね!!」って返答が。
まあ、新作のリリース直前って事もあったので「こちらは全く急いでいないので、まずは新作のリリースに注力を注いでね。」って感じの内容を返信しておきました。
そこから約1か月半ほどたった先日・・・

遂にBBが修理から戻ってきました。
尚、修理費用や送料はかからなかったのですが日本での輸入消費税と立替納税手数料ってのが約8000円かかってしまいました。
これは本体の価格(価値)に対してかかる金額との事らしく仕方のない出費ですね。

箱を開けると遠く、おフランス・ニースの空気が日本に解き放たれた感じがしました。

こちらが完全に修理が行われたBlast Beats。
電源を投入すると全く問題なく起動し、サウンドもしっかりと奏でられました。
修理の内容としてはSDユニットと基盤とを再接続したのですが、安全を期するために半田だけではなくワイヤーでブリッジしたとの事。
また最後に本体の箱を開ける時に上手く外れなくて変になってしまった電源ボタンのユニットもしっかりと直してくれていました。
そしてファームウェアも最新版に入れ替えてくれたとの事で、まさに完ぺきな修理が行われて戻ってきてくれました。

Blast BeatsはサウンドやパターンなどデータがマイクロSDに保存される仕様で起動時にこれが挿していない(あるいは今回の様にSDカード自体を認識できない状態)の場合、起動することができないという部分があります。
おそらく新作のTwistFMも同様(音色等の管理がSDカードで行われている為)となっているので、この部分は怖いと言えば怖いですね。
今回の追加修理の様にワイヤーで補助をしてくれてると助かりますが・・・

まあ個人輸入で購入の弊害と言えば弊害なんですけど、現時点で輸入代理店が無く、日本国内で購入できる手段が限られているので仕方ないですね。
少し前まではFiveGさんで扱ってた記憶があるのですが、現在はその形跡も見当たらなくなってしまったので、代理店を止めてしまったのかも・・・

何はともあれ無事に復活したBlast Beats。
これからも大事に、そして大胆に使っていきたいなーって思っています。
めっちゃジャジャ馬な機種ですけどもね・・・

Blast Beatsに関して気になる方はこちらのTwisted Electronsプロダクトページをチェックしてみてください。

Blast BeatsとLIVEN AmbientØで作った曲です。
BBはサウンドも良いんですが、リアルタイムのトリックが非常に素晴らしい機種なんですよね。

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