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欠点を愛する
誰でも経験があることだと思いますが、変わりたいと思って努力して、ずいぶん時間がかかったけれどようやく変わることができたと思ったのに、結局は何も変わっていなかったということがあります。
その変われなかった部分によって、周りの人に悲劇を与えることもあり、
「やはりあいつはロクでなしだった」
と言われることが多いのですが、その変われなかった部分を愛してくれているごく少数の人がいるということもあります。
自分では欠点だと思っているところが、ある人にとっては長所とは言えないまでもその人の愛すべきポイントであるということがあります。
もしも、変わりたいと思って努力した部分を、目的通りに完全に変えることができたとしたらどうでしょう。
本人は自分の壁を乗り越えられたことに満足するでしょう。
とばっちりを受けることがなくなった周りの人たちも安心するでしょう。
しかし、その人のそういう部分が好きだったごく少数の人は、
「あの人はつまらなくなった」
「何だか寂しい」
などと言うでしょう。
そして、その人のことを深く愛し、濃密に関わり合う人は、そのようなごく少数の人の中にいるものです。
自分の欠点を克服し、更なる成長を求めるのは人間として当然の行動です。
しかしその反面、そういう部分を好きでいてくれた、本当に愛してくれる人の存在も忘れてはいけないと思っています。
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![山谷 知明 Tomoaki Yamaya](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/93404323/profile_f32750b72def036e3df2e8feac9b71a9.jpg?width=600&crop=1:1,smart)