動画のBGMの音量は、-10dbから探ります
今日は動画に付ける音楽の音量についてお話します。
動画への音楽の付け方には2種類あると以前お話しましたが、今日はそのうちの「BGMとして付ける」ほうのお話をしたいと思います。
もう一つの「演出的に付ける」方法でも基本的には同じやり方をしますが、
シーンや演出意図によって音量の差がとても大きくなるので、今回は、「BGMとして付ける」ほうで説明したいと思います。
まず、現在市場に出回っている音楽のほとんどは、楽曲中の最大音量が0dbになるように設定されています。
0dbというのは「音がしない」ということではなくて、「はみ出しがない」という風にお考えください。
ですから-5dbでも-20dbでも実際には音が聞こえます。
逆に、0dbをちょっとでも超えてしまうと音割れしてしまうのがデジタルの特性(欠点)です。
つまり、0dbに設定した状態では、その音楽は最大音量で鳴っているということになります。
ですから、そのような音楽をそのまま付けたのでは、動画の他の音が聞こえなくなってしまいますね。
ミュージックビデオのように音楽だけの動画であればそれで良いのですが、実際には動画に登場する人の声が入ったり、アンビエンス(環境音)があったり、効果音が付いたりしていると思います。
そういう音もちゃんと聞こえるように、BGMの音量を小さくしてあげる必要があります。
僕がいつもやっている方法を話します。
まず動画編集ソフトにBGMの音声ファイルを読み込んだら、ボリュームフェーダーをいきなり-10dbにしてしまいます。
その段階で再生してみて、もうちょっと大きくとか、もうちょっと小さくなどというように最適な音量を探っていきます。
実際にはもっと小さくということが多くて、-12dbとか-14dbとかに落ち着きます。
個人的にはBGMの音量は小さいほうが望ましいと思っていて、動画の音声のメインは、映画やドラマであれば役者さんのセリフであり、その他の動画では動画に登場する人の声ですので、BGMの音量が大きすぎてそういうものが聞き取れないというのではいけないと思っています。
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