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ひらかれた街頭演説を考える

こんにちは 前・御前崎市議会議員のさいとうけいこです。

この仕事をしていてなった職業病の一つに「議員バッチをつけている人に注目してしまう」というのがあります。先日、とある仕事で東京駅で新幹線に乗ろうとした時に、向こうから歩いてきた方のバッチが目に入りました。選挙区の方ではありませんがポスターで見かけた方に似ていましたが、テレビでも話題になっているような方をお見かけするものなのか?ですが。

さて、静岡県では静岡県知事選挙が始まっています。先日、お電話をいただいたりもしたので、とある候補者の方の街頭演説に行ってきました。

実は、私は車の駐車が苦手なんですよね。だから、特にこういうときって「車をどこに止めらたいいんだろう?」って考えたりします。今回じゃないけど、行ってみて、車を停められなくて諦めて帰ってきた街頭演説もありました。とはいえ候補者(と、その陣営)が、駐車場まで「ここを使ってください」ってお世話することまでは難しいのもよくわかってはいるんですけどね、、、。例えば、今回ではない過去の選挙ではお手伝いした市議会議員が街頭演説の近くの店舗から怒られたりした話も聞いていて、その辺りって本当に難しいと思います。
候補者の話をよく聞いて選挙してもらうのが目的なのですから、私はむしろ公共施設の駐車場などでどの陣営も公平に遊説ができるようにしたらいいのではないか?と思っています。

この街頭演説については、各陣営がそれぞれにSNSで告知をされていますが、その前段階で「それぞれの支援団体への告知をしっかりした後でのSNS」なのだと推察します。なので、一般の方への丁寧な周知は後手後手になる感じがしますし、それが一般の方々が参加することへの敷居を高くしている部分もあるように感じます。そもそも、支援団体以外の一般の方が参加することをあまり想定していないようにも思います。

もう一つ、これは音楽関係者が言っていたのを聞いたことがあるのですが、音の悪さというか聞こえにくさ。音響のプロのような方がいる訳ではないので、候補者の方の声の質や話し方のスピードによっては、かなり聞こえにくい。(突然に大きな声を出しすぎて、機械を壊した候補者を見たこともありますが、、、)ここは、はっきり言えば「街頭演説で政策をしっかり聞いてもらうという立て付けにはなっていないから」じゃないかと推察しています。

知事選挙くらいの規模になれば尚更ですが、今の選挙のやり方では支持団体がなければとっても厳しいです。今回の知事選挙で、ちゃんと選挙ポスターが貼れた候補者は6名中3名でした。どれも政党や指示団体がついた候補です。けれども、支持団体があるからこそ、街頭演説も支持団体がアレンジし団体の構成員へ向けての内向きなものになってしまう危険性もあるなあと感じました。

このような仕組みの中での選挙では投票率が年々下がってるのは理解できます。が、それではよろしくないと思います。
ただ、団体に支援されている側も支援する団体も、別のやり方をしたりだとか新規参入とかは、既得権の侵害になってしまうので積極的にはなれないでしょうし、悩ましいところですね。





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