荒木

ギターのサウンドホールに住んでます。 音楽と言葉の力を結構信じてます。

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最近の記事

またレコードが聴きたい

最近、またレコードを買い集めている。 高校生の頃、音楽をやっている友達に影響されてレコードを聴き始めた。当時、レコード鑑賞という行為に対してなんとなく「通な音楽好きの密かな嗜み」的なオシャレなイメージを抱いていた僕は、その良さなんてもの微塵もわからないくせに、背伸びしてそれなりのプレーヤーを買ったのだった。 都内に遊びに出る際には度々近くのレコ屋に寄って、隣でエサ箱を漁るおじさんを真似ながら、理解できないレコードの面白さを必死で探った。毎回なけなしの小遣いでLPを1、2枚

    • マック・デマルコという人

      「好きな音楽は?」「どんなアーティスト聴くの?」と聞かれると、たくさんありすぎていつも回答に困る。最近ちゃんと用意してるのは、「60,70年代サマーオブラブの音楽と、あと田舎くさいブルース」。けど正直、90年代のオルタナも好きだし、ソウル、ファンク、レゲエから日本のフォークも、、なんなら最近はジャズにハマってるんですよねー、、なんて。結局いつも、モゴモゴと口をごまかしながらやりすごしてしまう。 しかしながら、音楽の素晴らしさを前提としたうえで「人として好きなミュージシャンは

      • 100年後

        100年後には、僕が知る人も僕を知っている人も、そして僕自身もいなくなって、全て忘れ去られる。 そんな予感をずっと背後に感じながらここまで生きてきてしまった。まあ最近は「人生100年時代」なんて言われているし、この調子なら50年後にはどうせ「人生150年時代」もやってくるだろうから、実際には100年後も僕はまだまだ元気にやっている可能性は十分にある。だから、ここでは単に「途方もない未来」の話をしていると考えてくれれば良い。ともかく、この予感は昔から僕の頭の中の最も深い部分に

      またレコードが聴きたい