ライブラリーを用いた効果音制作について①
オリジナルライブラリーの重要性
デジタルの効果音制作において、
購入した素材、オリジナルの創作音を
ライブラリー化して管理することは必須条件です。
また、映像に対して音付けを行う際、
オリジナルライブラリーのまとめ方が上手い人=効果音制作の能力
といっても過言ではありません。
ここで間違っていけないのが、
所有している素材の数=効果音制作の能力
ではないこと。
いくら数百万と素材を所有していても、どこにどのような音がある、
または映像を見た際にピンポイントで適した素材をチョイス出来ないと
いくら素材を持っていても意味がありません。
ここで重要なのが、独自にまとめ上げたライブラリーです。
側から見たら、どのような階層、フォルダー分けしているか分からなくても
構いません。
自分にしか分からない素材名、フォルダ名で良いので
『映像を見て、瞬時に適した素材を探し当てる』ことが出来たら
プロ級といって良いと思います。
まだ、素材を持っていない、
結局何から始めたら良いか分からない人も大丈夫です。
以下の内容を踏まえたら誰でも効果音制作の第一歩を踏み出せます。
その前に
ライブラリーを用いて制作を行う際、大切なことは
【効果音制作に才能はいらない。労力、努力が知識となり最大限に報われる職業】
であること。
どのように素材を管理するか。
まず、素材を集める前にそれを管理するツールを所持することをオススメします。
管理するといっても単純な音声管理ツールで良いのですが、
よりスピーディにより、高品質な制作を行いたいのであれば、
ここは非常に重要なポイントです。
大切なのは
1.『管理、検索のしやすさ』、
2.『読み込み、再生スピードの早さ』、
3.『動作の軽さ』
かなと思ってます!
・PC標準のFinder
1.★★
2.★
3.★★★★★
標準機能なので、素材管理は普通に出来ますが、
毎回何万もの素材を検索すると、時間がかかってしまいます。
再生もクリックのラグ、フリーズなど細かなロスですが、
同じ作業を何百回も行う上でとてもフラストレーションが
溜まってしまいます、。
しかし、アプリを使用しないので、動作の軽さは随一です。
・DAW標準の検索ツール
1.★★★
2.★★
3.★★
手持ちのDAWにサンプル素材を検索するためのツールが付いていると思います。
Nuendoの場合、『MediaBay』という機能があり、
ここに手持ちの素材を読み込み、状況に応じて素材を検索できる機能です。
素材の読み込みも比較的スムーズで慣れてしまえば
これでも十分に制作は可能ですね。
・Audio専用アプリ
1.★★★★★
2.★★★
3.★
フリーのアプリ含め、様々なAudio管理型ツールがあります。
そこで、私がオススメしているのが、
『Mutant』です。
SONICWIREが提供しているサウンド素材管理ツールで
10年近く前から?出ていますが、
データベースを前もって読み込みせておくと、
素材1つ1つを再生するスピードがノンストレスです!
素材を探す上で重要なのが、探している際の遅延スピードの無さ
だと思うので、この手軽さはとても他と比べ物になりません。
しかし、結構アップデートされてないので出来れば
新機能を追加しつつ、もっと向上性が増してくれたら嬉しいですね!
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