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Inter BEE 2021 に行ってきた
昨年はコロナ禍でリアルでは中止になったInterBEEですが、
今年は緊急事態宣言も開け、無事開催となりました。
今回はそのレポートです。
R1を投入していざ幕張へ(以下敬称略です)
会場は例年の1/3くらいのスペースでした。
さらに通常よりブース間の距離も感じました。まあ気のせいかもですが。
受付を過ぎて入り口から入ると目の前はプロオーディオ部門でした。
エスカレータ降りたところにスタジオイクイプメントが
無線インカムシステムを展示していましたが、さすがに守備圏外でスルー。
目の前はシグマシステムエンジニアリングのポータブルミキサーが目に入ったので、立ち寄ることに。
SS-884Rex すみません私全く知りませんでした。シグマさんてポータブルな堅牢ミキサーのメーカーだと思ってたんです。
まさか、レコーダーを売っていてさらには外部フェーダーもあるなんて・・・。
おもわず「新製品ですか?」って聞いちゃいましたが、
「いや〜10年位前から売ってます」「失礼しました!!!」
無知というのはアカんですな。
しかし会場では「そろそろ更新時期なんで、これをブラッシュアップした新製品売りたいんですよね。」っと
なにそれめっちゃ興味ある!ということで今後の展開から目が離せませんね。
こちらは小型版のSS-332RexMK2。見た目に反して意外と軽かった。
いやまあΣのミキサーって硬くて重いって先入観あるんですね。
となりは〜SENNHEISER
今回のInter BEEの特徴の一つですが、リモート会議用の設備が目立ちました、SENNHEISERは天井用のマルチマイクこれで28個のマイク内蔵で、
会話してる人を見つけて自動で指向性を調整するんだそう。
最近お世話になりまくってるSENNHEISERの営業の方と、AMBEO VR MICの話から、イマーシブオーディオの事で情報交換。話してたら共通の知り合いが通ったので、勝手に話の話に加えるという暴挙。w
あとは安定のMKHシリーズマイクの展示。特に 8000シリーズ。特徴は指向性な無いところの音が綺麗になるそうです。なので効果音とか収録の人の評判が良いとか。
ノイマンは相変わらず。なんか最近KU 100を見かける機会が多いんですが、
次世代を担うダミーヘッドマイクってないんすかね?
アンケートに答えてマクスをゲット、時世柄ですね。
今回リアルで来たかった一番の理由がSHUREにありました。
ADX1M マイクロボディーパック型ワイヤレスマイク送信機
このサイズ感でA帯とB帯の対応です、凄くないっすか?
こんな感じの専用バッテリーで駆動します。約8時間駆動。
アンテナもなく、マイクのコネクターが本体に半分隠れるデザインなので、
かなり小型です。
そして、ShowLink対応なので直接手にしなくてもリモートで周波数変更やRF OFFができます。まあワイヤレスネットワークを組まなきゃなので、撮影現場ではちょっと運用難しいかもですが、その辺りは説明してくれたスタッフに言ってみました。
受信機はデュアルの単体がこのサイズ、Lバッテリーでの給電もできる。
こいつは音声アウトプットがMINIキャノンだけれど、バックプレートを交換すると、カメラのスロットインや、6PACでも使えます。
6PACだとレコーダーから受信機のモニターできたり、サードパーエィーとの相性も良さそう。
SHUREはアンテナたちも充実してていいですね。
今までSHUREってコンサートホールなどの音楽形のワイヤレスに注力ってイメージがありましたが、ちょとイメージ変わりました。
もう一個気になったのは4chのアナログ-ダンテ変換
アナログの音声をDanteに変換してLANケーブル+ハブ接続したDanteネットワークに参加させるもの。
PoE給電で、アナログインプットのものは48v発生可能。
そして内部にDSPをもってるので、レベルコントロール、サミングミックスもできる。
4本アナログケーブル引くならLAN一本で、4本+給電で延長可能。
小型で使い勝手良さそうですね。新時代のデジタルスネークって感じですね、ベースから延長が必要な場合重宝しそうですね。
ちょっと変わり種ですが、SHIZUKA StillnessPanel スタジオなどの調音のためのパネルです。
この簡易ブースみたいなの体験しましたが、反射音がぎゅーってなくなる感じが、なかなかよかったです。基本騒がしいInter BEE会場で一瞬の静寂を感じました。こういうのも進化するんですね。すごいです。
Solid State Logic
スタジオ周りって巨大なコンソールが、スペースや予算の都合で減りつつありますが、それでも物理的に大きなコンソールってテンション上がりますよね。
最近のSSLって言うとこのモニターコントローラSSL2が好評ですが、
これと相性の良さそうなフィジカルコントローラー
UF8とUC1
特にUC1はかつて4000とか8000とかのコンソールを使ってた方なら、
馴染みのあるノブで直感的にコントロールできますね。
専用のモニターソフトもついて意外と安かった。
真ん中の上にアナログのメーターが付いてるのがテンション上がります。
NEUTRIK
言わずと知れたコネクターのメーカーですが、最近はそこから一歩進んだソリューションを提供しています。
Danteの2ch in 2ch out これもPoE給電です。
YAMAHAのコンソールからのコントロールが可能になって、使用できる幅が広がったとのこと。ホールでの場合メインでの使用というより追加で、楽屋に高音質のスピーカー送るとか、急に追加された影ナレに使うとか。
小型のメリットと2chのIN OUTでちょっとした時に本当に便利そうですね。
Danteの仕様もありますが、コントロールがiOSアプリ使えたら最高なんですがね。
コンチネンタルファーイースト
以前はAdamスピーカーを扱ってましたが、そちらはソニックエージェンシーに移管して、Adamを設計したクラウスハインツが新しく作ったブランドHEDDの取り扱いをしていました。
Adamもそうですが、コーン紙のカーボン化って音の輪郭がくっきりするのと、初速の早い感じが最近のデジタルオーディオとの相性がいい気がしています。
そそ、ヘッドフォンもあるので、これも地味にいい感じです。
自宅などでのリスニング環境の一つの手段かも
今回初めてみかけたんですが、アナログの電波を光に変換して延長
1kmまでいけるそうです。
私の仕事のなかでは中々使用用途が思いつかなかったですが、電波を延長するって発想が面白かったです。
それとC帯を使った音声送受信機。
小型で軽く1mWで300mくらい飛ぶそうですよ。
いわゆるCatch Meの対抗機器ですね。
撮影映像をワイヤレスで飛ばすとなると、最近よく見かけるのがHollylandです
これとかこれとか
こんなのも出ていました。
ワイヤレスマイクですね、このケースが充電台になってます。
↑受信機
↑送信機
RODEのワイヤレスゴーより一回り小さい感じですね。
機能も似ていて本体にマイクがあって、それでも集音可能で3.5のラベリアマイクをつけることもできます。プロユースと言うよりユーチューバーとかが使うといい感じかもですね。
今回プロオーディオに初登場の銀一です
銀一といえばRODE mic
すみません普段お世話になってるのでステマっぽく写真がたくさんあります。気がつくとマイクもアクセサリーもいっぱい増えました。
今回の新製品はRODEワイヤレス ゴーの取り付け用のアクセサリー
が充実してきました。
ワイヤレスゴーはいろんなところでお世話になってまして、ピンマイクだったり本体マイクでの仕込みだったり。
新製品はデスク用マイクスタンドですね。100gでも止まるそうです。
銀一のおすすめフィールドレコーダー
AATON DIGITAL重厚感がすごいですね。
マグネット式のフェーダー付きで中々憧れのレコーダーですね。
ジョグシャトル式の操作感がよいです。
積極的に売っていきたいそうなんで、近々デモしたいですね。
伊藤忠ケーブルシステム
色々ありましたが、リモートMA用の低遅延配信システムが気になりました。
こんな感じで画面にキューを送ることが可能で、
プログラムの音の他にインカム的音声も送信できて、
オンラインMAのリモートNa収録とかに便利なようにできています。
エンコーダーがインターネットに繋がってれば、4G5GみたいネットワークやWifiで受信可能。
こちらは音声特化型のElk LIVE 音楽演奏が可能なレベルでの低遅延で
高音質な音声のやりとりが可能なソリューション。
Inter BEEの会場でならしたキーボードの音を、東京の会社の一室に置いたスピーカーで再生、さらにその音をマイクで集音してInter BEE会場で再生するというデモをしていました。
Mitomo といえば私の中ではテンタクルシンク!ってイメージがあります。
このサイズでタイムコードジェネレーター。
スマフォアプリと連動してそれぞれの機器にタイムコードを供給する便利なやつです。
最近のトピックスで言うと、 Tentacle Track E 同じタイムコードアプリで管理できるタイムコードを内蔵するレコーダーです。
32bitで録音ができます。
あとはORCAのカバンと
サウンド用のハーネス。
今回初めて装着しましたが、思ったより腰で支える感じが良かったです。
NEP 元々はバッテリーでお世話になっていた会社なのですが、カメラの周辺機器や移動用カバンなど多種多様な小物を展開しています。
軽量イントレとか。
ラベリア用の風防とか
最近話題のTAC SYSTEMとレスターコミュニケーションズ
(TACの株式をレスターが取得して子会社になりました)
TACといえばやっぱりこれですかね。
地味にIPがついて新製品に。このモニターコントローラー本当によく見ます。いやまあ、よくできてるんですが、これのところが本当に多いです。
IPって製品末尾についてるくらいです。そうです、Dante対応です
Audiostock
ちょっとInter BEEとしては異質な感じでしたが、今急成長中のサウンドライブラリーの会社です。私もやってますので、よければ買ってください
オーディオストックの坂本さんと。
一つ一つの事象は書きませんが、各ブースで担当者さんと会えて話ができたことが、何より大きいと思いました。
コロナ禍で昨年は開催されなかったこともありますが、久しぶりの人と多く会って話をすることができました。
製品の長所短所を並べて語れる方が多かったので、非常に楽しかったです。
来年もあるといいなあと思いつつ。
各ブースで対応してくださった方、ありがとうございました。
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