TV5.1ch→2chの一考察
以前社内用に書いたものの一部改定
ほぼ備忘録
TVの5.1ch放送は5.1chと2chを同時に送出してるのではなく、5.1chのみ送出している。
TV内で自動的に2chにmixしている。
パラメータ、昔は
Lt = a * (L+(1/√2) * C+kLs)
Rt = a * (R+(1/√2) * C+kRs)
LFEはmute
つまり
全体-3db後に
L=(L)+(C-3db)+(Ls-3db)
R=(R)+(C-3db)+(Rs-3db)
LFEはmute
だったが現在は下記のように
L=(L)+(C-3db)+(Ls-3db)
R=(R)+(C-3db)+(Rs-3db)
LFEはmute
だけで、全体-3dbはしない
【ラウドネス】
MIX公式の変化前の形に対応するため
5.1chラウドネスは+2 dbまでを許容としている
(暫定処理で、数年中に廃止される)
【現場レベルでの対応】
ただしこれだと、
Centerが-3になり台詞が聞こえにくくなる。
これを解決するために、
Center divergenceを緩めて
(一説には90%まで)
リアルL/RにCenterをこぼして
Centerの凹みを回避する
モニターにTVのMIXダウン公式を当てはめた2chで聴感上で調整。
基本はそちらを聞いている。
放送局などでは定番の手段として定着している。
ただしスポーツ番組は慣例としてやっていないところもある
音像はぼやけるが、
あくまでTVスピーカー用なので、
実害は少なくCenterを目立たせるのには有効な手段。
ブルーレイでは5.1ch+2chを入れることが多いのだが、DVDだと容量の都合で5.1のみが入ってることが多いので、そちらにも有効な手段。