脂質の分解

こんにちは。駒澤大学のジムでパーソナルトレーナーをしています毛塚颯優です。今回は、脂質の分解について解説します。

脂質

三大栄養素の中で最もエネルギーが高く、1gあたり9kcalのエネルギー量で、体を動かすパワーの源です。

脂質の種類
・単純脂質(中性脂肪)
・複合脂質(リン脂質)
・誘導脂質(脂肪酸、コレステロール)

脂肪酸には多くの種類がありますが、大きく飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられ、不飽和脂肪酸はさらに一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸、トランス脂肪酸に分類されます。
飽和脂肪酸とは、肉の脂身や鶏皮、ベーコン、ソーセージ、バター、生クリーム、ラードなどの動物性脂肪に多く含まれます。これらの多量摂取は悪玉コレステロールを増加させます。

不飽和脂肪酸には、オメガ３系とオメガ6系の多価不飽和脂肪酸と、一価不飽和脂肪酸の3種類があります。動脈硬化や血栓を防ぎ、血圧を下げるほか、LDLコレステロールを減らすなど、さまざまな作用がある。

トランス脂肪酸は、マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングや、それらを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子、揚げ物などに含まれる。血液中の悪玉コレステロールが増えて、善玉コレステロールが減ることが報告されている。

脂質の分解酵素

中性脂肪は十二指腸で、肝臓でつくられた胆汁酸と一緒になり、さらに、リパーゼという酵素によって遊離脂肪酸とモノグリセリドに分解されたあと、吸収されやすい形になって、小腸から吸収されます。脂肪酸は血液を介して、エネルギー源となります。しかし、エネルギーを必要としなかったのであれば、脂肪酸は再び結合して中性脂肪となり、脂肪組織となって蓄えられます。
脂肪分解作用は減量を助け、結果的に肥満による心血管トラブルや糖尿病の予防や改善につながることが期待されています。

脂質分解酵素を多く含む食品

・みそ
・納豆
・漬物
・アボカド
・ホウレンソウ
・大根
・トマト
　　　　　　　　

こちらの記事は、ダイエット専門パーソナルジム『TRAINER’S GYM(トレーナーズジム)駒沢大学』にてパーソナルトレーニングをしております、毛塚颯優がご紹介致しました。次回の記事もお楽しみに！

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