あっちゃん

何歳になっても愛と喜びを追求して享受する。人生は地球での旅 Youtubeもやっていま…

あっちゃん

何歳になっても愛と喜びを追求して享受する。人生は地球での旅 Youtubeもやっています。 https://youtu.be/UUKu08mA9tM

最近の記事

私の中の柔らかい場所18

リヤドに帰り夕食を食べた後、海の街に向かう為に適当なアパートメントを検索サイトで探しはじめた。 モロッコのwifiは弱くページの表示も遅く、日本にいる時の様に検索できずにイライラしてきた。 そんな時にモハメドから連絡が入った。 「今日は夕方何処に行っていたの?」と聞かれた。 「夕陽を見に行ってた。」と返すと間髪空けずに「誰と?」と言われ「友達と」と返すと間髪空けずに「Fuck You」と送ってくるやいなや、彼が知ってるであろう全ての女性への軽蔑的な言葉のメッセージが送られ

    • 私の中の柔らかい場所17

      ---17--- あれ??どうしよう こういう時って、、、、?? 随分長い時間に感じたけど、おそらく2、3分だろうか 彼の唇が首元に近づいて、髪をそっとかき分けてキスをした。 思わず身体の芯が熱くなり、その先の展開を期待してしまった。 彼の唇は再び私の口元に近づいた。 少し躊躇して顔を背けようとしたが、あっという間に彼に唇を塞がれた。 どの位の時間だったか分からないが、あっという間に太陽は沈んで太陽の強烈な光は消え夜の帳が降りてきた。 少しの肌寒さが、彼の肌

      • 私の中の柔らかい場所 16

        ---16--- リヤドに帰り夕食を食べた。 その晩何だか人恋しく寝付けず、モハメドに連絡したが返信が来なかった。 全く返信が来ないのでイライラしながらも昼間の疲れで眠りに付いた。 次の日の朝10時過ぎに、昨晩は友達とワインを飲んでいた。ハッシシも少し吸ったので頭が痛くて寝てしまった。 と返信が来た。 モロッコの人達は普段お酒を飲む習慣が無いので、お酒が弱い。 ハッシシは友人達で回し吸いしたりするから、断れない雰囲気なのか。 いずれにしても何だか腹が立ち、返信

        • 私の中の柔らかい場所15

          ---15--- 「また明日、この場所で会わない?」 彼に尋ねてみた。 もう少し彼と話してみたいと思ったからだ。 「いいよ。明日なら、またサンセット前の時間で。」 そう約束すると、ひんやりとしたり薄暗さを感じる中で砂丘を駆け下り、それぞれの帰路に着いた。 陽が堕ちるとあっという間に暗闇が迫ってくる様だ。 砂漠のサラサラとした砂に脚を取られながら、足早にリヤドへ向かった。 暗くなると特に方向感覚が鈍るので、自分の行き先を見失わない様に目の前に集中して歩く。 周

        私の中の柔らかい場所18

          私の中の柔らかい場所 14

          ---14--- ある日、サンセットを見に砂漠を歩き砂丘に向かっていた時に、やはり砂丘の方向に向かうある一人の東洋人男性を見かけた。 見た感じ、日本人の様であった。 少し距離を保ちながら歩いていたのだが、彼が立ち止まって写真を撮っていたりしたのであっという間に彼との距離が縮まった。 レンズを覗いていた彼がふと振り返りこちらを見て、私と目が合った。 反射的に私は会釈した。 これは本当に日本人の条件反射的な癖だな ペコペコしてる自分に少し嫌気が差した。 それで彼は

          私の中の柔らかい場所 14

          サハラ砂漠の民とラクダを救うクラウドファンディングは本日最終日です‼️

          【152人の方からご支援頂いております‼️ ありがとうございます😭】 思いが独りよがりになってないかなーっとビビりながらはじめたクラファンも、こんなに多くの方からご支援頂きまして、本日終了しようとしております。 サハラ砂漠は一生に一回は行った方がいい場所と、モロッコリトリートナビゲーターの河野 修一先生もおっしゃっています。 訪れると自分がシンプルに自分に帰れる場所 だと感じます。 観光業に大打撃、一年以上支援金一切ナシの この地に住む人々とラクダが健やかでいて欲しい

          サハラ砂漠の民とラクダを救うクラウドファンディングは本日最終日です‼️

          クラブハウスでゲスト出演します

          明日はクラブハウスで話します‼️ 橋本 永美子さんの 朝からクラブハウスカメラ部 で私が撮った写真と共にモロッコの お話しします✨✨ お話し上手くないから緊張するわー でも聞いてね❤️ #クラブハウス #モロッコ #サハラ砂漠 #カメラ部

          クラブハウスでゲスト出演します

          聞くアーティストウェイ‼️

          ヒマラヤラジオで官能小説を書いたワケについて話したよ☺️ #ヒマラヤラジオ #アーティストウェイ

          聞くアーティストウェイ‼️

          私の中の柔らかい場所 13

          -----13----- 午後の日差しが傾きかけた頃に、モハメドが迎えに来た。 4駆の車で、砂漠の少し奥の方まで行くことになった。 昨日とはまた違った景色が眼前に広がっている。 見る限り砂だ。 仮にここで車を降りて歩いたとしたら、絶対生きては帰って来れないだろうな なんて事を考えていた。 砂丘を何度も乗り越えて、車が停まった。 車を降りると、モハメドは薄手の絨毯を敷いて、 私に座る様に促した。 本当に遠くまできたものだなーと思いながら、 カメラのシャッタ

          私の中の柔らかい場所 13

          私の中の柔らかい場所 12

          -----12----- 砂漠の朝日を見た後、ラクダでリヤドに向かった。 昨日砂漠に向けてラクダを引いてくれたキャメルマンは、黙々とまたラクダを引いてくれた。 昨晩あった事を知っているのか知らないのか しかし彼の時々ラクダの様に大きな透き通った瞳で見つめられると、全て見通されている気がするのだ。 彼の少年の様なクリクリとよく動く茶色の瞳にじっと見つめられたら、外国から来た殆どの女性はノックアウトされてしまうのではないか。 頭に分厚く巻かれたターバンと小さな顔と、決

          私の中の柔らかい場所 12

          実はクラウドファンディング挑戦中です‼️

          訪れたモロッコは日本からとても遠い国であるのに、何故か懐かしく感じるものがあります。 日本での様々なしがらみから意識が解放されていく夢にまで見たサハラ砂漠と、ホスピタリティに溢れフレンドリーな先住民族ベルベル人達に感動しました。 多くの人と交流し、国や文化の違いを越えた人との絆を感じました。 またサハラ砂漠の砂はとても優しく、砂に横たわると自分の身体が優しく受容されて、 まるで自分と砂が一体になる様な生きているからこそ味わえる砂の感覚を噛み締めました。 今回は旅人に多

          実はクラウドファンディング挑戦中です‼️

          私の中の柔らかい場所 11

          -----11----- 突然の事で、頭がクラクラした。 とても柔らかな今まで感じた事の無い唇の感触が、私の脳内で麻薬の様に私の身体の感覚を目覚めさせた。 ここで抗う事も勿論選択できたし、軽いジョークとして受け取りあしらう事もできた。 この柔らかい彼の唇の感触は、そこから逃れられない麻薬の様に私の感覚を麻痺させたのだ。 いや、むしろ私の眠った部分を目覚めさせたのだ。

          ¥100

          私の中の柔らかい場所 11

          ¥100

          私の中の柔らかい場所 10

          -----10----- 見渡す限り180度砂漠の中で、神秘的な炎に照らされながら打ち鳴らされる太鼓の音に、段々この世とあの世の狭間にいる様な感覚に陥る。 太鼓の音に合わせながら、現地民族のTamazight語での伝統的な曲を歌う異国の美しい青年達の横顔が、キャンプファイヤーの炎に怪しく照らされている。 そのうちモハメドは太鼓を叩くのを辞めて、私の手を取って踊る様に促した。 手を取られ、私はクルクル回されたりして踊っていたのだが、 少し踊っただけでも乾いた砂漠の空気

          私の中の柔らかい場所 10

          私の中の柔らかい場所 9

          -----9----- 砂丘の砂の上をもう一度キャメルマンに脚を引っ張られながら滑り落ちた。 楽しんでるか? と聞かれて 勿論楽しい! と答えた。 10秒程沈黙の時間が過ぎると、 キャメルマンはマッサージは好きか? ベルベルマッサージというのがあるんだけど、やってあげようか? と尋ねてきた。 砂丘を滑り落ちて私達が今いる場所は、 盆地の様に窪んで 人目につかない場所だった。 少し危ないかな、、、 と思いながら、疲れているのと好奇心でお願いしてしまった。 砂の上に仰

          私の中の柔らかい場所 9

          私の中の柔らかい場所 8

          -----8----- 翌日起きると、プールサイドで爽やかな気持ちでブレックファーストを終えてからスークに向かった。 スパイスやデーツの商店を見た後に、石窯で焼かれたピザを食べた。 中にはたっぷりのスパイスとひき肉、ナッツが入って焼かれており具沢山で大変美味しい。 スパイスとナッツとひき肉が合わせられて、一度食べたら癖になる美味しさである。 食べ終わった後はリヤドに戻り、砂漠キャンプに行く準備をした。 一泊分の荷物をリュックに詰めて、いよいよ出発である。 リヤド

          私の中の柔らかい場所 8

          私の中の柔らかい場所 7

          -----7----- 軽くシャワーを浴びて夕食を食べた。 はじめに先日も食べた様なモロッコ風サラダが出てきた。 程なくして、お馴染みのタジン鍋が出て来た。 他のツーリストグループに比べたら一回り小さな鍋で出てきたが、一人で食べるのは寂しい。 離れた所でモハメドがリヤドのスタッフと話していた。 私と目が合うとモハメドは近づいてきた。 明日はお昼にスークに行って、お昼はベルベルピザを食べる。 夕方から砂漠のキャンプだと伝えてきた。 私は思い切って、一人で夕食はちょっ

          私の中の柔らかい場所 7