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Aguilar OBP-1への換装
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Modulus FB4の4弦を弾いた時の"ブリッ"ではなくハムバッカー特有の"ゴリッ"と感じる音色が以前から気になっていました。ならばハムバッカーを使うなよという声が聞こえてきそうですが、まあそこはご愛敬という事で(笑)。
ちなみにプリアンプはBartolini NTBTが搭載されていました。
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で、なんとか改善したいと思いNTBTは取り外す事にしました。
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それでFB4と言えばレッチリのFleaなのですが、今回は彼が搭載していたのと同じAguilar OBP-1を用意しました。当時の輸入代理店であるRAP CorporationがリリースしていたアウトボードプリアンプOBP-1の中身を取り出して使用します。
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コントロールポットを収める穴がラメ塗装の影響で小さくなっていたので9.5mmまで拡張しました。塗装欠け防止のために手作業にて面取りを行った上で、ボール盤の速度を落として慎重に作業を行います。
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ボリュームポットは手持ちのCTS A500Kを利用したので綺麗ではありませんが(汗;)。また世間一般的には18Vで使用するみたいで電気的には18Vの方が良いのでしょうが、説明書にはどちらでも構わないとの記述があるので自分は9Vで使用する事にします。
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スプリットシャフトはツマミのネジを締めると変形してしまうので、基板材のベークライトで隙間を埋めました。
今回は作業を慎重に行ったのでまるまる半日掛かってしまいました。
このOBP-1は40Hzと4KHzを+18dbまでブーストのみという仕様です。
今までプリアンプ入りのベースを使ってきてカット方向に使った事は無かったので、これで問題ないという判断です。
また嫌な感じがする"ゴリッ"とした音はベースをほんの少しとトレブルを抜けるギリギリまでブーストすることで相対的にカット出来たので、自分にとって満足なベースらしい音色となりました。
一般的にはけっこうブーストしてギラギラさせる使い方もあるようですが、自分のようにほんの少しだけ補正したいという使い方にもバッチリとハマりました。これはブーストする周波数が求めていたものと上手くマッチングしたのだと思います。
NTBTと比較してしまうとよりハイファイに感じてしまうのは、設計の年代による先入観でしょうか?(笑)
もちろんアンプもAguilarということで相性が良いというのも大きいのでしょうが、当然ながら同じメーカーで相性が悪いはずがありませんからね(笑)。