イラク代表 基礎情報まとめ
・FIFAランキング:63位(2023年12月21日発表)アジアでは7位
・AFCアジアカップ出場歴:8大会連続10回目
・AFCアジアカップ最高成績:優勝(2007)
・AFCアジアカップUAE2019成績:ベスト16
◆過去の対戦成績
日本代表はイラク代表と過去12回対戦し、7勝3分2敗で18得点8失点。
直近5試合対戦成績一覧
2013年6月11日|W杯予選:
イラク 0-1 日本
2015年1月16日|大陸選手権予選:
イラク 0-1 日本
2015年6月11日|親善試合:
日本 4-0 イラク
2016年10月6日|W杯予選:
日本 2-1 イラク
2017年6月13日|W杯予選:
イラク 1-1日本
《イラク代表メンバー》
▼GK
ファハド・タリブ(サナト・ナフト・アバダン)
ジャラル・ハッサン(アルザウラー)
アハメド・バシル(アル・ショータ)
▼DF
レビン・スラカ(ブロンマポジカルナ)
フセイン・アリ(ヘーレンフェーン)
サード・ナティク・ナジ(アブハ)
フランス・プトロス(ポート)
アリ・アドナン(メス・ラフサンジャン)
アカム・ハシム(アルビル)
アラン・モヒデン(ウツィクテン)
メルカス・ドスキ(FCスロヴァーツコ)
ザイド・タシーン(アル・タラバ)
▼MF
ユセフ・アミン(ブラウンシュヴァイク)
イブラヒム・バイェッシュ(アル・クウワ・アル・ジャウウィーヤ)
ジダン・イクバル(ユトレヒト)
バシャール・ラサン(カタールSC)
アミル・アル・アマリ(ハルムスタード)
アリ・ジャシム(アル・クウワ・アル・ジャウウィーヤ)
ダニーロ・アル・サイード(サンネフィヨルド)
ウサマ・ラシド(FCヴィゼラ)
アハマド・アレー(FCルーアン)
アハメド・ヤヒヤ(アル・ショータ)
モンタデル・マジェド(ハンマルビーIF)
▼FW
アリ・アル・ハマディ(AFCウィンブルドン)
モハナド・アリ(アル・ショータ)
アイマン・フサイン(アル・クウワ・アル・ジャウウィーヤ)
▼監督
ヘスス・カサス
マドリード出身のヘスス・カサス氏は、かつてカディスでユースやセカンドチームの監督を歴任し、トップチームではスポーツ・コーディネーターを務めた。2010年には当時バルセロナBで監督を務めていたルイス・エンリケ監督に誘われ、トップチームでもスカウトやアナリストを担当していた。
その後、ハビ・グラシア監督のアシスタントを務めたワトフォードを経て、直近では2018年夏から今年2月までスペイン代表でエンリケ監督やロベルト・モレノ監督らのアシスタントコーチを担った。
◆基本フォーメーション
◆直近の試合でのフォーメーション
◆直近の情報
2022年11月に指揮官へと就任したヘスス・カサス監督のもと、いきなり2カ月後に行われたアラビアン・ガルフカップ(中東地域No .1を決める国際大会)を制覇したイラク代表。
北中米ワールドカップのアジア2次予選では、今大会のグループDに同居するインドネシア代表とベトナム代表に勝利している。
また、2023年3月から10月にかけて国際親善試合を6試合行っているが、そのうち9月以降の4試合で前後半90分間を終えた後にPK戦を実施しているのは、アジアカップ決勝トーナメント以降の戦いを想定しているからだろう。しかも勝率は75%(4戦3勝1敗)で、確かな勝負強さを発揮している。
1月6日に行われたアジアカップ前最後のテストマッチでは韓国代表に0-1で敗れたものの、特に前半は鋭いカウンター攻撃で優勝候補の強豪を苦しめた。ロングボール1本で相手の背後を取ってゴールまで迫れるスピードや、その後のセットプレーなどグループステージ第2節で対戦する日本代表も警戒しなければならない武器をいくつも持っている。
また、イングランドやスウェーデン、ドイツなど欧州で育った選手が増えており、将来有望な若手選手も多い。2023年のU-20ワールドカップ出場メンバーからはフェイエノールト育ちのMFユスフ・アミンと国内最高のタレントと目されるMFアリ・ジャシムがアジアカップに招集されている。
U-19スウェーデン代表歴を持つ18歳のFWモンタデール・マジード、9歳からマンチェスター・ユナイテッドで育ち現在はオランダ1部ユトレヒトに所属するMFジダン・イクバルも選出されている。
かつてセリエAでもプレーし“イラクのベイル”とも呼ばれたDFアリ・アドナンらベテランと次世代を担う才能たちが融合した中東の強豪は、アジアの頂点への返り咲きを目指して決戦の地カタールに乗り込む。
アリ・ジャシムはドリブルでの突破力を最大の武器にしている。大きめのストライドながら繊細なタッチでボールをコントロールし、ペナルティエリア近辺では独特のリズムを刻む細かいステップと鋭いフェイントで相手を翻弄する。U-20アジアカップでは彼の変幻自在の仕掛けにU-20日本代表も大いに苦しめられた。
右ウイングを主戦場にしながら、左ウイングでのプレーも苦にしない。左サイドではカットインからのシュートも巧みで、1月6日のテストマッチでも豊かなスピードでカウンター攻撃時に重要な役割を果たした。
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