これからの学びについて
こんばんは。
とりまめです。
今日は勤労感謝の日ですね。
中1の長男がテスト期間中のため部活も休みということで、まったりと家で過ごす一日となりました。
そんな中、いつもどおり隙間時間にVoicyを聴いていると、木下さんのプレミアム放送「強制されないと学習しない日本人」というテーマで、小宮山さんとの対談の内容をもとに、「AIなど新規技術をいかに活用するか、という視点」と、「AIにできない能力をどう身につけるかという視点」について掘り下げていました(⬇︎)。
プレミアム放送の内容がとても興味深く、「教育」というテーマだったのでその特別対談の内容を確認してみました(⬇︎)。
知らない方のために、小宮山利恵子さんの大まかなプロフィールは以下の通りです。
「国会議員秘書、ベネッセ等を経てリクルートで「スタディサプリ」を開発、東京学芸大学で教員、現在は寿司職人の修行中。」
えっ!?
何?この経歴ってなったところで。
ポチッとする手を抑えながら、まずは概要欄を確認してみました。
はい。ドンズバ。ポチッ。
それでは、今日はその有料放送の概要と学びをまとめましたので紹介させてください。
AI時代の学びと教育とは
小宮山さんは、変化の早い時代において、「何を学んでいいか分からない」という質問をしてくる多いと言います。
しかし、その質問者が何が好きかも分からないのに答えようがないと言います。#そりゃそうだ
最近よく聞きますが、日本の社会人の平均勉強時間(仕事以外で確保している勉強時間)は6分で、どこか社会人は「大人になれば勉強しなくていい」と考えている節があるのではないかと悲観しています。
そこで、学びは消費でなく投資であり、どこかで回収できるものであると展開します。スティーブ・ジョブズの言葉を例に挙げ、「学びはドット(点)をつなげる」というイメージと近く、普段からドットばかりを考えると面白くなくなってしまうといいます。
現代では、不変のものがないのでロールモデルは機能しません。
その人のペースで、その人が参考にしたい人のいいところを真似してみるというスタンスでいいといいます。
iPhoneが登場しての社会変化やエストニアのハイテク国家(スマホの中に全てが入っている)を例に挙げ、これまでの10年とこれからの10年の変化の違いの差分は計り知れないといいます。
これからは、変化にキャッチアップするべきでしょうか??
これからは、データで扱えない部分(インターフェイス)の五感とアナログが重要になり、これからは「変数が多くや柔軟性必要な仕事」が伸びるみたいです。例えば、 寿司職人、美容師、鳶職のような。
教育問題
これまでの教育評価は5段階評価でしたが、これからは何かが飛び抜けた人が重宝される時代、学校教育だけでやってると、果たして子供達は育つのだろうかという話で盛り上がります。
そもそも、これからはチームワークでというマインドセットで、苦手な部分は組めばいいという発想で、全体として特性がないと重宝されなくなっている未来がくるそう。
特に、教育分野は変化が一番遅く、義務教育はなおさら新しいことが入りにくく、学習指導要領は去年改定されたばかりで、10年に1回の改定では早い社会の変化に全く対応できていないといいます。
その結果、家庭教育に依存してしまっています。#本来は義務教育は労働資本を高めるために家庭教育に依存しないのが基本
GIGA構想で、児童全員にPCは配備されたが、ITリテラシー格差で先生、学校、市区町村の違いで差がでてしまっています。
根本的に、優秀な先生が集まらない理由は「ジョブディスクリプションがない」ので、担当範囲の明確な基準がないからだといいます。先生がそもそもITリテラシーが低いため、テクノロジー自体はが底上げになっているが、学校による格差が広がっている状態です。
#子供達のPCは最新だが、先生のPCがネットに繋がってないと揶揄
耳が痛いですが、それは親も一緒です。
親は自分の学習に全振りすべきで、常にお学び続けなければ子供との格差が広がるばかりです。さらに、仕事の将来性もアンテナを張っておき、自分が生きてきたサンクコストを整理する必要があります。
子供への寄り添い方としては、やり抜くのは必要ですが、絶対に最後までやりきらないといけないというのは呪いで、子供の好きなように走らせておいて芽が出たら伸ばすくらいでいいといいます。なぜなら、何の仕事に需要があるかわからないから。
発信の可能性
どんな媒体(SNS、ブログ)ででも、発信をしているとフィードバックがあり、さらに、発信することは知識の定着率が高く、思考が整理されるのでオススメだといいます。
しかし、発信するということの最初の一歩が重いのが問題で、多くの人は発信をしていません。それは、完璧主義が邪魔をしていて、どうしても「いいね」を求めてしまうので、誰得(だれとく)や自問自答等の何でもいいのでまずはやってみることが大切です。
教育(勉強)の成果がでる時はなだらかでなく、階段式で「ガクン」と上がるので辛抱が必要です。
とりあえずやってみる
「量からしか質は生まれない」と二人は共感します。
手を動かさないから、質から質を求めていく結果になってしまいます。
それは、答えから探して分からなくなるのと等しくて、「正解を大量に解く」が染み付いている親世代には注意が必要です。「塾で学ぶ」から、「自分で考えて勉強する」ようになれば理想的だといいます。子供のモチベーションは水物で、まずは身体を動かすことで気持ちがついてくるので、勉強を例にとると、「まず机に座る」ことでスイッチを入れてはどうでしょうか。
最初の一歩を大きく考えすぎないように、時間管理(空間、時間)が上手い子になるように、側にいる親が後押しできるかどうかが分かれ目だといいます。
教育はコンフォートゾーンを抜けるところから
ここからは、小宮山さんの寿司修行の話で盛り上がります。
小宮山さんは、寿司の修行をする際に、「寿司スクール」と「銀座の名店での修行」で迷います。自分の中では、「寿司スクール」で決めかけていると、知り合いが強く「銀座の名店」を勧めてくれます。その人の最後のひと推しで「銀座の名店」で修行することに決め、厳しいがいい結果を生んでいるといいます。
これには、飛び込み力として「コンフォートゾーンを抜ける」勇気が必要です。安定(コンフォートゾーン)には定義が必要で、安定が先にあるのではなく、「不安定から安定に向かっている」という前提が重要だといいます。
そのためには、
・本当に自分が好きなことは何か??
・試してみることが少ないのでは
・興味あることはやってみる
ということが大切で、すでに分かっているところ、みんながやっているところはレッドオーシャン(競争の社会)で、経済成長期はいいが、経済が縮小し少子・高齢化しているときは勝てないスタイルだといいます。
これからは、海外でいかに稼ぐかが鍵です。
まとめ
このVoicy対談はすごく内容が濃く、何回も聴き直して、これからの教育のあり方としてインストールしておこうと思いました。
そこで、今後実践していくことを以下にまとめてみました。
1、これからのポジションは需給のバランスが崩れているところを狙う
2、まずは親がやっている姿を見せ、常に学び続けること
3、なんでもやってみること
4、これからの職選びは「手に職系」はいいかも
AIは中途半端なホワイトカラーが駆逐されると言われている
5、仕事は、「学ぶ、働く、遊ぶが一体化」しているのが理想
6、自分がやったことないことはチャンスで学びがでかい
最後に、二人は「回遊魚であり続けること(学び続けること)」を勧めて対談を締めくくります。
以上、非常に学びの多い対談でした。
学び続ける大人と子供をもつ親は必聴の対談です。
気になる方はお早めに。明日までが特別価格配信です。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた明日。
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