お引越し断捨離で氣のリセット
引越しは、邪気を祓う絶好の機会です。不要な物を手放すことで、心の荷物も軽くなります。
私自身、物と氣の関りや断捨離について深く考えたことはありませんでしたが、振り返るとその効果を実感していました。
一気に断捨離する引越しは、長年の不運を解消する特効薬のような存在なのです。
最初の借家の混乱
私が最初に住んでいた借家は、数十年の歳月がもたらした傷みで、傾きや雨漏りがひどく、屋根も危うい状態でした。
家の中は物置よりも酷い状況で、玄関には約100本の傘や使わなくなった道具が散乱していました。
今の家からは想像つかないと驚かれることが多く、あの頃の惨状を撮影しておけばよかったと後悔しています。
子供の頃から自分のスペースだけを整理整頓し、周囲の混沌には目を向けられなかった私、あの頃から胸の内は心配と不安でいっぱいでした。
断捨離の始まり
実家から逃げるように早婚し、すぐに離婚した後は心の安定を求めて転々としましたが、どの場所でも心が落ち着かず、外に出歩いてばかりでした。
そんな中、祖母の介護をきっかけに、両親と同居し別の古い借家に引っ越すことになりました。
この引越しでは、「迷ったら捨てる」という方針のもと、荷物を最小限にしました。この過程で、少しずつ運気の治癒が進んだように感じました。
引越し後、母の入院手術や私の転職と再婚が重なり、まるで憑き物が一気に消えたかのようでした。
この時は、自ら選択するというより周囲が先に整っていったような感覚でした。結婚式の準備にしても、出張ばかりの私はノータッチだったのに、なぜかそれほど親しくない間柄の方々が代わる代わる協力してくださったりして、式当日に至りました。本当に不思議でした。
運気の変化と心の成長
運気が動き出すと、良いことだけでなく試練も訪れます。しばらくして流産や離職を経験し、心身共に辛い時期がありました。
気力なく起きて抜け殻のように過ごす中、半分洗脳のようにしていた毎朝の雑巾がけは、私にとって修行のようでした。心を込めて掃除する時間だけは無心になり、心が癒される世界に包まれました。
新居を探しながら、今住んでいる家に感謝することで、心が謙虚になっていったのかもしれません。今の家にお礼を唱えながら雑巾がけをし、もっと良い家を呼んでくれるようお願いしました。
ずっと後になって気づいたのは、この「今在るに感謝し、執着せず期待する」ことが、宇宙の魔法のコツということです！
母の全捨離
その後、問題多き母の突然の家出をきっかけに、大量の荷物を処分することになりました。
母の物を全て断捨離すると、運気のダムが決壊したように新しい幸せが舞い込んできました。私の資格を活かせるアルバイトや、良い産婦人科、長い間探していた戸建て住宅の情報も得られたのです。
母の動向が不確かだった一方、逆に考えれば全てを整えるチャンスでもありました。私、主人、父の3人で意見をまとめ、あっという間に2ヶ月足らずで条件以上の新居への引越しが実現しました。
真新しい天井を見上げて眠りに就く、この満足感たるや言葉に表せません。年老いた愛猫も引越しを機に家猫生活になりました。田舎の家の丁度良い広さと、庭に出て膝の上で日向ぼっこするくらいで満足していたようでした。
引越しがもたらす癒し
この引越しで、まとまったお金を出せたたことも、運気の改善に大きく寄与したようです。
特に人間関係の断捨離が進み、古い関係が消え、新しい関係が築かれました。
かなしい事でしたが愛猫が旅立ち、入れ替わりで息子とのご縁があったことが、この時期の一番大きな変化です。
断捨離された家の中が風通し良くなるにつれ、心や頭の中も軽やかになりました。
引越しは、すべての物事を見直すチャンスです。一つひとつ手に取り、そこに載った記憶と共に手放していく浄化の儀式なのです。
この経験を通じて、物事への見方も変わりました。貧乏でお金に困っていた頃は、物が沢山あることが安心感で幸せだと勘違いしていました。でも、引越しをきっかけに強制的に物を手放すことが起こり、次第にそれを受け入れられるようになったのです。
物や出来事、人に対する記憶や思い入れを解き放つことで、持たないことの方が心豊かになることを実感できるようになりました。
何度かの引越しを経て、最初は複雑だった感情が徐々に解け、爽快で軽快な感覚にヤミツキになっていきました。
今では、好きで頻繁に断捨離を行い、家の鮮度を保つために毎月模様替えを楽しんでいます。
このような経験から、私は自分を浄化する第一歩として、断捨離をお勧めしています。あなた自身がPower Spotとなるためにも、環境を神殿化することが大切だからです。
少しでも興味のある方には、ほんの小さな部分から、例えば化粧ポーチの中身を整理することからでも、ぜひ挑戦してほしいと思います。
心の世界の変化に驚かれることと思いますよ！