【こんなSNSを求めてる】ゆとり世代が求めるSNSの本当のとこ
右も左もSNS。
スモールビジネスをするならSNS一択。
全国民発信時代にSNSを持っていないことは存在しないことと同義。
そんな言葉がやたらと目につく。
新しいSNSが出てきては、いつの間にか廃れていく。
SNSは別にすごく好きなわけじゃない。でも、新しいものが出ると、一応覗いてみたくはなる。それはなんでだろう?自分に問うてみた。私は、自分が求めていることを体現してくれているSNSの登場を待ち焦がれているのだ。
じゃあ、私が、そしてもしかしたらゆとり世代全般が、待ち焦がれているSNSってなんだろう?どんなものだろう?そんなことを、考えてみた。
シンプルに、これを求めている。というか、SNSにこれ以上ってもう、いらないかも。
ゆとり世代は小中学生の頃にはガラケーがあった。メアド変更のたびに、新しいメアドを教える人を精査して、アドレス帳を整理したりしていた。その後、高校くらいに入るとLINEが出てきた。メアドは連絡手段として使われなくなった。インスタやFacebookも出てきたけれど、基本的に連絡手段として使われていたのはLINEだったと思う。SNSで繋がっていなくてもLINEで繋がっていたら、交流の糸は切れずに残っていたと言える。
唯一の “メイン” の連絡手段と言っても過言ではないLINEも、ひとつ欠点がある。たとえばスマホを買い替えてデータ移行をしたとき。LINEのデータ移行がうまくできなくて、新しくLINEを作らないといけなくなった。こういう体験って皆んな一度はあると思う。このとき、LINE以外で繋がっていなかった人とは、繋がり合うことができなくなる。私世代の人はプライバシーに結構敏感なので、LINEと電話番号を連携していない人が多い。というか、そもそも友達の電話番号なんて知らん。自分のスマホの電話帳を見ても、とっくの昔に変わってしまっている電話番号だらけな気がする。
こうやって、突如、繋がりの糸がプツリと切れてしまった縁が、たくさんある。
それまでの縁だったと言われれば、それだけのことなのかもしれない。でも、それで割り切れる縁もあれば、「もしまた巡り会えたら...」と望む縁もある。
10年くらい前だったら、こんなときに重宝されていたのがFacebookだった。出身高校や大学を書いておけば、レコメンドで当時の友達たちが自分の「友達かも?」リストに上がってくる可能性も高まる。ただ、Facebookにもひとつ欠点が生まれてしまった。上の世代はわからないけれど、ゆとり世代、マジで使ってない。
アカウントだけは、探せば出てくる。「あ、〇〇だ!」とか嬉しく思い、友達リクエストを送る。いつまで経っても音沙汰がない。よくよく見てみると最後の更新が2017年で止まっていたりする。プロフィール写真も高校生や大学生の頃から更新されていない。アカウントは削除されていないけれど、明らかに、もう何年も使われていないのだ。これじゃあ、繋がろうとしても繋がり合えない。意味がない。
じゃあ、他のSNSで探せば?と思うけれど。他のSNSは実名じゃないので、ほぼランダムに設定されていることの多いユーザーネームをどうやって探すか問題が出てくる。そもそも今のご時世、Xやインスタをプライベートで使っている人は、少なくとも私の世代は、みんな鍵垢にしてる。さらに、プロフィールに出身校や大学をわざわざ書いている人もあんまり見かけない。手がかりがないのだ。
ていうか、そもそもインスタとかで繋がっていないの?と聞かれそうだけれど。10代にSNSをがっつり使っていると、どこかのタイミングで黒歴史アカウントも生まれたりするわけで...。少なくても私は、過去15年くらいでインスタやTwitter、Facebookアカウントを何度も消している。消してから、長らく離れていたこともある。そんなわけで、LINEで連絡を頻繁にとりあっているリア友以外は、どんど繋がりが消えていってしまったのだ。それでも、LINEで繋がっていればいいや、と思っていたけれど。機種変したりしたときのデータ移行でいとも簡単にその繋がりが切れてしまったこともあったのは、前述したとおり。
そんな感じなので、すでに知っているSNSの友人のフォロワーから目当ての人を探していってみる、みたいなことも出来づらくなった。これだけオンラインでの繋がりが盛り上がっている時代なのに、本当に繋がりたいリアルな元友人たちと繋がり直すことは、こんなにも難しいのだ。
そういういろんな事情というか、気持ちを考慮した上で、(勝手に)ゆとり世代の代表として作って欲しいSNSってこんな感じ。
正直、こんなSNSがあったらすごくやりたいと思う。LINE(連絡手段)の延長、くらいでもいい。投稿や写真も観れるけど、一番の目的は繋がりの糸を再び結ぶこと。
知らない人、有名な人ばかりをフォローして、知らない人たちのなんか有益そうな情報ばかりで埋まってしまうSNSには、正直もう、疲れたんだよな。本来の、あの楽しかった頃のSNSを、とても、求めているのです。