プレイアブル027『楽しく輝く』

落語を最近聞くようになった。一休さんのような、人をあっと言わるような機敏な言葉の綾を巧みに使える人が、とても輝いて見えるようになった。身近にも学年に1人くらいは居たのではないだろうか。その彼らは、今どこで一体何をしているのだろうか。元気だろうか、どんな人生を歩んで居るのだろうか、そんなことを想像すると心が浮き足立ってくる。

同じ状況でも、一生懸命楽しむこと。言葉の力を使って望む楽しく面白い世界を言葉で創る。
何に面白いと感じるかは人それぞれだが『私はこれのココが面白いと感じるんです』『私はココが好きなんです』『私はコレよりコッチの方が自分にはピタッと来るんです』
そんな主張ができる人が大好きだし、その『コレ』や『ココ』にセンサーが反応することこそが素敵な個性で、一つ一つ全てが素晴らしいなぁといつも人の個性の発露を観る度に幸せなため息が出て幸せになる。

年齢や性差、立場や職業、色々な役割や肩書きよりも、私は『肉は好きだけどシイタケは嫌いだ！』(笑)とか『味は少し薄めにして欲しいんだけど、私が調理してもいい？』なんて素直に堂々と、何の悪気も遠慮もなく、『全ての個性が受け入れられるのは当たり前だよね〜』と感じながら生きているであろう人々と出会うこと、話をすること、心地よい時間を過ごすことが人生で何よりも幸せに感じられる。

お互いの違いを伝え合い、分かち合い、認め合い、時に許し合い、そうやってみんなが笑顔で生きて居られる場所を、まずは自分がそう在りながら生きることで創っていけたらと感じている。それこそが私の感じる『楽輝』であり、今年1年の抱負である。