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上達の近道は意外と身近にある~社会的学習理論~

新年あけましておめでとうございます。今年の目標は決めましたか?決めても2月には忘れているものですが一応慣習として一つくらいは宣言することが多いのではないでしょうか。

そんな私は何か一つ資格を取りたいななんて思ったりしています。

さて何かを上達するのに有名なところで10000時間の法則があるかと思います。
これはどんなに初心者でも10000時間その事について学び実践を繰り返せばプロのレベルまで達する事ができるというものです。
素質や才能、遺伝を超えた「時間」を費やすことで一流になれる道があることは平等に与えられたチャンスのようで魅力的ですよね。
しかしこの10000時間というのは年単位で表すと「10年」の月日になります。
(ビルゲイツも大成するまでに10000時間かかったみたいです)

少し気の遠くなる時間ですが、目安として司法書士で最低3000時間、社会保険労務士で1000時間、行政書士で800時間程で合格を目指すことができるそうです。
同じ時間軸ではないですが、何か頑張れそうな気もしてきませんか?

では、どうやって努力をすればいいのか一つのお話をしますね。

私の好きな話に島田紳助さんの話があります。
それは簡単にまとめると無駄な努力には意味がないということです。我武者羅にやることは自分の不安を打ち消すことにはつながるけど戦略がないと成功へにはつながらないということです。(ここでの成功は自分のなりたい姿のことです)

ここからは私の解釈も入りますが、「意味を持つ」を「目的を持つ」に言い換えると何のためにやるのかを考えるようになりますよね。
何のためにやるかを逆算で考えていくと一つ一つの行動に意味を持たせることが出来るのではないかと思っています。

例えば子供の音読練習にしてもただ文字を読む練習をしているとします。
「どんな物語?」と聞いても「わからない」と返ってくることがあるでしょう。これではスラスラと読めるようにはなっても意味を持ちません。
ここでもまずは目的です。
なんの為の音読なのかが大事ですよね。
どんなキャラクターでどんなことが起こって、だからこうなったんだと理解をすることから始めると少し変わってくるかもしれません。
そのうえで音読を続けていけば自ずと感情が入るようになって一つの言葉に意味を持たせることが出来るのではないかと感じます。

そこで本日のお題である「上達の近道は身近にある」ですが
カナダ人心理学者にアルバート・バンデューラという心理学者がいます。
彼の提唱した理論の一つに社会的学習理論(モデリング)というものがあります。
簡単に言うと(子供は特に)他者の行動を観察をすると真似をしてしまうというものです。いい面も、悪い面もその影響を受け行動として取り入れてしまうといった結果が出ています。
身近な例でいうと攻撃性のある映像を見ると攻撃性を持っていなくても攻撃的な行動に出ることが多くなるといったものです。だからR指定なんてものがあるんですよね。

優しい声掛けをされた子供は他者に優しい声掛けをする頻度が上がるでしょうし、親が本を読んでいれば子供も本を読むことが自然な流れになりやすくなるといったものです。

何かを成し遂げたいと思ったときに
①誰かすごいなと思える人を思い浮かべる
②その人はどんなことをしているのかを思い出してみる又は聞いてみる
③実際に自分でもやってみる
④行動を継続しながら自分仕様にブラッシュアップしていく

結果自己肯定感が上がって上達をしていく

この一連の流れが今年の目標を達成するヒントになるかもしれませんよ。

親としても子供に背中を見せる意味でもモデリングの対象となるよう私も精進していきます。

では次のコラムまでお待ちください。







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