3話 山の神が繋ぐもの

20才の頃
栗城史多という登山家をあるラジオで初めて知った。(単独無酸素で7大陸の山に挑戦)

ある日、彼が岐阜で公演をすることを知り
愛知に帰省するついでに聞きに行くことに

その名も

 " 億万長者集まれセミナー "

億万長者に会えるかな~と
微かな期待をいだきながら足を運んだ。

確かダウラギリやマッキンリー登頂みたいな時期だったと思う。   


当日

こんな無謀な挑戦を意気揚々とやってのける
彼のパワーみたいなものに感動し

DVDを買って握手をしツーショットの写真を当時の折りたたみ式ガラケーで撮ってもらった。
 


そこから時は流れ

僕が28歳の頃
何故だったか栗城くんが
8回目のエベレストに挑戦していることを知った。

その日、彼のインスタグラムを見てみたら
投稿があったので

「栗城さんらしく、下山してくださいね」と
コメントした。

 (当時ラジオで下山の方がキツイと彼が言っていたのを思い出し、無事下山までしきってくださいという思いで)

その日、僕は出かけていて
その帰り車内のラジオから栗城史多滑落か
みたいなニュースが流れてきた。

驚いてインスタのコメント欄を見ると
僕がコメントした先のコメントは
「栗城さん大丈夫? 生きてる?」 みたいなもので埋め尽くされていた

その日、彼はエベレストで生涯を遂げた。


家に帰りそれを知った僕は

最後のコメントに、もっと元氣になるコメントは出来なかったのか!と
軽くコメントした自分が悔しくて

泣いていた。


帰ってすぐ
フックにかけたカバンが
30分くらいずっと揺れていて

それを泣きながら見て

栗城くん来たんだって気づいた

そして 「ありがとう」って言われてる氣がした。 


それからまた時は流れ

髪もだいぶ回復して、そろそろバイトを探して
画材沢山買いたいと思い始めた

32歳の頃
当時、栗城くんのセミナーで買ったDVDのことを思い出し久々に見ることにした。

見終わったあと

栗城くんの挑戦に対しての感謝みたいなものを
動画撮影した。

(アウトプットして頭の中を整理するという習慣からの動画撮影)

そのスマホで撮った自分の動画を見返すと

光の玉、オーブ?魂 みたいなものが

動画内に フワァン と現れ 
クルッと
円を描きまわって飛んでいった。

ほぼ一瞬しか話したことは、ないけど
どこかで繋がってるのかもしれない。


また時は流れ
33歳の頃   2021.12

NFTというものが流行った時期

その流行りにのっかり自分もNFT制作をした。

2022.01.08

NFT15作品目

栗城くんの最後のインスタ投稿を見た後
絵を描いた

すると
まるで悪魔のような神様のような作品が出来上がった。

これはエベレストの神様なんじゃないかと
EVERESTと名付けた。


栗城くんは山に入る前、山の神様に手を合わせていた

役行者は修験道の祖で、山で修行していた

僕の祖父は高野山と御嶽山で修行していた

役行者は高野山も御嶽山も開山した人らしい
(ChatGptいわく)


どうやら 山の神 という共通項で
僕等は繋がっている。



つづく…

↓4話 今世に関わりの深い過去世
https://note.com/soul884886/n/n44d914ec15aa








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