「不登校」の僕

前回の続きです。
前作の見ていない方は先にそちらを見ることを推奨します。

家を出た後

行く当てもなくぶらぶら歩いて

お金には困っていなかったから

年確されないホテルに泊まって

家の方針で

スマホを持っていなかったから

親との連絡手段も 僕の居場所も

何もかも向こうは知らない

「解放」

そんな言葉で僕の心はいっぱいだった

でも結局

連れ戻されるのは時間の問題

持ってきたお金だっていつまでもつか分からない

「無力」

そんな言葉も

頭に浮かんでいた

親からの「支配」

でもそれは僕があの家に居るからであって

そこで養ってもらっているのだから

そこのルールに従うのは

「当たり前」

だけど

限界だった

辛かった

唯一の安らぎだった

友達のいた学校も

今は黒く染まってしまった

僕は悪い子なのかな?

ダメな子なのかな?

親に従えない

学校にすら行かない

最低で

最悪な

人間なのかな…?

じゃあ何のために生きてるの?

分からない。何も。

じゃあこんなものいらない

こんな身体なんて

こんな思想なんて

すべて捨ててしまえばいい

もう、終わりにするんだ


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