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Yelp、Googleを反トラスト法違反で提訴

2024年8月28日(現地時間)、Yelp, Inc.(以下、Yelpという)はGoogle LLC.(以下、Googleという)を相手とする、反トラスト法違反の訴訟をカリフォルニア州の連邦裁判所に提起しました。Yelpは、Googleがその圧倒的な市場支配力を悪用し、公正な競争を阻害していると主張しています。
なお、Yelpは、口コミサイトサービスを提供する米国発ベンチャーであり、かつては日本でもサービスを展開していました。

訴状およびYelpのCEOによるニュースリリースによると、Yelpは、”Googleによる、一般検索市場での支配的な地位を利用したGoogleのローカル検索サービス(googleのレビューサービス)の優先的に表示行為により、ユーザーは、Googleのシステム内にとどまることとなり、多くの広告主がGoogleを利用せざるを得ない状況を作り出している”とし、Googleの行為は、ローカル検索サービスおよびローカル検索広告市場における市場競争を不当に妨害していると主張しています。

Googleは過去にも反トラスト法違反を理由に多くの訴訟を提起されています。この訴訟が今後どのように展開するか、そしてデジタル市場における競争のあり方がどのように変わるかに注目が集まっています。

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