BPSとは

BPSとは、一株当たり簿価(1株当たり純資産)の略称で、企業の1株当たりの純資産を示す指標の一つです。

BPSは、以下の式で計算されます。

BPS = 純資産 ÷ 発行済み株式数

ここで、純資産は、企業が保有する資産から負債を差し引いたものであり、発行済み株式数は、企業が発行している株式の総数のことです。

BPSは、1株当たりの純資産を示す指標であり、企業の純資産を株主に割り当てた場合に1株あたりどの程度の価値があるかを示します。BPSが高い企業は、株主に対して保有している資産の価値を還元できる可能性が高く、企業の割安感を示す指標とされます。ただし、BPSが高いからといって必ずしも企業が良いとは限らず、他の財務指標と合わせて分析する必要があります。