ボリンジャーバンドとは

ボリンジャーバンドは、株価などの金融商品の価格変動を分析するために用いられるテクニカル指標の一つです。移動平均線と標準偏差を用いて、株価の上下のレンジを表し、相場の過去の変動から将来の方向性を予測することができます。

具体的には、移動平均線を中心に、上下に標準偏差の値を加えた2本のラインを引きます。一般的には、20日移動平均線を中心に、上下に2倍の標準偏差を加えたバンドが使われます。バンドは、株価が上昇傾向にある場合には広がり、下落傾向にある場合には狭まる傾向があります。また、株価がバンドの上限や下限に近づくと、その後の株価変動が起こることが多いとされています。

ボリンジャーバンドは、相場の過去の変動から将来の方向性を予測するだけでなく、売買のタイミングを探るためにも使われます。例えば、株価が下限に近づいた時に買い、上限に近づいた時に売るといった具合に、バンドの位置を参考にして売買のタイミングを見極めることができます。ただし、他のテクニカル指標と組み合わせて使用することが多く、一つの指標だけで判断するのは難しいとされています。

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